2021年に実施予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大のため、1年延期して2022年に実施されました。
その結果が今回公表されました。
日本の子どもの読解力の平均点は2018年の15位から3位と大きく向上しました。
今回は新しい学習指導要領で学習した生徒がはじめて受けた調査です。
文科省が先導して、全国の学校が進めてきた「主体的で対話的で深い学びの学習」の授業実践の成果が、一定程度見られると考えられます。
この間、国語では小説などより、実生活に関係する教材を取り扱ったりすることが増えました。
また、ほかの教科でも複数のデータや文章をもとに児童生徒の思考力や判断力、表現力を高める授業が多く行われるようになったことが、読解力の向上につながったようです。
ただ、ストレートにその授業の成果と言い切れるかは、疑問もあります。
たんに◯位という国ごとの順位でいうならば、学校休校期間が、日本の場合は比較的他国よりも短かったので、順位が上がったというコロナ関係の要因が考えられます。
とはいえ、思考力や読解力を伸ばすのに、いまの授業は効果があることは、確実に言えるとは思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます