荒川沙絵さんへ

高校生活最後のレースお疲れさまでした。

荒川主将なくして今の盛岡一高陸上部はなかったと思っています。

私が「荒川沙絵」の名前を知ったのはあなたが中学生の頃です。アルペンスキーで常に上位に名前が載るのを見て、「一高のスキー部に入ってくれないかな」と思ったりしたものでした。

その後、高校１年の陸上記事で名前を発見。
「一高に入ったのか！スキーではなく陸上なんだ・・・頑張って欲しい！」と願っていた春先からめきめきと頭角を現し２０１１年１０月山口国体で見事７位入賞！

その後も数々のレースで勝利を収め、今夏の北部九州総体で念願の表彰台に！

県高総体、東北総体となかなか調子が上向かない中でも、
「絶対表彰台に上がります」
といい続けた強い気持ちを最後のインターハイでぶつけて勝ち得た２位という結果に速報メールをもらった私の携帯を持つ手が震えていたことを覚えています。

時には、人数の足りない剣道部の試合にも出場、スーパーキッズ１期生としての並外れた運動神経とそのポテンシャルの高さには幾度となく驚かされたものです。

そして、荒川主将の魅力に吸い寄せられるかのように、佐々木天さん、川村知巳さんなど頂点を狙える選手が盛岡一高に多数入部。今や盛岡一高は硬式野球部の盛岡一高、ハンドボールの盛岡一高ではなく、間違いなく「女子陸上部の強豪校盛岡一高」となりました。

「２０２０年東京オリンピックでは選手として出られなくてもなんらかの形で関わりを持ちたい」とのお話しを聞きました。少なくとも大学では競技を続けることと思います。これからいろいろと進学先を見定め、競技生活を考えて行かれるのでしょうが、私の勝手な希望を伝えます。

高校時代に全国の表彰台の夢は叶えました。今度は日本一を狙ってください。岩手のスーパーキッズはみんな貴方の一挙手一投足に注目しています。

是非、盛岡一高の後輩と日本一を争うレースを！

陸上の楽しさを沙絵ちゃんに教えてもらいました。

これからも頑張れ！
頑張れ！頑張れ！荒川沙絵！

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