今朝のTVニュースで「かやの実」の出荷を報道していました
私が幼かった頃、沢山の絵本を買って来てくれた父と時々童話を買ってくれた母
今は禁止されたチ〇〇ロサンボ、安寿と厨子王、シンデレラなど忘れられないものも多いのですが・・
やはり1番記憶に残っているのが『童話集・むくどりのゆめ』の『かやの木に』です
以前、☆お絵描き えっせい☆にも書いたことがあるのですが(夢子先生からPC画指導)
病気になった母さん鳥の「かやの実が食べたい」という望みを叶えようと、子供鳥三羽が日々探しに巣から飛び立ってゆくのですが・・
小雪が舞う季節なので、もう何処にも実はありません。上の二羽は適当に探して帰ってくるのです。
でも末っ子鳥は、毎日懸命に探し続けます。かやの木を(くちばしが傷ついても)突き続けます。
「明日おいで」優しく言葉をかけてくれるようになった「かやの木」の言うことを信じて翌日に行くと、小さな小さな実が付いていました。
毎日育っていく「かやの実」は母さん鳥に希望を与えます。そして「ようやく熟した実」を1個持って、巣に運ぶ奇跡の日が来たのです!
母さん鳥は、涙を流して「大切な実」を懐に抱くのです!(子供心に凄く感動しました)
幼かった時の記憶ですから、本当はツグミの父子の童話だったそうですが・・私は母子鳥だと信じていました
懐かしさのあまり・・市内の「なんでも揃う本屋」に行って探したのですが、浜田廣介童話集(20編)にも肝心の『かやの木に』は入っていなかったのです(どうして!?)
美しい挿絵の『むくどりのゆめ』と童話集は購入してきたのですが・・・本当に残念で寂しく思いました。
帰宅してPCで検索してみましたが、同じように「むくどりのゆめを購入しましたが、かやの木が入っていなかった」という方もみえました。
原作の『かやの木に』を元に、美しい詩を書いた方もみえて・・・歌にもなっているようですが・・・
20編の童話集を出版されている有名文庫さんも『泣いた赤おに&むくどりのゆめ』などと共に、どうして『かやの木に』を選ばないのか不思議で仕方ありません