ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

CDを衝動買い

2005年12月28日 | 随想録

♪今日買った中の1枚。マイルス・デイヴィス「キリマンジャロの娘」。


 今日は気晴らしに街をブラついてきました。
 商店街を歩いていると、さすがに年の瀬の慌しい雰囲気をヒシヒシと感じます。
 みんなそれぞれ買い物袋や荷物をたくさん持ち、心なしか早足で歩いているのを見ると、「年越しが迫ってる」って感じがします。


 コートやジャンパーで着膨れした親子を見て、「ああ、大雪ダルマと小雪ダルマだなぁ~」などと思いつつ、気ままに歩いておりました。何を買うかとくに決めていたわけでもなかったのですが、本屋さんとCDショップを覗くのはもう当たり前みたいなもんですから、ふと目についたCDショップに入ってみました。


 まだ開店して数年の小さなお店です。しかし、こういう所で思わぬ掘り出し物を見つけることができる気がするものです。
 嬉しいことに、1970~80年代のロックのCDが結構目につきます。
 たいていのお店は、やはり90年代以降のCDを主に扱っていますよね。そういうお店では、80年代以前の物が陳列棚を占める割合は自然低くなっています。
 だから今日、80年代以前のCDをいろいろと手に取って見ることができただけで、結構満足した気分を味わいました。
 キング・クリムゾンとか、プロコル・ハルムなどにチラチラ視線を走らせながら、じわじわジャズのコーナーへと移ります。


 最近、マイルス・デイヴィスに関する本を読んだばかりなので、マイルスを無性に聴きたいと思ってたんです。 
 ありましたありました、マイルスのCD。しかも、ぼくが持っていないものばかり。
 さあ、欲しくてすでに気持ちはムズムズしてます。でもね、財布の中身とも相談しなければなりません。さてどうしたものか。


 ここで思い出すのが、ぼくが関西方面でいつもお世話になっているピアニストA氏の言葉です。
 「ミュージシャンやったら、自分のためになるモンはどないしてでも手に入れるもんや。おカネがなかったら盗むぐらいの気持ちがないとアカンで~」・・・。
 「盗む」というのは、まあ、アレですが、言ってる意味はよーく分かります。
 そして、「お店で欲しいCDを見つけたら、その時に迷わず買うべし。『また今度買おう』と思っても、二度と巡り合えないことが多い」という言葉まで思い出しました。この言葉、結構当たっているんです。


 ハイ、もう悩むのをやめました。「決~めたっと、買おう!」と思うと同時に財布を取り出します。
 そういう訳で、CD5枚(うちマイルス・デイヴィスは3枚)という、今年最後の衝動買いをしたのでありました。。
「今年最後」になるかな、果たして・・・


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コメント (6)
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