評価5
再読(前回2020年7月3日)。
ティベリウスの後継3代目皇帝は甥のカリグラ。24歳の若き皇帝は大衆受けを狙い剣闘士試合、戦車競走などに湯水のように浪費して早晩に国家財政は破綻。即位当時の熱狂が嘘のように冷え切ってしまい、治世4年を待たず近衛軍団の大隊長によって殺害されてしまう。
上記の他にも、船をつなげて作った海上5㌔の道を騎馬で往復するなど、ティベリウスが残した遺産を使い果たしてしまい、苦肉の策で、皇帝一家の家具調度品、宝飾品、奴隷までもを競売に出して金策に走る有り様だった。
この巻で初めてユダヤ人が登場。商才、学問にたけているユダヤ人だったが、厳格な一神教徒であるだけにローマ帝国は細心の注意をはらって対応に当たったことがよくわかる。ティベリウスによって確立された異教徒対策は「信教の自由は認めても社会不安の原因になることは許さない」ということだった。
再読(前回2020年7月3日)。
ティベリウスの後継3代目皇帝は甥のカリグラ。24歳の若き皇帝は大衆受けを狙い剣闘士試合、戦車競走などに湯水のように浪費して早晩に国家財政は破綻。即位当時の熱狂が嘘のように冷え切ってしまい、治世4年を待たず近衛軍団の大隊長によって殺害されてしまう。
上記の他にも、船をつなげて作った海上5㌔の道を騎馬で往復するなど、ティベリウスが残した遺産を使い果たしてしまい、苦肉の策で、皇帝一家の家具調度品、宝飾品、奴隷までもを競売に出して金策に走る有り様だった。
この巻で初めてユダヤ人が登場。商才、学問にたけているユダヤ人だったが、厳格な一神教徒であるだけにローマ帝国は細心の注意をはらって対応に当たったことがよくわかる。ティベリウスによって確立された異教徒対策は「信教の自由は認めても社会不安の原因になることは許さない」ということだった。
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