梅雨の時期です。
「五月雨」(さみだれ)は、梅雨の頃の長雨を指します。
今季は梅雨入りと同じ頃、台風がやってきて線状降水帯ができ、大雨になりました。
しかしその後は、昔からの日本の五月雨らしい雨の降りかたになっています。
「五月雨式に」(さみだれしきに)という言葉があります。
そのようにダラダラと続き、シトシトと雨が降る、雨が止んでも、空はどんよりと曇っているこの時期こそが梅雨らしい梅雨です。
そう考えると、なかなかカラッとは晴れないですが、雨を楽しむ気持ちにもなります。
「理想を抱いて、教員生活を迎える先生方がたくさんいらっしゃることと思います。私自身、こんな先生でありたい、子どもたちとこのように過ごしていきたい、という思いいっぱいで4月を迎えました。
そんな中、思い描いていたようにうまくいかなかったり、自分の不器用さや、できなさに落ち込み、悩まされることがたくさんありました。
つい、なんとか解決しなければ、と思い一人で悶々と悩んでしまうこともありますが、ぜひ、同僚の先生方や、研修で会う仲間に話してみてください。
私が、この一年を終えることができそうなのも、たくさん話を聞いてくださる先輩や、一緒に悩める同期のおかげだと思います。ですので、一人で抱え込まず、相談を大切にしてください。」
発展のためではなく、幸福のために私たちはいる。
ホセ・ムヒカ(ウルグアイ)は、ブラジルのリオ会議でスピーチをしました。
それは、会議出席国の中で「世界でもっとも貧しい国の大統領」でありながら、最も人間味豊かな政治家としてのスピーチでした。
貧しい人とは、何ももっていない人ではなく、欲しがる人のことだと言いました。
市場原理に基づく国のあり方を追求するのではなく、国民一人ひとりのために政治を実践した人らしい言葉です。
日本は高度経済成長を遂げた国ですが、はたしていま幸せを感じる国民が増えたかというと、正反対の方向に向いているのがいまという時代ではないでしょうか。
ものをどれだけたくさん持っているかよりも、心豊かに生きたいです。