今の時代、「結果」で評価や判断されることがふつうになってしまいました。
だから、自分のことを自己評価するときも、結果だけで自分をみてしまうようになりがちです。
そこで、結果が出せなかった人に、「過程」について、「あなたはよくがんばってきたよ。結果は出せなかったけど、努力のプロセスが大切だから」と、慰めるときに過程をひきあいに出します。
しかし、プロセス(過程)に目を向けるとき、結果と対比させる限り、「いくら過程が大切といっても、結果が出ないとね」となってしまいます。
でも、ここでいう過程を見るとき、結果は関係ないのです。
3年間部活をしたけれど、レギュラーになることなく終わった。
でも、しんどい状況でもなんとか3年間休まずに参加した。
これは、ほんとうにすごいことだと思います。
このように過去を振り返って、「過程」に目を向けると、「自分ってなかなかよくやってきたよなあ」と思えることがあると思います。
いろいろな事情がある中で、「なんとか3年間過ごした、自分もなかなかやるよ」と自己評価することがプロセスを大事にするということです。