ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

ジングル・ベル

2005年12月02日 | ネタをたずねて三千里

 いよいよ12月になり、これから街の雰囲気は、クリスマス一色に染まりますね。イルミネーションや、ツリーのデコレーションが街を彩ります。
 商店街などでも、クリスマス・ソングがBGMの主役となります。
 その、クリスマス・ソングの代表格、『ジングル・ベル』。これ、もともとはクリスマスとは関係のない曲だったんですってね。ついこの間、はじめてその話を聞きました。


 1857年、アメリカのボストンに住むジェームス・ピアポントが『一頭の馬のソリ』という曲を作詞・作曲して、出版しました。これを『ジングル・ベル』と改題して出版し直したのが、2年後の1859年です。
 1850年代の冬のボストンでは、盛んに馬ぞり競争が行われていたそうです。雪の中を鈴の音を響かせながら走る一頭立てソリの様子を描いた曲が、『ジングル・ベル』というわけです。


 20世紀に入ってから、雪の季節の曲であるところから、いつしか「馬」が「トナカイ」のイメージに変わり、次第にクリスマスに歌われるようになったということです。
 今では、クリスマス・シーズンに世界中で歌われる曲となっていますね。 
 ちなみに、ソリを引いているトナカイ、全部メスなんだそうです。


 もうひとつ、宇宙で(地球以外で)演奏された初めての曲が『ジングル・ベル』なんです。1965年12月、ジェミニ6号の飛行士が、飛行船の中でハーモニカで演奏したんだそうですよ。


        


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コメント (2)
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