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白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

涙(上)ー乃南アサ

2020年03月10日 | 読書

評価4

乃南アサ13冊目。
時は1964年東京五輪開会式前日。翌月に結婚を控えていた萄子は、婚約者の刑事・奥田勝から「もう、会えない」と突然電話で告げられる。まもなく、奥田の先輩刑事の娘が殺され、彼は行方をくらます。ここから、萄子の奥田を探す旅が始まる。川崎のドヤ街、熱海の温泉旅館、郡山。真相が闇の中のまま下巻へ。結末やいかに・・・?

ただただ、萄子が奥田を探し歩く場面が繰り返されるのだが、物語に吸い込まれる。これが乃南アサの筆力の凄さ!当時の世情が何度も顔を出し、懐かしい。

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