評価4
カリグラファーの瑠璃子は夫の許を離れ別荘に移り住む。そこでチェンバロ製作者の新田と弟子の馨に出会った瑠璃子は新田に惹かれて行くが、新田と馨の目に見えない絆の強さに打ちのめされる。別荘を取り巻く自然と3人の男女が織りなす愛のハーモニーに加えて老犬ドナの名脇役ぶりが際立つ。
私の記憶では、今まで読んだ小川洋子作品に登場人物の名前や地名が出て来たことはない(あっても記憶に残らないほど)と思うのだが、この作品には日野瑠璃子さん、新田さん(下の名前のイニシャルはYなのだが名前は不明)、薫さん(苗字不明)が登場。別荘のある場所は東京まで新幹線で3時間で、「車で花巻まで行って飛行機で札幌まで」という記述から、どうも岩手県内ではないだろうか!?という気がするのだが・・・まっいずれにしても、小川作品として、かなり珍しい部類に入ると思う。
小川さんの静謐でチェンバロの音色が聴こえて来るような物語、満喫しました。秋の夜長に最適!
にほんブログ村
カリグラファーの瑠璃子は夫の許を離れ別荘に移り住む。そこでチェンバロ製作者の新田と弟子の馨に出会った瑠璃子は新田に惹かれて行くが、新田と馨の目に見えない絆の強さに打ちのめされる。別荘を取り巻く自然と3人の男女が織りなす愛のハーモニーに加えて老犬ドナの名脇役ぶりが際立つ。
私の記憶では、今まで読んだ小川洋子作品に登場人物の名前や地名が出て来たことはない(あっても記憶に残らないほど)と思うのだが、この作品には日野瑠璃子さん、新田さん(下の名前のイニシャルはYなのだが名前は不明)、薫さん(苗字不明)が登場。別荘のある場所は東京まで新幹線で3時間で、「車で花巻まで行って飛行機で札幌まで」という記述から、どうも岩手県内ではないだろうか!?という気がするのだが・・・まっいずれにしても、小川作品として、かなり珍しい部類に入ると思う。
小川さんの静謐でチェンバロの音色が聴こえて来るような物語、満喫しました。秋の夜長に最適!
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます