代休日なのでちょっとケンメリでもいじろうかと外へ出た瞬間、
あまりの寒さに即座に撤収して家でぬくぬくしている皆さんこんにちは。
ヘタレなので強烈な寒さ(洗濯物干すのに15分ほど外にいたら手足が”痛く”なりました)
に耐え切れず本日はお借りした資料を読みふける日に。
ページをめくるたびに発見とオドロキがあって、既に午後になってるわけですが、
せっかくなのでネタをひとつ。
こちらはおなじみトミカのケンメリ。
そして後ろに牽引されているのはフランスベッド社製キャンピングカー。(CARAVEL AIR D360?)
発売されたのはケンメリのほうが1974年。
キャンピングカーは1973年でした。
ケンメリのトミカは1974年に発売されてから1982年にR仕様の金型に変更されるまで、
サーフィンラインのついているモデルには後ろに牽引フックが付いておりました。
(さらに厳密に言えば、金型変更の前に輸出モデルが存在し、そこからフックが省略されました)
その牽引フックで牽引したのがこのキャンピングカー(もう一つヤマハボートトレーラーもあります)
で、こうしてトミカモデルとなっております。
キャンピングカーは今では車両一体型のものが多く、牽引するにしてもランクルやパジェロといった
ハイパワーの四駆が用いられる、というか実際目の当たりにしたものの大半がそうした車両だったので
どうしてケンメリのような乗用車が・・・と疑問に思っておりましたが、
お借りした文献(Prince誌)を見ていてその謎が一つ解明されました。
こちらはプリンス誌1973年5月号に掲載されていた写真ですが、中にはキャンピングカーを牽引するケンメリの姿が!
グリル形状、並びにノーズの短さから4気筒G型モデル搭載のいわゆる
ショートノーズのハードトップであることが確認できます。(G18の1800cc or G16の1600cc)
当然6気筒2000ccのGT系があるのですが、4気筒車でもこうして牽引して運用できるということは
四駆(当時はまだ少なかったという時代背景もあるでしょうが)ではなくとも、牽引自体はさほど
難しくなかった、あるいはブームということもあり一般的だったことが伺えます。
むしろ一般的であるがゆえ、玩具であるトミカに登場したと考えるべきでしょうか?
今でもオートキャンプは盛況ですし、1台で多目的な利便性を持つミニバンが多くなったことはなるべくしてなった事なのかもしれませんが
2ドアの車がこうしてキャンピングカーを牽引する姿に、今でも憧れというか感動を感じずにいられません。