(仮称)Nプロジェクト「DICビル建て替え計画」:工事進捗率90% 2015年2月1日
日本橋高島屋の南側、約100メートルほど離れた場所に建っていたオフィスビル「DIC(ディーアイシー)ビル」の建て替え計画です。1981年(昭和56年)に竣工後、約45年が経過して老朽化の進展が課題になってきたことから建て替え工事が現在行われています。既に古い建物は取り壊され、現在は更地になっている状態です。DICの本社機能は現在、JR御茶ノ水駅南側に建っているワテラスタワー内に仮移転しています。
再開発計画の概要
新しく建て替えられるビルの規模は延べ約3万平方メートルをを想定しています。地上12階・搭屋2階、地下4階、高さ68メートルの高層オフィスビルとなります。既存地下躯体を構造補強の上で再利用し、屋上に太陽光パネルを設置するほか、地上部に免震構造を備えるなど防災、環境対策に配慮し、都心にふさわしいオフィスビルとして整備します。2013年4月に大林組の施工で解体工事に着手し、2013年10月に新築着工、2015年4月の完成を目指します。設計と新築施工も大林組が担当します。
DIC株式会社とは?
世間一般的にはあまり知名度が無い企業ですが、「印刷インキ」で世界トップクラスのシェアを誇る化学メーカーである「DIC株式会社」。創業は1908年(明治41年)のことであり、太平洋戦争直前の1937年に「大日本インキ製造株式会社」が設立されます。2008年の4月に、商号を大日本インキ化学工業株式会社からDIC株式会社に変更されています。
大林組で設計施工/約3万㎡に建替え/日誠不動産、日本橋のディックビル
http://www.kensetsunews.com/?p=7324
中央通り(国道15号線)と八重洲通りが交差している「日本橋三丁目交差点」前にやってきました。ここから現在、工事が佳境を迎えている新しい「DICビル」を撮影することが出来ます。
日本橋地区内のオフィスビル街や、高島屋日本橋店を筆頭とする繁華街が混在している街並みの中に建っている高層オフィスビルです。
2015年4月に新しいDICビルは完成する予定となっていて、現在は低層階部分や内装工事などが行われている模様です。
低層階部分の全景を撮影しました。まだ工事用シートやフェンスに覆われている状態ですが、数週間以内に取り外されるのではないでしょうか。
同じ場所から高層オフィスビルを見上げて撮影しました。
南西側から撮影した高層オフィスビルの全景です。シンプルなデザインの外観のように思えて、すごく格好いい建物だと思います。日本橋地区というお堅い街のイメージにも溶け込んだ景観の高層ビルですね。
低層階部分を真正面から撮影しました。この日は日曜日だったので工事は行われていませんでした。
同じ場所から頭頂部を見上げて撮影しました。
北西側から、建物全体を見上げて撮影しました。
新しいDICビルの敷地北側を通っている道路の全景を撮影しました。歩道の拡幅工事も並行して行われているのですね。
カーテンウォールや外壁を組み合わせたデザインの高層オフィスビルというのも、最近の流行りの建築ですね。数年前までは、カーテンウォール一辺倒の高層ビルばかりだった気がします。
高島屋日本橋店前から振り返って撮影しました。
高島屋日本橋店の敷地東側、昭和通りに架橋されている歩道橋から撮影したDICビルです。既に2基あったタワークレーンは撤去されています。
ズームで撮影しました。中央通り(国道15号線)側から眺めるのとでは、また違った印象ですね。
再開発工事現場の地図です。