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“ふんどし” 広がる新たな活用法

2020-03-05 07:00:00 | 報道/ニュース

2月14日 NHK「おはよう日本」

日本の伝統的な下着“ふんどし”。
1500年前から使われていたとも言われているが
戦後 洋服やパンツが普及し日常的に履く人は少なくなった。
ところがこの“ふんどし”がいま女性の人気を集めている。
「おしゃれ デザインがね。」
「楽だよね。
 ゴムの跡がつかないから。」
若い女性に受け入れられるようデザインを現代風にアレンジ。
紐で締め加減を調節できることから
履き心地もいいと人気を集めている。
あるメーカーのふんどしは年間6,000枚も売れている。
(西武池袋本店 インナーウェア係)
「パンツで締めつけると血流が悪くなって
 むくみとか冷え性とか生理不順などに影響を及ぼすと言われており
 それが全く無いストレスフリーのふんどしという事で
 女性の方にも好評。」
介護の現場でもふんどしが活用されている。
事故に遭い
寝たきりの生活をしている あさよさん。
どう改善されたのか。
ふんどしを使うようになってから生活が楽になったという。
普通の下着は体を起こさなければ履けないが
ふんどしは腰を少し浮かすだけで簡単に履くことができるのである。
以前は15分かかっていた着替えが5分でできるようになった。
これまでも脱ぎ着がしやすい医療用の下着はあったが
真っ白で地味なものばかり。
ふんどしは色やデザインが選べるため
おしゃれもできるという。
「普通の人が下着をいろいろ選ぶように
 ふんどしの種類でも選べるという
 種類があるのがウキウキする。
 下着で気分を変えるっていうのが
 いちばん私にとって大事な要素だと思います。」
外国人観光客の誘致に活用しようという試みも始まっている。
「浴衣と一緒にお客さんにふんどしを使ってもらいたいなと思って。」
ふんどしの普及に取り組む中川ケイジさん。
全国の旅館や自治体に依頼し
外国人にもふんどしを締めてもらおうというのである。
(日本ふんどし協会 会長 中川ケイジさん)
「2020年のオリンピックに向けて
 海外から日本に来る方が増えますので
 その機会にふんどしを広めたいなと思います。」
この日滞在していたのは台湾からの旅行客。
中川さんは早速ふんどしをPRした。
初めて見るふんどしに観光客も興味津々である。
中川さんは身振り手振りで締め方を教える。
気になる着け心地は
「締めつけられず身軽な感じがします。」
「温泉の後でも
 これなら汗をかかずに気持ちよさそうですね。」
(日本ふんどし協会 会長 中川ケイジさん)
「ふんどしっていう
 下着を超えたこの物自体の可能性を強く感じているし
 これがきっかけで元気になる人
 楽しくなる人が増えることを僕は信じているから
 この文化は世界に通用する
 広がっていくと信じます。」

 

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