立川での用事を途中で切り上げ、ケンメリの元へ戻る。
本日はワンテールさん主催のバーベキュー大会。
本来だったら早めに参加して・・と思っていたのだが、急遽打ち合わせが前倒しで今日にズレこんでしまったため、
止む無くのダブルブッキング。
コインパーキングへ戻り、料金を払う。
例によってかけていたボディカバーをはぐって、ケンメリを移動させる。
これから伺います、という電話をしナビで所要時間を計算。
立川から、目的地は茨城県谷原インターへと向かう。
ルートは自分があらかじめ予想していたものと同じだった。
立川通りを南下し甲州街道へ。
甲州街道から国立府中インターへ向かうのだが・・・ガソリンが少ない。
国立府中インターの交差点で曲がればそのままスタンドに入れたと思うが、渋滞を嫌って手前で曲がったため、ガソリンスタンドがちょうど対向車線になる位置関係となってしまった。
結局その先でUターンして、ガソリンスタンドへケンメリを入れる。
給油を終えてケンメリ出発。
毎度の燃費計算はするまでもなく、今回は悪いのは明らか。
しかし高速走行で今度は好燃費を出せると思いたい。
お盆渋滞がまだ続いていたらと思うと、やや滅入るがナビとラジオの渋滞情報によればいずれの車線も上りが渋滞している人のこと。
ただし中央道はそこまで混んでおらず(相模湖より以西はすごいかもだけど)本線合流後は渋滞の渋の字も感じられないくらい空いていた。
ブレーキにまだ一抹の不安を抱えることもあり、あまり過信して速度を出しすぎないように(普段から飛ばさないですけど念には念を)
追い越し車線を走行。
高井戸ICを過ぎて、首都高速4号線へ入る。
この辺りから若干流れがゆっくりになりつつあったが、それでも止まることなく快調に進む。
4号線から山の手トンネルを使って環状2号へ。
ここが地獄だった。
トンネルに入り、涼しくなると思っていたがその予想は間違っていたようで、照りつける太陽のものか
はたまた他の車のものか、入り口から入ってくる熱風か・・・
とにかくトンネル内は暑かった。
以前は目黒大橋JCTまで開通していなかったが、開通後初めての4号線から合流。
追越車線側に合流するので、速度と後続車には十二分の注意が必要になる。
なんとか流れに乗って北上する形で進む。
しかし電光掲示板にはこの先渋滞の文字が。
なんだか悪い予感がするのォ~
と期待通りに山の手トンネルの先の方でボトルネック渋滞が。
前車のハザードを遠くから確認し、ギヤダウン。
車体がぐっと前に出る形で徐々にスローダウン。
出口まで数十メートル辺りで止まった。
動きがないトンネル内は非常に暑く、特にエアコンがないので窓を全開にしている当車は
自他からの熱波にやられっぱなし。
しかも、ケンメリに乗り始めて12年、初めて水温計が目に見えて上昇していく様を目撃した。
買ってからしばらくは水温計が仕事をしていなかったので、今は立派に働いているなあ、
などとのんきなことを言ってる場合ではなく、最悪はオーバーヒートという光景が脳裏に浮かぶ。
少し進んではまた止まり・・・ということを繰り返すうちに、針は明らかに真ん中より右側へとシフトしてきた。
暑さとは違う汗が出始める。
トンネル出口の合流を抜けて、親切なミニバンに前に入れてもらい、やっと板橋ジャンクション近辺に到達。
その先は渋滞はしておらず、再び3速→4速と快調に走れるようになった。
すると先程まで右寄だった水温計はすぐに真ん中→ちょと左寄といつもの適温位置を指す。
いろんな意味で安心を得られた。
板橋ジャンクションからは特に渋滞もなく適度に走行。
これだけ走れば先程の水温上昇ももう大丈夫だろう。
水温もそうだが、トンネル内では窓を開けていてもちっとも涼しくなく、誇張でもなく熱風蒸し焼き状態だった。
こうして走ってる時が人馬ともにもっとも落ち着く。
江北ジャンクションを超えて小菅ジャンクションで6号三郷線へ。
三郷ジャンクションを超えて常磐道へ。
先程の山の手トンネルの渋滞を除けばほぼノンストップに近い状態でここまでこれた。
反対車線は行楽地からの帰り渋滞でギチギチだったが、下り方向はこの時間は既に空いておりブレーキの懸念はあるものの
久しぶりに快調に飛ばして走ることが出来ている。
下道ばかり走ってる時より断然調子の良いケンメリ。
高速ドライブの終点は谷和原インターチェンジ。
時刻は既に18時を過ぎていたが、立川からの時間を考えるとナビの計算より10数分早く着いた。
かなり良いペースだ。
谷和原インターはどこか見覚えが・・と思ったら今はなきレッドパークへ行く時に降りていたインターだった。
レッドパークが閉館したのは2004年。
自分のレポートをさかのぼるとこの年にレッドパーク閉館前に駆け込みでケンメリジャパンミーティングを開催していることが判る。
つまり6年半ぶりに谷和原インターへ来たことになる。
そうかーもうそんなに経つのか・・・
走ってるこの時は具体的な年数は不明だったが、それでも懐かしさは変わらない。
高速を降りて294号を北上。
レッドパーク跡地を見てみたい気持ちもあったが、他の皆さんをお待たせしてしまうのも恐縮なので目的地へ急ぐ。
途中ガソリンスタンドが天一に改造(改装)されているのを発見。
食べ物屋さんへの変貌は結構珍しいかも?
そのまま常磐バイパスを北上し、さらに細い道へ。
ナビを頼りに目的地へ・・・あれ?
ナビの案内は終了し、おおよその場所へ到着しているはずなのだが・・・あれ?
田んぼの畦道を抜けて周りに目印はほとんどなく、民家の庭先へ入ってしまった。
しかし間違いなくここ・・・のはずだが?
文字通り路頭に迷ってワンテールさんへ電話。
そこへべっちーさんのS30Zにワンテールさんが乗って迎えに来てくださった。
どうやら(というか予想通り)目的地の裏手に出ていたようだ。
ワンテールさんの先導でケンメリを走らせること30秒。
ようやく目的地へ到着した。
Y30バンやジャパン、S30Z,S130Z,そして見慣れたケンメリ・・・
そうそうたる皆様が既に集合しておられ、到着の挨拶と遅れたお詫びを同時に行う。
「とね、遅ぇぞ!(笑)」
思わず声をかけられ平謝り。
こうして、奥多摩以来のバーベキューが始まった。
皆さんは既に昼間から始められており、自分が遅く来るのに合わせて第二波を待っていてくださった。感謝。
OPEN FIRE!
さっそく宴を開始。
既に皆さん出来上がって・・・かと思いきや、アルコールはなし。
現地へお泊り予定の人は飲酒OKだが、どうやらほとんどの方が帰還予定のようだ。
自分もアルコールは飲めないので、代わりにコーラをゴクリ。
久しぶりの炭酸が食道を刺激して胃の中に落ちていく。
涼しい夕方のドライブとは言え、やはりそれなりに水分は失われていたので、水分は
たっぷり補給して食事も楽しむ。
久方ぶりに顔を合わせる方々ばかりであちらこちらで話が弾み、気づけば時刻は夜中の2時。
周囲は畑と野っ原で、音を立てる者は明かりに群がる昆虫くらい。
でかいクワガタまで飛んできてちょっとびっくり。
帰る前になんとその場で懸念のケンメリのブレーキキャリパーをある方に見ていただけることに。
片付けられたバーベキューセットの所へMYケンメリを持ってきてガレージジャッキで上げてもらい
キャリパーチェック。
「とね、これブリーダーの方はやっぱり緩んでないぞ」
そうやってライトに照らされたキャリパーを確認するとどうやらキャリパーの合わせ目上部からオイルが漏れているように見受けられた。
マスタシリンダーのタンクの減り具合を見ても、今すぐどうこうなるレベルではないことが判明。
片効きとかでもなさそうなので、とりあえず一安心。
だからと言って闇雲に飛ばすようなことはせずに、常に安全運転を心がけたい。
安心した後も後片付けを終えて、皆さんにお別れの挨拶。
常磐道を使って帰る皆さんとご一緒に高速インターまでランデブー。
S30Z,S130Z,ケンメリ3台の編成でインターを目指す。
流石に深夜帯ということもあり、交通量は皆無に等しく、信号もほとんど引っかかることなくインターまで向かう。
ナビ付きということで久しぶりに先導車を努めさせていただいたが、最後尾の5台目まで確認しながらの走行は中々緊張。
うっかり信号で一度だけはぐれるも、無事にリカバリして行きと同じく谷和原ICまで到達。
ブルメタケンメリのSさん兄弟がかっ飛んでいき追い抜きざまに手を上げて挨拶。
お互いに窓全開なので、車内でのジェスチャーは夜でも判る。
それに続いてS30Zの方も抜いていく。
結局自分と、S130ZのWさんの2台でのんびりツーリング。
Wさんと走るのはかれこれ何年ぶりだろうか・・・以前日光に行ったとき以来かもしれない。
のんびりと真ん中の走行車線を流しての帰り道。
バックミラーの丸目二灯を時折確認しながら夜風を楽しむ。
トンネル内では2台のL型の排気音が反響して賑やかに。
他に車がいないだけに余計に響く。
常磐道を南化して見慣れた三郷料金所へ到達。
料金所を過ぎて2車線になったので走行車線へと戻る。
6号三郷線も車の量は少なく、のんびりとしたクルージングが楽しめた。
前方に走行ペースの違う軽自動車がいたため、追い越し車線へ。
こちらが追い越し車線へ入って続いて後ろのWさんが追い越し車線に入った時に、
おそらくは追越車線側をハイスピードで走ってきた車だかが、強烈にクラクションを鳴らした。
バックミラーで見る限り、その車は走行車線の左側、つまり路肩に入って、軽自動車とWさんを抜くと、そのまま追い越し車線へと来た。
こちらはちょうど追い越しが終わったので走行車線へ戻るところで、タイミングが悪ければ路肩から来た
その車と衝突する可能性もあっただろう。
走行車線へ戻る自分へ、パッシングをを繰り返し、追い越していった車両はシルバーの国産セダン。
高級車の部類の車で排気量は4.0か4.3だとは思うが、ずいぶんと汚い走り方をするものだと思った。
再び2台でランデブー。
そのうち外環2号との分岐小菅ジャンクションが近づいてきたので、追越車線側へ移動。
Wさんはそのまま直進して行くようで追い抜きざまにハザードを点灯して別れのご挨拶。
小菅ジャンクションからは単独での帰り道。
トラックすらいない状態で実にのんびり走行。
時折1台、2台の車がいるくらいで、渋滞もなくかなりスムーズに池袋5号線まで到達。
そこから、山の手トンネルへ入って、4号新宿線へ。
4号線から合流時もそうだったが、こちらから帰る時も目黒へ通じる道が出来ていたので
若干道路状況が変わっていることに気づいた。
4号線はタクシーが数台ちらほら。
そのまま高井戸出口も過ぎて中央道調布インターまで走破し、そこで降りた。
高井戸で降りても良かったのだが、なんとなく走っていたい気持ちと、早く帰りたい気持ちが交差して結局調布まで来てしまった。
鶴川街道を南化して、多摩川の橋を渡って川沿いをクールダウンして走る。
自宅駐車場に到着したのは3時過ぎ。
出発時刻を考えればかなりよいペースで帰ってきたことになる。
土日の朝夕であればきっと倍以上かかるだろうな・・と思いながら、ボディカバーをかけた。
立川に行き、茨城に行きの久しぶりの一日かけての行軍。
ささっとシャワーを浴びて床に着いた。