(仮称)新日比谷プロジェクト:工事進捗率94% 2017年5月11日
千代田区有楽町一丁目地区の日比谷三井ビルと三信ビル跡地の再開発工事「(仮称)新日比谷プロジェクト」です。JR有楽町駅や地下鉄日比谷駅周辺の繁華街にほど近く、日比谷公園の広大な緑地帯や霞が関の中央省庁街のすぐそばにある大規模な再開発計画となっています。2014年12月19日の国家戦略特区諮問会議で、「(仮称)新日比谷プロジェクト」は国家戦略特別区域として事業計画認定を受けました。都市再生特措法に基づく特例や金融・税制上の措置が受けられることになります。国家戦略特別区域、通称「国家戦略特区」とは、地域を絞って、そのエリア内に限り従来の規制を大幅に緩めて外国企業を誘致する計画のことです。また、この区域は「解雇ルール」、「労働時間法制」、「有期雇用制度」の3点の見直しを対象としています。
再開発計画の概要
2013年12月6日、三井不動産は東京・日比谷地区で進めている「(仮称)新日比谷プロジェクト」が都市計画決定したと発表しました。既存の建物2棟の跡地に、高さ約192メートルの超高層複合ビルを建設します。合わせて、周辺地区や地下鉄駅をつなぐ約4000㎡の広場空間「(仮称)日比谷ゲートプラザ」も整備します。新たに整備する広場空間に、映画や演劇などの国際的なエンターテインメントイベントを誘致する予定だとしています。同社はこのプロジェクトを、日本橋地区の再開発に続く都心型スマートシティの第2弾と位置付けていて、2017年度に竣工する予定となっています。
本件プロジェクトの特徴と都市再生への貢献内容
周辺地区や地下鉄駅をつなぐ歩行者中心の基盤整備
1.まちの賑わいの核となる広場空間「(仮称)日比谷ゲートプラザ」(約4000㎡)の創出
2.日比谷線と千代田線の「日比谷」駅をつなぐバリアフリー動線と地下広場(約1200㎡)の整備
国際競争力を高める都市機能の導入
1.新産業の創出を支援する「(仮称)日比谷ビジネス連携拠点」(約2000㎡)の整備
2.周辺施設と連携した「(仮称)日比谷文化発信拠点」の整備
防災機能の強化と環境負荷低減
1.帰宅困難者支援機能(千代田区最大級となる約5000㎡の一時滞在施設、備蓄倉庫の整備など)の導入
2.高効率で自立性の高いエネルギーシステムの導入、隣接する千代田区の広場に非常時の電力供給
3.環境負荷低減への取り組み(省エネ設備や技術の採用、DHCサブプラントの導入など)
4.日比谷公園と連続する緑化空間の整備(地上、屋上合わせて約2000㎡の緑化、緑化率約40%)

日比谷交差点側から見た外観イメージパースです。

(仮称)日比谷ゲートプラザのイメージパースです。

(仮称)日比谷ゲートプラザは再開発敷地の北側に整備されます。

日比谷線と千代田線「日比谷」駅の2駅間をつなぐ地下バリアフリー動線を整備するとともに、地上へのエレベーターを2基新設し、利便性の向上を図ります。

地下鉄2駅をつなぐ「地下広場」の両側には賑わい施設を設置し、明るく利便性の高い空間を創出します。

天候に左右されず、また映像や音響を使用する多様なイベントに対応できる室内のイベント空間として3層吹抜の(仮称)プロモーションアトリウム(約800㎡)を整備します。

建物6階の屋外部分は、日比谷公園を見晴らす「(仮称)日比谷テラス」として一般に開放し、カフェなどを併設した居心地の良い屋上広場空間を整備します。
「(仮称)新日比谷プロジェクト」概要
計画地 東京都千代田区有楽町一丁目1番ほか
交通 東京メトロ日比谷線「日比谷」駅、千代田線「日比谷」駅 直結
都営地下鉄三田線「日比谷」駅 直結
JR山手線、京浜東北線「有楽町」駅 徒歩5分
東京メトロ丸ノ内線、日比谷線、銀座線「銀座」駅直結(徒歩5分)
主要用途 事務所、店舗、文化交流施設、産業支援施設、駐車場等
敷地面積 約10700平方メートル
延床面積 約189000平方メートル
階数 地上35階、地下4階、PH1階
最高高さ 約192m
設計
マスターデザインアーキテクト ホプキンスアーキテクツ
都市計画・基本設計・デザイン監修 株式会社日建設計
実施設計・監理 KAJIMA DESIGN
施工 鹿島建設株式会社
スケジュール(予定) 2015年1月28日(着工) 2018年1月末(竣工予定)
ニュースリリース:ケンプラッツによる建築・住宅ニュース 2013年12月6日
4000平方メートル広場も創出、日比谷再開発が都市計画決定
プレスリリース:三井不動産発表の報道資料 2013年12月6日
都心型スマートシティ第2弾 ~日比谷地区を東京の新たなビジネス・文化交流・発信拠点に~「(仮称)新日比谷プロジェクト」都市計画決定 2017年度完成予定
プレスリリース:国土交通省都市局発表の報道資料 2014年12月22日
都市再生特別措置法に基づく民間都市再生事業計画の認定について ((仮称)新日比谷プロジェクト)
「馬場先門交差点」前から撮影した「(仮称)新日比谷プロジェクト」の高層オフィスビルです。日比谷濠沿いも、色鮮やかな新緑の街路樹の木々となっていました。
「(仮称)新日比谷プロジェクト」の高層オフィスビルをズームで撮影しました。屋上に展開していた工事用クレーンはすべて撤去されていました。
日比谷通りの歩道を南側へ向かって歩き、日比谷交差点前にやってきました。
日比谷濠前から、「(仮称)新日比谷プロジェクト」の高層オフィスビルの全景を撮影しました。この日は雲一つない快晴の青空だったのですが、薄い雲が少し流れて来ました。
北西側から、低層階部分をズームで撮影しました。
日比谷交差点前から、日比谷通りの歩道をさらに南側へ向かって歩いていきます。前方に「(仮称)新日比谷プロジェクト」の高層オフィスビルの低層階部分が見えて来ました。再開発工事以前に建っていた「日比谷三井ビルディング」のデザインを模して造られています。
北西側から、低層階部分の全景を撮影しました。西側の壁面(日比谷公園側)は、現在も工事用シートに覆われています。
北西側から、高層オフィス階部分を見上げて撮影しました。
西側から「(仮称)日比谷ゲートプラザ」の都市型広場の整備工事現場の全景を撮影しました。工事用プレハブ小屋が撤去されて、これから広場の整備工事が始まることになります。
日比谷通りの歩道内から、日比谷公園の緑地帯の「心字池」を見渡して撮影しました。日比谷公園の緑地帯の中は、色鮮やかな新緑に覆われていました。
北西側から、再開発工事現場の敷地の南側に建っている「日本生命日比谷ビル」、通称「日生劇場ビル」の建物の全景を撮影しました。
南西側から、高層オフィスビルの低層階部分を撮影しました。
南西側から、高層オフィスビルの高層階部分を撮影しました。
日比谷公園の緑地帯の「日比谷門」前にやってきました。日比谷門前から、高層オフィスビルの全景を撮影しました。
日比谷門前から日生劇場ビルの建物の全景を撮影しました。
日生劇場前の横断歩道を渡って、再開発工事現場前にやってきました。日比谷通りの歩道を北側へ向かって歩いていきます。
再開発工事現場の敷地西側を通っている日比谷通りの歩道を北側へ向かって歩いていくと、前方に再び「日比谷交差点」が見えて来ました。
再開発工事現場の敷地の北側を通っている道路の全景を撮影しました。工事用フェンスが、内側(再開発工事現場側)に後退していました。
敷地北側を通っている道路の西端部前から、日比谷通りの大通りを見渡して撮影しました。
工事用プレハブ小屋が建っていた場所では、現在も何かを構築する工事が行われていました。
再開発工事現場の敷地北側を通っている道路を東側(JR有楽町駅側)へ向かって歩き、「日比谷シャンテ」前にやってきました。
北東側から「(仮称)日比谷ゲートプラザ」の都市型広場の整備工事現場の全景を撮影しました。手前には、広場整備工事のための工事用プレハブ小屋が設置されていました。
北東側から、高層オフィスビルの低層階部分を撮影しました。低層階部分の東側(日比谷シャンテ側)は工事用シートが取りはずされていました。
東側から「(仮称)日比谷ゲートプラザ」の都市型広場の整備工事現場の全景を撮影しました。
北東側から、高層オフィスビルの高層階部分を見上げて撮影しました。
高層オフィスビルの東側壁面部分をズームで撮影しました。緩やかなウェイブを描いた壁面が、カーテンウォールのガラスとフレームの組み合わせで構成されています。
低層階部分と高層オフィス階部分の境界線をズームで撮影しました。
南東側から「(仮称)日比谷ゲートプラザ」の都市型広場の整備工事現場の全景を撮影しました。
再開発工事現場の敷地東側を通っている千代田区道136号線の整備工事現場を撮影しました。現在も自動車は通ることができなくなっています。
「東宝ツインタワービル」前から、再開発工事現場の一帯を撮影しました。
丸の内仲通りの南端部前に建っている「有楽町電気ビルディング」前から、(仮称)新日比谷プロジェクトの高層オフィスビルの全景を撮影しました。
JR有楽町駅前に建っている「有楽町マリオン」前から、高層オフィスビルの全景を撮影しました。
再開発工事現場の地図です。