久しぶりの平日休み。
日中に行動できることは多いが、そういうのはほとんどが夜勤前、あるいは夜勤明けなのだ。
特に夜勤前はこれから仕事、という気持ちがどこかストッパーとなり、
行動力にブレーキがかかる。
夜勤明けは寝不足という状況が、行動力を狭める。
いや、実際は夜勤明けで飲みに行くこともあるが、ケンメリを運転するに当たって
寝不足というのはベストとは思えない。
もちろん、出かける用事によっては寝不足でも行くこともあるが、
なるべくならちゃんとしたコンディションで動かしたい。
話がずれたが最初に言ったとおり平日の休み。
世間一般的にはワーキングデイ。
きっと奥多摩辺りは土日に比べたら人や車が少ないだろう、と
久しぶりの峠道を熱望し、早起きをして出かける。
つもりだった。
早起きの定義は人それぞれだが、当方は早番の際は5時半に目が覚める。
しかし、今は9時だ。
3時間半の睡眠と引き換えにしっかりした意識と、やってしまった、という後悔を得る。
しかし、この時間から出かけたとしてそれが障害になる要素は無い。
早起きできなくて被るデメリットは渋滞に巻き込まれることだ。
平日ならではの渋滞ポイントが奥多摩へ行く際に数箇所ある。
しかしそこさえ抜ければあとはどうってことの無いことだ。
そう考えると髭をそり身支度を整え、キーを握ってケンメリの元へ。
今日はバスタオルを持っていくとするか。
エンジンをかけ早速ケンメリ始動。
コースは当方が大学時代に使っていた奥多摩へのコース。
以前は年に数回行っていたのに、いつのまにか、ケンメリの調子がよくなったのに
奥多摩へ行くことはかなり少なくなっていた。
久しぶりの青梅街道。
所沢街道との分岐店までは教習所のイベントやら、友人宅訪問で年に数回は
通っていたのだが、ここから先にいくのは久しい。
青梅あたりは花見で出かけたことがあるものの(R33)、奥多摩街道から行ったので
やはり青梅街道から青梅方面へ向かうのは久しぶりだ。
見覚えのある景色を眺めながら青梅駅付近から一旦吉野街道へ入る。
快調に走るも、すぐに渋滞の先頭を間近で眺めるポジションに。
公道であるから交通法規の範囲内であればどう走ろうとその個人の自由ではあるが
あからさまにセンターラインを超えてカーブを曲がったり、要所要所でブレーキを
踏んでは止まるか止まらないかの速度で周囲を確認するのははっきり言ってかなり
迷惑。
しかもある程度年を重ねた人間がやるので性質が悪い。
こんなマナーの悪い運転を録画していたのでしっかり後からも確認できたが
できればあんまり近づいて走りたくない車だ。
その車がケーブルカー乗り場で左折していった時には心底ホッとした。
しかしホッとしたのも束の間で、次は次で5人フル乗車のオバサンワゴンの後塵を拝す。
身障者ステッカーが貼ってあるところから家族の誰かを連れてのドライブなんだろうと
それなりに我慢・・・・
していたが、どうにもこうにもスローペース。
その先が見事に一台も車の影が無いすっきり爽やかな道が広がってるのを見ると
ストレスをためるなというのが無理。
数年前にここに来たときもやはり同様にマイペースなオバサンドライバーに
数kmに渡って前を塞がれたが、今日はステッカー付だからと我慢。
我慢
我慢・・
って、どうして曲がり角どころか、何も無いところでパカパカブレーキを踏むの?
とイライラが募る。
奇しくも先ほどのおっさんも、前を走るこの車も希望ナンバーで左右対称に
しているナンバー。
こういうのは変なのが多いのかと勘ぐりたくもなる。
後ろにいたハーレー(?)が我慢できず追越をかける。
バイクの機動力が羨ましい(黄色車線ッスケド)
土産物屋の前でスローダウンしたりするたびに、
「よし、入れ!」
と祈るものその祈りは徒労に終わったりで、
「まさか、前の車の目的地も・・・・」
と思ったりしたが、なんとか途中で左折していなくなってくれた。
しかし喜びも束の間、既にもえぎの湯の手前数km。
「これが早起きできなかったツケか・・」
たため息混じりに残り少ない空いている峠道を楽しむ。
やっとのことで、奥多摩温泉もえぎの湯に到着。
お風呂セット(バスタオル)を持って中へ。
で、風呂上りに足ツボ。
この機械、家に欲しいくらい見かけると必ずやってしまう・・・
しかも今日は2回も。
心身ともにすっきりさっぱりで、再びケンメリの元へ。
さあ帰還だ。
再び道に戻ると、数秒後に今度は計の1BOXが前に。
おじいちゃんドライバー。
まあ、予想はつくと思いますが・・・
ちなみに
こういうことですorz
耐え忍んだ後は、なんとか
快適に走行。
しかしこれまたしばらくすると糞詰まり。
今度は複数台、しかもトラックなので仕方が無い。
軽だとダメでトラックならいいのか、ということにもなるが、
ぶっちゃけて言えばそういうことなのかもしれない。
途中で、ケンメリという車と初めて出会った場所である解体屋を覗く。
当然ケンメリは置いてなく、めぼしいものも見つけられなかったが、
(走りながらだったから)
懐かしさをかみ締めつつ、ゆっくりと通過。
奥多摩街道から吉野街道、再び奥多摩街道に入り昔取った杵柄と言わんばかりに
裏道から八王子インターへを目指す。
途中、ガソリンが少なくなったので給油。
スタンドのおじさん、ケンメリを見て反応。
やはり当時乗っていたとのこと。
普段のバイトの兄ちゃんだと無理やり閉められてしまうガソリンキャップも
このおじさんはちゃんと理解して閉めてくれてさすがと思ってみたり。
給油を終えてインターへ入る。
大学時代も懐があったかい時はこうして高速で帰ったなあ、なんて思いながら加速。
前をのんびり走る車はいないが、調子に乗るとまた不要なお金を国庫に納める羽目になるため
適度な速度でのんびり帰る。
ちなみに、車載ビデオは奥多摩街道の途中で電池切れで止まっていた。
今度はでかい予備バッテリーでも買おうかな・・・・と思いながら
高井戸インターで降りる。
駐車場に戻った後、虫やらトンネルでついた水滴やらを雑巾で拭き取り。
綺麗になったところでボディカバー。
久しぶりの奥多摩ドライブ、とりあえずは満喫・・・か。
ビデオカメラを持って家に戻る。
どんな映像が撮れているか楽しみだ。