学校は平常登校が始まったとはいえ、新型コロナウイルス感染防止の対策は、授業時にも必要です。
休校になる前には、児童生徒相互の話し合い活動を取り入れた授業がやっと浸透してきて、どこの小中学校でも行われようになってきたところでした。
でも、今回の感染防止策として、教師が一方的に説明する授業に戻ってしまっては残念です。
感染症対策をしながらも、話し合い活動は行いたいものです。
そこで、考えられる話し合い活動を紹介します。
まず子ども同士の間隔はあいていることが絶対条件です。
次に、話し合い活動は1時間の授業で1回だけにします。
教師は、いちばん話し合わせたい場面を絞り込んで、1回だけ話し合い活動を設ける計画で授業に臨むのです。
机と机が離れている状態で子どもは向き合って話し合うことになります。
この状態では、子どもは自分の考えを伝えにくいので、タブレットを使い、自分の考えたことを画面に書きます。
その画面を他の子が見ることができるように、グループで画面共有します。
タブレットがなければ、スケッチブックにマジックで書いて、表示します。
または、一人一枚のミニホワイトボードに書きます。
グループの他の子に見せ合います。
密を避けるために、子ども同士の話し合い活動はできないと思ってしまった段階で、授業実践は思考停止してしまいます。
工夫をすれば、話し合い活動のある「協同学習」はできます。
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