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虚ろな十字架ー東野圭吾

2019年05月15日 | 読書

評価4

中原道正・小夜子の一人娘が殺されて強盗犯は死刑になったが、犯人は死刑を淡々と受け入れ謝罪の声は聴かれなかった。道正と小夜子は事件に悩まされ離婚、今度は小夜子が刺殺される。その背景にある嬰児を殺害した男女の贖罪。死刑制度を問うサスペンス。

3分の2ぐらい読み進んだところでプロローグで示された男女の事件が明らかになって、ようやく登場人物の関係性が判明。ここまでが、「なんで?どうして?」と謎が謎を呼びかなりスリリング。「死刑は無力だ」重い言葉である。死刑制度について掘り下げて考えてみたいと思った。

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