中学生は思春期の子です。
この年頃の子どもは、親と会話することをめんどうに思う子も多くなります。
「ウン」、「アー」、「ベツに」・・・。
親が何を言っても、何をきいても、こんな返事しか返ってこなくなる場合もあります。
親子の会話が少ななりがちです。
そうであっても、親と子の会話はあったほうがいいです。
そのためには、親が質問のしかたを工夫するのです。
よく、親がわが子に聞く話し方が、「きょうは、学校どうだった?」ではないでしょうか。
答えるのが面倒な子は、「フツー」「とくに」「いつもと同じ」などと少ない言葉の返事を返そうとします。
この質問は、子どもがちょっと考えて答えなければなりません。
「友だちのことだろうか」
「勉強のことを聞いているのか」
「部活のことだろうか」・・・。
いろいろと考えて答えなければならないので、むずかしい質問の部類に入ります。
そこで、イエス・ノーで答えられる質問をします。
「きょうのご飯はハンバーグにしようと思っているけど、どうかな?」
すると、「うん、いいよ」
これで十分です。
「えー!」と言ったら、「それじゃ、何がいいかな?」
「焼肉」
「ハンバーグは、あと焼くだけだから、焼肉は明日にするね」。
いろいろと考えて答えなければならないので、むずかしい質問の部類に入ります。
そこで、イエス・ノーで答えられる質問をします。
「きょうのご飯はハンバーグにしようと思っているけど、どうかな?」
すると、「うん、いいよ」
これで十分です。
「えー!」と言ったら、「それじゃ、何がいいかな?」
「焼肉」
「ハンバーグは、あと焼くだけだから、焼肉は明日にするね」。
という会話で十分です。
自分から「これが食べたい」という希望は、自由に親に言える。
すぐに希望通りならなくても、次の日にはそうしてくれる。
このように、子どもが思えれば親子の会話は十分に成立しています。
日常会話でも、思春期の子が相手であり、答えるのを面倒に思う子には、ちょっとした工夫が必要です。
このように、子どもが思えれば親子の会話は十分に成立しています。
日常会話でも、思春期の子が相手であり、答えるのを面倒に思う子には、ちょっとした工夫が必要です。
状況が変われば、最適な質問アプローチが変わる……目から鱗です。