しかし、当事者の生きづらさは変わっていないというのが現状です。
そこでこの4月に、性的少数者が安心して集うことができる場所として、大阪市に「プライドセンター大阪」が開所されました。
このセンターはNPO法人の虹色ダイバーシティが開設しました。
新型コロナウイルスで、孤独感を強める人が増えていますが、性的少数者の当事者たちが本来の自分の姿で過ごせる場所になることが期待されます。
関連書籍を置いたミニ図書館を併設し、誰でも訪問できます。
また、相談機能をもちます。当事者やその保護者の相談にものります。
LGBTQや性的少数者の問題は、本人たちの問題と多くの人が考えます。
しかし、そうではなく、多数派の人たちの問題です。
少数者が感じる孤立感は、多数派の人びとの無理解や無関心ががあるからです。