ミキモト本店ビル建て替え計画:計画段階中 2014年12月18日
銀座四丁目交差点の北側、中央通り(国道15号線)に面して建っている、装飾品企業としては大手の「ミキモト本店ビル」の建て替え計画です。既存の本店ビルは築40年が経過していることに加え、2020年の東京五輪開催により国内外の観光客が増加することを見据え、建て替えを決定しました。2015年1月に現本店の営業を終了し、解体工事に着手します。新本店は2017年3月の開業を目指します。開業までは銀座2丁目の「MIKIMOTO Ginza 2」を仮店舗とする方針です。
現在の「ミキモト本店ビル」は地上9階・地下2階建て、延べ床面積3,012平方メートルで、1974年に竣工しました。地上1階~4階は宝飾店舗、5階以上は自社の事務所などとして使用し、地下1階は飲食店舗に賃貸しています。
新本店は地上12階・地下2階建て、延べ床面積約4,500平方メートルの規模となります。建て替えによってミキモトの売り場面積は約2.5倍に拡大する見込みです。設計・施工は鹿島が担当し、ファサードのデザインは、建築家で東京大学名誉教授の内藤廣氏が手がけます。
ミキモトとは?
東京都中央区築地に本社を置き、宝飾品の製造、販売等を行う株式会社です。真珠の販売に関して世界一のシェアを持っていて、アコヤ貝による養殖に1905年、世界で初めて成功した“真珠王”御木本幸吉氏が創業者です。
「ミキモト本店ビル建て替え計画」
所在地:東京都中央区銀座4-5-5
用途地域:商業地域
敷地面積:約410㎡
延床面積:約4,500㎡
建物概要:RC造、CFT造
建物高さ:地上12階、地下2階 高さ約56m
主要用途:商業・事務所
工事予定期間:平成27年1月~平成29年1月
供用開始予定:平成29年3月
ニュースリリース:ケンプラッツ発表のニュース 2014年6月5日
【開発】五輪需要視野に銀座本店を建て替え、ミキモト
プレスリリース:公式ホームページ内のニュース&イベント
ミキモト本店ビルを建て替え~2017年春 竣工・グランドオープン~
ミキモト本店ビル建て替え計画~建築計画のおしらせ~
ミキモト本店ビルの現在ですが、既に2015年1月から建物の解体工事が始まっていて、既に無人状態となっているビルの周囲には工事用フェンスが設置されていました。
毎年の年末の時期になるとクリスマスツリーが設置されていたスペース内も、工事用フェンスで覆われていました。…何か看板が設置されていますね。
現在の店舗は、少し離れた銀座二丁目地区内の「ミキモト銀座二丁目本店」内で営業しているみたいですね。
中央通り(国道15号線)の歩道内、北側から低層階部分を撮影しました。銀座四丁目交差点のすぐそばで、人通りは非常に多い場所です。
取り壊し前の建物を見上げて撮影しました。和光銀座や山野楽器銀座本店などと共に、銀座の繁華街のシンボルの一つだったのですが、取り壊されることになります。
三越百貨店銀座店の敷地前から撮影した、ミキモト本店ビルの全景です。
既に建物全体を覆うための工事用パネルの組み立て工事が一部で始まっていました。
2015年1月から2017年1月まで工事が続けられて、2017年3月から新しい商業ビルが開業することになります。
建て替え工事現場の地図です。