I多くの児童生徒が地域の公立小中学校に通学する京阪神地区にあって、中学生が小学生といちばん違う点は、中学3年で進路選択を求められることです。
もちろん仲間づくりも進んできて、友だちを大切にすることの大切さも学んでくるのですが、その一方で、受験を目前に控えると、自分が他者と競合している現実に直面するのです。
そして、さらにその先を見通すと、世の中は多くの人・人生がぶつかり合い、競り合いながら共存していることに気がつきます。
ただし、かりに競り合いに勝っても、自分が目標にしたゴールやキャリア形成に直結するとは限らないのです。
それよりも、自分の歩んできた道が自分の望む生き方に沿っているのかが問題です。
人は何をしたいかよりも、有利か不利かで判断してしまいがちです。
でも、人との競争や競争に勝つことなど、たいした意味はないことを悟るのです。
どんな志をもち、何を生きがいにするのか。
このことに気がつくのは、かなり後年になってからなのかもしれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます