日本では大学院に進み、研究を続ける人はさほど少なくはないです。
大学の学部を修了してから大学院に入学し、前期課程(修士課程)後、博士課程で研究を続けます。
アメリカでは、大学院の博士課程に進むと、授業料が免除になり、生活費が支給される場合が多いのです。
そのため、研究に集中しやすい環境が整います。
研究に集中できれば、論文も質の高いものが生み出せるでしょう。
さらに、博士号をもった学生は就職先がたくさんあるという現状です。
一方、日本では博士号をとるとかえって就職口が狭くなると聞きます。
いま、小中学校では理科教育の充実が望まれています。
全国学力・学習状況調査の理科の結果を見ても、とくに中学理科では学力上の課題がはっきりと出ています。
小学生のうちから科学に興味関心をもち、科学を研究するすそ野をを広げることで、日本の科学技術力を向上させることにつながります。
そもそも、日本では研究とか研究者といえば、遠いところにあると思う児童生徒が多いように思います。
自分の身近に課題があり、その課題について思考し、調査をする。そして分析を行うことで課題解決の糸口を手に入れていく。
研究のきっかけは自分の身近にあることを知らせていく理科教育が必要だと考えます。
また、博士号取得の人がその研究成果をいかすことができる制度を整えるべきです。