白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

30年以上前の仁王新町・三戸町界隈~その1

2023年01月18日 | 盛岡風景


これは本町通三丁目(旧三戸町)交差点にある昔の地図。
時代の特定ができないが、30年以上前であることは確定で40年ぐらいかもしれない。今、残っているのは川口印刷、仁王新町公民館、田中地蔵、青果の藤平、富士火災ビル、真山病院(現真山池田病院)、早川魚店、本町派出所、パークハイツ本町。私の中学同級生の島酒店は中央通三丁目のファミリーマートに転身。寄合の湯、懐かしいな~♪


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ウランバーナの森ー奥田英朗

2023年01月16日 | 読書
評価4

再読(前回2017年4月5日)。
奥田英朗デビュー作。1976年から4年間の夏、妻ヨーコと子供と軽井沢で過ごしていたジョン・レノンをモチーフに綴った物語。過去のトラウマに悩まされ、かつ極度の便秘にも苦しんでいたジョンを気遣った妻はある病院を紹介するのだが・・・

お盆の軽井沢で、ジョンはトラウマの原因となる亡くなった人々に再会することが出来て精気を取り戻すことができ、かつ、便秘も解消しめでたしめでたし。

ジョン・レノンの生い立ちと半生が散りばめられて、ほのぼのとした中にもいろいろと考えさせられる「喪失と再生」を描いた物語。


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純平、考え直せー奥田英朗

2023年01月14日 | 読書
評価3

再読(前回2017年4月14日)。
「抗争相手の組幹部の命(タマ)をとって来い」と命ぜられたヤクザの舎弟・坂本純平21歳。受け取った拳銃と準備金を手に緊張の中で過ごす実行までの数日間をネット掲示板の無責任な書き込みを交えて綴るアウトローの青春物語。う~む、奥田作品としてはインパクト弱い。

ネットの匿名掲示板を取り入れる手法はよく見受けられるが、案外、面白くないものが多いと感じる、湊かなえの「白雪姫殺人事件」も私的には低評価。


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沈黙の町でー奥田英朗

2023年01月12日 | 読書
評価4

再読(前回2018年1月18日)。
北関東の小都市で中学2年生の男子が頭を打って死んでいるのが見つかった。銀杏の木からの落下と見られたが、同じ部活の生徒4人が逮捕・補導される。中学校を舞台に繰り広げられる被害者家族、教師、生徒、マスコミ、警察の息も切らさぬ群像劇。ページをめくる手が止まらないが、ラストが残念・・・

話し手、場面が目まぐるしく変わってジワジワと事件の全体像が明らかになって行く手法が素晴らしい!「さすが奥田英朗!」って感じ。


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