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春季高校野球県大会1回戦:盛工0-1一高

2011年05月19日 | '11夏チームの球跡
盛岡工 0-1 盛岡一(延長12回サヨナラ)

盛岡一:H7 E1 小野寺-十良澤
盛岡工:H6 E2 藤村-松岡

・三塁打 中野(一) 
・二塁打 十良澤(一)、西舘嵩、西舘明(工)

■盛岡一先発メンバー
1.千葉奨⑥(3年雫石)
2.上杉④(3年矢巾北)
3.大友⑤(3年黒石野)
4.小野寺①(3年城西)
5.小野⑦(2年下橋)
6.中村拓③(3年城西)
7.十良澤②(3年城西)
8.鬼柳⑨(3年北上)
9.中野⑧(3年厨川)

【戦評】
盛岡一小野寺盛岡工藤村という県中学選抜チームの左右エース対決となったこの試合は、緊迫した投手戦となり、両チーム無得点のまま延長12回裏盛岡一の攻撃を迎えた。

この回、先頭の8番千葉貴が三振で倒れた後、9番中野が内野安打で出塁すると、1番千葉奨が手堅く送って2死二塁。ここまで、5度の得点圏走者をホームに迎え入れることができなかった盛岡一は、2番上杉の打席で二走中野にゴーサイン。猛然と三塁に走る中野を見た盛工捕手・松岡の送球はランナーと交錯する三塁手・西舘嵩のグラブをかすめレフト前へ・・・左翼手・西舘明の送球は間に合わず、盛岡一応援席が総立ちとなる中、二走・中野歓喜のホームイン!因縁の同地区対決となった、2011春季高校野球岩手県大会メイン会場でのオープニングゲームを盛岡一が劇的なサヨナラ勝利で飾った。

この試合、盛岡一守備陣は、4回の1死一三塁のピンチを4-6-3の併殺で切り抜けるなど1失策3併殺で乗り切り、エース小野寺の好投を堅守で盛り立てた。

県内チームとの練習試合、盛岡地区予選で姿を見せなかった盛岡一エース・小野寺は、菊池達朗(現慶大2年)を彷彿させる落ち着いたマウンドさばき、簡単にバントを許さない投球、ここ一番の制球力と集中力が光った。

盛岡工は、4回と5回の得点機に盛岡一守備陣の併殺網にかかったのが痛かった。地区予選から無失点を続けた盛岡工エース・藤村は、球運なく春は1回戦で姿を消した。

・5月20日付岩手日報  
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