ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

シカゴ (Chicago)

2005年12月26日 | ミュージシャン


 シカゴは、ビートルズと並ぶ、ぼくのお気に入りグループです。
 A.O.R.路線、というか、オトナのポップ・ロック・グループとしてのシカゴも悪くはないのですが、ぼくが一貫して最も好きなのは、「ブラス・ロック・グループ」と言われていた頃のシカゴです。
 アルバムで言うと、デビュー作からサード・アルバムにかけて、くらい。


 高校生の頃、町の図書館に併設されていたミュージック・ライブラリーで、「栄光のシカゴ」という、日本編集のベスト・アルバムを聴いたのがシカゴとの出会いでした。
 当時、すでにベテラン・バンドだったシカゴでしたが、ぼくはそれまで聴いたことがなかったので、興味本位でなんとなく聴いてみたのです。


     
     『栄光のシカゴ』


 「栄光のシカゴ」は、デビュー作から3作目までの代表曲をピック・アップしたアルバムです。
 荒々しく迫ってくるブラス・セクションがとてもカッコ良く感じられました。
 単なる伴奏ではなく、ブラスそのものを生かそうという意識がはっきりしているので、サウンド全体におけるブラス・セクションの比重は非常に大きいものになっています。
 ブルージーでワイルドなギター、よくドライヴするベース、ジャジーでテクニカルなドラムスもとても好きです。
 気に入ったらとことんまで聴き倒すぼくです。「栄光のシカゴ」、すぐ買いに行きました。
 当時かなり売れたんでしょうね、中古レコード店にも在庫が何枚かあったのですぐ手に入れて、毎日のように聴き入っておりました。


 このグループの、あのロゴも好きでしたね~
 ジーンズ・ショップで買った真っ白なTシャツに、自分でシカゴのロゴを書いたりしました。
 プリントなんて、どうやっていいか分からなかったですからね。ショップの店員さんに尋ねると、「油性サインペンで大丈夫」だと言うので、自分で書いたんです。結構自分でも気に入ったものができましたよ。


     
       『シカゴの軌跡』(1969年)
 
 
     
       『シカゴと23の誓い』(1970年)


     
       『シカゴⅢ』(1971年)


 政治的な発言も積極的に行っている社会派グループであるというのはよく知られています。しかし当時のぼくは、それがどういうことか分かるのには、まだまだ子供でした。
 

 それにしても、今や、当時のシカゴのような、ゴリゴリの「ブラス・ロック」、見かけなくなったなぁ・・・。
 そんなバンド、また出てこないかな。
 ファンク系ではブラス・セクション入りのバンドは普通に見かけるんですけれど。
 いっそのこと自分がボスになってグループを作っちゃおうかな・・・
 

コメント (2)
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