全国的にも似た状況はあると思いますが、大阪では昭和のニュータウン時代に建てられたアパートや団地が老朽化して、建て替えが進んでいます。
しかし、一部では古いままの棟もあり、そこに住む人は高齢の独居老人が多くを占める場合が散見されます。
そのままだと、ほとんどの人が外出せず、住民の姿をほとんど見ることのない団地群があります。
その人たちが外に出る機会をどうつくるか。できるだけ健康を維持できるように、サポートが必要になります。
高齢者が外に出たくなる企画を自治会がどう打つかが懸案になる地域があるのです。
この企画は発想とアイデアと広報が大切になります。
広報については高齢者が対象なので、SNSの効果に期待はしにくく、そこではやはり回覧板が必要になります。
ボランティアグループや自治会の活動の中から、「こんなことをやってみよう」という企画が出ます。
たとえば、独居老人のための買い物同行支援もその一つです。
それ以外にも、高齢者が自分も活動できること、またその活動により、地域への貢献感を感じる取り組みも必要です。
団地敷地内の土地を農地にして菜園を作る。
収穫という喜びを体験でき、その野菜が地域住民の食卓を潤すことで喜んでくれる人がいる。
それが高齢者の生きがいにつながる。
このように地道に取り組んでいる地域が府下にあります。
すでに、現在の日本では、若い層を含め、一人暮らしの世帯が全世帯の中でいちばん多い割合となってきています。
一人暮らしの人が、近隣の人をはじめとする他者と交流する機会をどう作るか。
地域のまちづくりの取り組みが、今後ますます必要となります。
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