大阪府では、本日一日中雨だと聞きます。
梅雨の長雨が続くと、晴れになるのを待つのが私たちです。
一般的に、雨が好きな人は少なく、青空の方がいいという人が多いと思います。
雨が好きなときは、失恋でもして、涙を流すときでしょう。
雨にうたれて、頬をつたっているのは涙なのか雨なのか、見る人にはわからないからです。
ともあれ、スイスの哲学者だったカール・ヒルティは、その著書『幸福論』のなかで言っています。
「人生において最も耐え難いことは、悪天候が続くことではなく、雲一つない晴天が続くことである」。
悪条件や不遇なことが、人を育て、成長させることは確かにあると、私も思います。
順風満帆なときには、人は油断したり、ものごとに飽きてしまったりすることが多いものです。
中学生でも、悪条件が自分を成長させたという悟りになることもあります。
中学3年の卒業前などに、3年間を振りかえり、生徒が手記を書いたときなど、そんな文面によく出会います。
自分のことをあたかも他人が見ているかのように、主観を入れずに見つめることができるのです。
つまり、自分のことを客観的に見つめることができるまでに成長したときです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます