(食べログより)
JR「東京駅」丸の内南口より徒歩2分
地下鉄丸ノ内線「東京駅」より徒歩1分
丸ビル5F
http://www.koiwai.co.jp/restaurant/freminar/
10月17日 キャッチ!ワールドEYES
「東洋のラスベガス」とも呼ばれるマカオ。
約60万人が暮らす東京板橋ほどの小さな町に年間に3,000万人以上の人が訪れる。
その多くがカジノ目当ての観光客である。
町の堅調な経済発展はカジノ産業が支えてきた。
そのマカオでは近年
カジノへの依存を減らす動きが加速している。
カジノ以外のエンターテイメント施設を備えたIR施設の拡張である。
いまは合わせて9つのIR施設群栄されている。
マカオでもトップクラスのカジノを有するIR GALAXY。
不動産開発などを手掛ける香港の会社が7年前から運営。
敷地の大きさは100万㎡。
東京ドーム21個分に相当し
これを倍に拡大する計画もある。
中央には核となるカジノ。
それを囲むようにしてショッピングモールや
高級店から庶民的な店まで取りそろえた約120のレストラン。
6つのホテルに
レジャープール。
そして映画館も。
1つのリゾート地のようなIRは
カジノには興味がない女性や子ども
それに地元の人たちにも気軽に利用してもらうことを目指しているという。
このIRを訪れる人は1日7万人以上。
そのほとんどは中国本土からである。
今年6月までの半年間の売り上げは約280億香港ドル。
日本円で約4,000億円にのぼった。
このマカオの企業がいま注目しているのが日本である。
今年7月に日本で成立した「IR整備法」。
今後IRの開発が行われる場所と事業者が選定される予定である。
日本では初めてとなる事業なだけに
経験とノウハウのある自分たちのような企業の力が必要とされるはずだと
日本進出に意欲を見せている。
4年前に東京事務所を設立し
各地の企業や自治体と接触するなど
日本に合うIRのあり方を検討してきた。
さらにこの夏から始めたのは日本からの研修生の受け入れ。
研修を通じて将来日本でのIR事業を率いる人材を育成する狙いである。
初年度の今年は観光学を生部4人の学生を招いた。
教育分野で貢献することで日本参入に向けた実績作りにもつなげたいと考えている。
4人は4週間 実際にIRで働く人の現場を視察。
どのように顧客のニーズをつかむのかや
IR内の企業が必需品を一括調達してコスト削減を図ることなどを学んだ。
(研修の担当者)
「わが社にはIRの開発・運営で長年の経験と培ったノウハウがあり
それを日本に提供できると思います。」
学生たちはこの日 劇場で行われるショーを体験した。
スタッフの支持を受けて照明や音響の操作を試したり
本物の衣装を身につけて実際の舞台に立ってみたりする。
(研修の学生)
「IRは日本には無いもので
カジノという文化も無い。
日本では学べないのでマカオに来てみないと本当のIRは分からないと思った。」
(IR企業 国際開発担当 ジェレミー・ウォーカーさん)
「日本はIRをつくることができる世界で最後のGDP大国です。
我々には日本政府が求める目標を達成するチャンスがあると思います。」
日本への進出を目指すマカオのIR企業。
新たな市場となる日本の動向に熱い視線を注いでいる。