緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

開業後の東京駅:「丸の内オアゾ・ショップ&レストラン」から眺める丸の内駅舎

2012年10月30日 12時29分45秒 | 東京駅周辺


10月中旬の平日の昼過ぎ、緑は東京地下鉄東西線大手町駅へやってきました。10月2日に全面開業した東京駅の丸の内駅舎を見てみたいと思ったからです。大手町駅構内から「丸の内オアゾ」の敷地内を抜けて丸の内駅舎へ向かおうとしていた時、吹き抜け空間の中から丸の内駅舎を綺麗に撮影できる場所がないかウロウロ探してみました。




「ショップ&レストラン」の2階、丸善丸の内本店脇から伸びている空中通路から丸の内駅前広場を撮影してみました。正面にJPタワー低層棟の真っ白な壁面を捉えることができました。前面ガラスの奥に写っている丸の内駅舎の存在を引き立てるために、わざとフラッシュなしで撮影してみました。 




丸の内オアゾの「ショップ&レストラン」は二つの高層ビル(丸の内北口ビルと新丸の内センタービル)の間に囲まれた巨大な吹き抜け空間となっていて、丸の内で働いているビジネスマン向けのレストランやお店が集まっています。




空中通路から1階に降りることができる階段の踊り場へ移動したとき、今まで見た中で一番綺麗に見える丸の内駅舎を撮影することができました!!! 時間帯の影響からか、思い切り逆光となってしまいましたが・・・。




ズームで撮影してみると、吹き抜け空間から撮影する丸の内駅舎も「絵」になることがわかります。手前に写っているガラスフレームと「ОAZО」のロゴがこれまた何とも言えません・・・。




2004年9月にこの丸の内オアゾが開業して以来、約9年間この吹き抜け空間は緑にとって馴染みのある場所でしたが、本気で丸の内駅舎をきれいに撮影できる場所を探してみたのは初めてでした。丸の内駅舎の復原工事が実施されなければ一生見つけることはできなかったと思います。




東京駅丸の内駅前広場前の超一等地であるこの場所には戦前は鉄道省の庁舎があり、1949年6月1日に鉄道監督行政が運輸省鉄道監督局(国有鉄道部・民営鉄道部)に、国鉄事業が公共企業体(公社)の日本国有鉄道にそれぞれ分離されたのちは、国鉄の本社ビル(1987年4月1日の国鉄民営化後はJR東日本本社ビル)となりました。




「オンとオフの知的オアシス街、丸の内オアゾ」。かつては休日になると人がいなくなって「ゴーストタウン」などと揶揄されていた丸の内のイメージを覆すためには、これくらいインパクトのあるテーマを持った複合施設を造る必要があったということでしょう。かつてこの場所には重苦しい雰囲気しかなかった旧国鉄本社ビルが建っていたとは思えないくらいです。




昼下がりの時間帯なので、昼食のために出歩くビジネスマンの人たちの姿が目立ちました。しかし、超一等地の立地の割には賑わいがイマイチなのが気にかかります。




3階のエスカレーターの踊り場から撮影した丸の内駅舎です。手前に架かっている「OAZO」の垂れ幕がいい雰囲気を出しています。ちなみに「オアゾ(OAZO)」は、丸の内地区(О)と大手町(О)を包括的に(AZ)結ぶ、「Office&Amenity ZOne」であることを表現しており、エスペラントで「オアシス、憩いの地」を意味するオアーゾ(OAZO)の意味も含んでいます。




丸の内オアゾ「ショップ&レストラン」の全景です。2004年(平成16年)9月14日に開業した複合施設で、丸善丸の内本店を中核に56もの店舗が集まっています。東京駅丸の内駅舎の目の前に有り、東京地下鉄東西線大手町駅とも直結しているので利便性は抜群なのですが、なぜかすぐそばにある「丸ビル」「新丸ビル」が話題になりがちで、この丸の内オアゾは全国的に有名かと聞かれるとそうでもありません。




ショップ&レストランの建物内には「丸ノ内ホテル」が併設されています。1924年(大正13年)開業の老舗ホテルですが、2004年(平成16年)10月1日に東京駅丸の内北口の丸の内オアゾに完全新築開業しました。モダンジャパニズムをコンセプトにしていて、9階から17階に全205室が入居しています。




真下から見上げて撮影した「日本生命丸の内ビル」です。日本生命と言えば大阪都心部の御堂筋・淀屋橋の一等地に本店ビルがありますが、大阪と東京で本部機能を分散しています。ここ東京本部では総務部門や資産運用部門などを担当していて、本部機能の大部分(総合企画部門と人材開発部門、保険契約管理のための事務、システム部門)は大阪本部(本店)が担っています。




丸の内オアゾは「日本生命丸の内ビル」「ショップ&レストラン」「丸の内北口ビル」「丸の内センタービル」「新丸の内センタービル」の5つの高層ビルで構成された複合施設となっています。オフィスビル、商業ゾーン、シティホテルなどが一箇所の敷地内に凝縮されていますが、知名度はイマイチです。




早速丸の内駅舎周辺の散策へ向かいますが、昼間の時間帯だと南へ向かって歩くと逆光の中撮影しなければいけなくなります。なので一度南口改札口へ何も撮影せずに歩いていきます。



旧日本国有鉄道本社ビル(民営化後はJR東日本本社ビル)や交通公社ビル(旧JTB本社ビル)が建っていた東京駅丸の内前の超一等地の再開発計画は「(仮称)丸の内1丁目1街区(東京駅丸の内北口)開発計画」と呼ばれていました。複数の建築敷地の共同化と、街区単位での総合的な設計による公共空間の整備を基本理念に開発が進められて完成しました。

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