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みどりの野原

野原の便り

4月5日 長居公園(ハルニレ・ロドレイア・イチョウ・イスノキ)・植物園(オニタビラコ・スギタニモンキリガの仲間・モクレンの仲間・ジュウガツザクラ・ノハラムラサキ)

2025年04月05日 | Weblog

長居公園
一気に春色に染まった公園


ジャカランダは落葉した。たくさんの果実が見える。


ベニバナトキワマンサク あざやかなピンク


ハルニレは果実


ベニバスモモ 


ロドレイア あでやかな花


トラックの縁のイチョウも芽吹いて来た。
枝は高いが、望遠で撮ってトリミング 雄花(つぼみ)が見える(赤の矢印)


サクラは満開、散歩したり、シートに座ったり・・
騒ぐ人もいないので静か。


イスノキ 赤い葯が出てきれい。 先端の花には2本の雌しべが見える。
もうすぐ開花するが、一番きれいなのはつぼみの今の時期だ。


コブクザクラ 冬もずっと咲き続けていたが、今が一番花が多い。
少し葉が見えてきた。

長居植物園
公園内にも雑草が生えている。


アオオニタビラコ 普通、株元から花茎がたくさん出る。
茎葉はつかない(少数つくことも)


アカオニタビラコ 花茎は普通1本、毛が多い。 茎葉がつく。
ロゼット葉は赤みを帯びる。

雑種もできるらしい。

ツバキは満開


玉之浦


大輪で咲き分けのツバキ 白と赤が混じった花


同じ木に 濃い赤一色の花もある。


この大輪ツバキは中心部が虫に食害されているものが多い。


つぼみを割ってみたら、イモムシがでてきた。
幼虫がツバキを食害するスギタニモンキリガの仲間らしい。
きれいなツバキが台無しだ。

マグノリアの仲間も見頃。
コブシ・サラサモクレン・シデコブシなど。


モクレンの仲間は雌性先熟 この花は雄しべが花粉を出している。


冬から咲き続くジュウガツザクラ 今が満開だ。
春は花数が多く、花も八重っぽくなり華やかになる。


ヒメリュウキンカ キクザキリュウキンカと分けることもあるらしいが、図鑑によっては別名とされたり・・はっきりしない。
ただ、リュウキンカとは全く違うのに、混乱している。
公園の中にもリュウキンカの名札があったりする。
生育場所や果実の形など全く別ものだ。


雑草の中に見慣れない草があった。
キュウリグサに似るが、全体に大きく、葉も毛が多くふわふわ。
ノハラムラサキという帰化植物のようだ。
いろんなものが入ってくるなあ。

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4月4日 多武峰周辺 下見

2025年04月04日 | Weblog

春が来たかと思ったが、また寒さが続いている。
今日も冬装束で下見。友達が付き合ってくれた。

予定の所をあるいたが・・う~ん。見てもらいたい花はまだ咲いてない。
木もまだ葉は出ていなくて草本も細かい花のないものばかり。

予定していたコースとは少しルートを変えて歩いてみた。

少しは見るものもあり、まあ何とかなりそうだが、資料作りの写真が撮れない・・

もう一度下見に来る時間もない。
本番にはもう少し暖かくなって花も咲き進むでしょう。それを楽しみにすることに。

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4月3日② うちの庭 ジロボウエンゴサク・ニオイタデ・スズムシバナが芽を出した。センダン 若葉・ヤマトトウキを植えた

2025年04月03日 | Weblog

うちの庭


ジロボウエンゴサクが、あちこちに咲いている。
でも、か弱くて今にもいなくなりそう。

セントウソウも木陰で葉を茂らせている。

ベランダ


ウマノスズクサが冬を越して芽を出した。


去年知り合いからいただいたスズムシバナも冬を越した。


去年種を植えたセンダン 5つの発芽孔から3本芽が出て、冬芽で冬越し、若葉を展開している。
大きく育っても困るのだけど。

無事に冬を乗り越えた姿を見るのはうれしいものだ。


去年大きく繁ったニオイタデ 種が落ちたらしく、あちらの鉢こちらの鉢と芽が出てきた。

こんなに芽が出るのに、自生地で増えないのはなぜかな? 
人が関わりそうにない場所なのに。


大宇陀で買ってきたヤマトトウキの苗を植えた。
レシートを見たら知り合いの方が育てたもので、びっくり。
大好きなヤマトトウキ上手く育てたい。天ぷらで食べたい。

コメント (4)
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4月3日① 森野旧薬園 カタクリ・ハナノキ雌木と雄木 花・アマナ・アミガサユリ・セイヨウバクチノキ・ビロードツリアブ

2025年04月03日 | Weblog

友達と大宇陀 森野旧薬園へ。


バスの窓から見た桜 まだチラホラ咲き。

橋の親柱の上にあった「紋」は何かな?と調べた。
織田家の家紋「織田木瓜」
『宇陀松山藩の初代藩主は信長の次男織田信雄だった。
木瓜紋は子孫繁栄を意味する家紋で、瓜や鳥の巣を図案化したもの』

森野旧薬園に入る。


ハルトラノオ ここでは初めて見たような気がする。


ショウジョウバカマ


カエデの古木 赤い芽吹きがまるで花のよう。

斜面を登って行くと・・


カタクリの大群生 見事!


晴れてきてだんだん開いて来たカタクリの花。


樹齢300年ハナノキ 見上げると、花がたくさん付いているのが見えた。
雌木だが、高い所に咲いているので手に取って見られないなあと思っていると・・


誰(鳥?)が落としたか花の付いた小枝が落ちていて、長い花柄の先についた雌花を見ることができた。


アミガサユリ(バイモ)もあちこちに咲いていた。


アマナもいくつかあった。


幕府より下付された樹齢300年のサンシュユの古木。貫禄。
根元は空洞になっているが、花も咲かせている。

広場にあった木
バクチノキにしては皮もはがれていないし、葉を見ても蜜腺もないなあと思っていたら、これはセイヨウバクチノキのようだった。


枝から直立しているのは雄花の穂(つぼみ)のようだ。
セイヨウバクチノキの花期は春。花を見たいなあ。


幕府下付の6種類の薬草木を展示。
ニッケイ・ニンジンボク・カンゾウ・サンシュユ・ナンキンハゼ・テンダイウヤク
奈良公園では景観にそぐわないと伐採されているナンキンハゼが薬草になっているのは興味深い。

『代々葛粉の製造を行っていた森野家。若い頃より薬草木を愛好していた第11代森野道貞(通称 藤助)は、屋敷内で栽培し研究していたのが当時の幕府にも聞こえ、幕府採薬師植村佐平次と共に近畿・美濃、東北地方の山野から採取した薬草を幕府に献上。
その報償として幕府から貴重な中国産の薬草が下付された』(パンフより抜粋)

上記はその時下付された薬草木の見本。

今回の発見は・・


ハナノキの雄株を見つけたこと。近づくことはできなかったが・・


赤い雄花が落ちていたのでわかったのだった。


石の上で日向ぼっこをしていた ビロードツリアブ
暖かそうなビロード毛に包まれて、暖かい石の上・・ここちよさそう。


雲行きが怪しくなってきたバスの中から見た川沿いの桜並木。
開花までにはまだまだ日がかかりそう。

道の駅でヤマトトウキの苗を見つけて購入。ベランダで育てるつもり。
レシートにお知り合いの名があってビックリ。うれしかった。

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4月1日 体育館の帰りに。ユズリハ・シナレンギョウとチョウセンレンギョウ・桜・仮称ロクアイタンポポ? モクレンの仲間・ソシンロウバイ・コオニタビラコ・マメグンバイナズナ

2025年04月01日 | Weblog

卓球の帰りにひと歩き。


曽我川緑地体育館の桜


ユズリハ 雌株はまだつぼみ固し。


ユズリハ 雄株はつぼみ膨らむ。赤い葯が覘く。


レンギョウ


シナレンギョウ これは雌しべが長い長花柱タイプ


チョウセンレンギョウ これも長花柱タイプ。


曽我川 公園の桜


シロバナタンポポ


カンサイタンポポ


公園に今まで見かけなかった大きいタンポポがたくさんある。


大きい頭花 花弁も多い。仮称 ロクアイタンポポといわれるものかもしれない。
ここで初めてみた。今までは気づかなかった。


大きい頭花の裏側


並べてみる。左)大きいタンポポ(仮称 ロクアイタンポポ?)
中)カンサイタンポポ 右)シロバナタンポポ
セイヨウタンポポか雑種タンポポもあったが取っていない。


帰って、並べてみた。大きいのは直径5㎝はあった。


曽我神社も花盛り。


桜 満開


ツバキも満開


足元に生えているのはキヌゲチチコグサの若い株


トウモクレンと思う。花盛り。 狛犬さんと。


ハクモクレンはだいぶ散っている。


ハクモクレン 雌しべはすでに閉じ、葯が花粉を出している。


ソシンロウバイは可愛い果実になっている。


花弁の散ったサンシュユ  どれが果実になるのか・・


溝の中にコオニタビラコ満開 風が当たらず暖かそう。


狭い道の脇にマメグンバイナズナ 満開だ。

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3月31日 車で4カ所ほど回った。ニワトコ・ショウジョウバカマ・ミヤマカタバミ・カテンソウ・イヌシデ・アカシデ・クサイチゴ・ツバメ・曽我川の桜

2025年03月31日 | Weblog

車で4.5ヶ所廻ってもらった。

そこで見たもの。


ニワトコ


ショウジョウバカマ


ミヤマカタバミ


カテンソウ


イヌシデ


アカシデ


コブシ



クサイチゴ


曽我川の桜


キモンハバチ? 絵合わせなので間違えてるかも。

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3月30日 うちの庭 ニセカラクサケマン ウマノスズクサの芽が出てきた

2025年03月30日 | Weblog

ベランダに種が落ちて毎年生えるニセカラクサケマンとカラクサケマン


左)カラクサケマン(花色がニセカラクサケマンより少し濃い・葉の色が少し粉白)
右)ニセカラクサケマン(花色は白、先が赤紫)

花はつる状に伸びて咲き可愛いが、外来植物なので増えすぎては困る。

花が咲き続けていると思っていいる間にいつの間にか種を落としている。


左から ①花序 ②下部の花が落ちた花序 ③花が全て落ちた後の花序 ④無理に花を取り除いた。

②・③の花の落ちた花柄に果実は付いていない。④無理に花弁を取り除いたので、花柄の先に果実が付いている。


自然に落ちた花序を見ると・・
花弁と緑色の果実があるが、左下の2つの花は果実を抱えている。
・・果実は花と共に落ちるのだ。緑色だがこれで熟しているようだ。

ムラサキケマンは花が小さくて見にくいが、構造は同じと思う。


冬、まったく姿を消していたウマノスズクサ。
芽が2本出てきた。
周りに生えているのは、ニオイタデの幼苗と思う。
あちこち生えてきたのでこの鉢のものは抜いた。



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3月29日 平井大師山から嶽の立石 ②嶽の立石~内牧区民の森展望台~嶽神社~伊豆神社スギの巨木~高井の宿~松本家のカヤの巨木 頑張った27610歩 

2025年03月29日 | Weblog

平井大師山の石仏群をひと回りした後、休憩所あたりでお弁当。
そして午後の部、出発。


40番?の石仏まで登り、そこから山道に入る。


分かれ道の多い植林地を登る。


こんなところも。


周りはササ。今日のためにササを刈ってくださったのでしょうか。


コショウノキがポツポツ出てきた。花が咲き始めている。
ゆっくり見ている間はない。 ついて行く。


林道に出た。歩きやすい。


しばらく歩いて「内牧区民の森」に出た。サクラはまだつぼみだ。

下の方に嶽神社が見える。
しばらく歩くと、第1駐車場があった。

 
そこには大石が。 これかあ~。嶽の立石というのはすごいな!
・・でも説明がない。これではないらしい。


「嶽立石群」へはここから下った所にあるらしい。


下って行く。


わお。これか~。突然現れた巨石「嶽太郎」の名がついている。


ずっと下って行く。


下りきった所に、突然「お花畑」出現。
ぱっと見、花らしいものは見えないが、珍しい花でも植えてあるのかなあ。
気になったが、見る余裕もなく・・ついて行かねば。
その先からは急な登りになるようだ。


登りは急です。階段を登る。


「嶽三郎」の名のつく巨石  少し登って「嶽次郎」 
嶽3兄弟制覇! 他にも名のない大石がいくつかあった。

なぜこんな山の中に巨石がごろごろとあるのだろうか?
平井大師山も石の多い山だったようだが、こういう石も利用したのだろうか?


登りの階段道。よいしょ。よいしょ。1歩1歩段差が大きい。
段の高い所で「押しましょうか?」後ろから若い人がお尻を押してくれた。


登って・・ようやく第2駐車場が見えた。




車道を少し戻って、内牧区民の森の展望台へ行くことに。
下で待つこともできたが、せっかくなので頑張って登る。


展望台に到着
桜広場の桜はまだつぼみ。先に少しピンクが見えるものもある。


みたらし団子のおもてなし。ありがたい。疲れが取れた。

咲いたらどんなに見事だろう。
一面のピンクを想像して下の景色を眺める・・
向こうに見える山は稲佐山と教えてくださった。

展望台を下り、トイレのある所へ。


時間があったので、遠くに見えた「嶽神社」へ行ってみた。


雨の神「高龗神」を祀ってあるようだ。


トイレの横に道標「左 うちのまき 右 山みち」

帰り道は車道をひたすら下る。 


内牧川沿いののどかな道。

予定の内牧西口バス停にはだいぶ早く付いた。
バスの本数は少なく(1日に3本)、時間があるのでもう少し歩くことになった。

内牧口バス停・八滝バス停・赤埴口バス停を過ぎ・・高井集落へ。


ウメ? 満開


内牧村道路元標があった。
集落の中心部に近いようだ。


伊豆神社 杉の巨木 横を素通り。

しばらくして「高井バス停」に到着
ここは知ってる。仏隆寺に行く時に降りるバス停だ。


高井バス停前の道は伊勢本街道 旅籠の面影のある井阪家。


石垣を覆うオウバイが満開。見事だ。


「高井の辻」には案内板や道標が並ぶ。
室生寺・仏隆寺・伊勢などを案内するもの。

ここから仏隆寺へは何回か行ったことがあるが、ずいぶん行ってない。

まだバスの到着までには時間があり「上の方を見に行きましょう」


坂道を少し登ったところに太神宮灯籠。
五穀豊穣 御代官所武運長久 裏には慶応2年寅10月吉日の文字。


さらに登った民家の玄関の上部には「女人高野室生山之図」の額絵。
仏隆寺経由で室生寺へのお誘いか? なぜこんなところに?


さらに登った所には、石垣から生えたような「松本家のカヤの巨木」すごい。


幕末まで旅篭を営んでいたという松本家 
カヤの巨木は松本家の敷地に生えているもの。
ここに泊まった旅人たちもこの木を見たことだろう。
素晴らしいものを見た。

そして、坂道を下る・・膝が悲鳴をあげだした。力の限界を超えたようだ。
痛たた‥痛たた・・50m?100m? この下り坂はつらかった。

まあ最後まで何とか歩けて、バスに乗った。

今日の歩数27610歩。上り下りがあり値打ちのある13、8キロの距離。 
この歳にしては頑張ったわ~。

団体について歩いたからこそ歩けた。説明も聞けたし、珍しいものも見れてよかった。

幸いにも膝痛は翌日には持ち越さず、筋肉痛もほとんどなく、上出来だったが、こんな距離と上り下りはこれが最後かな。

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3月29日 平井大師山から嶽の立石 ①平井大師山写し霊場巡り

2025年03月29日 | Weblog

平井大師山を案内してくださるウォーキングに参加。

平成26年9月26日、たまたま通りかかった道に「石仏群」の表示板があって寄り道したのが、平井大師山だった。
その時、遍路道を回って、偶然にも佐吉の石仏に気づき、喜んだのだった。
それ以来行ってない。

今日は講師先生の解説付きとのこと。
遍路道は上り下りがあるのがわかっているのでストックを持参。

藤井バス停から平坦な車道歩き、長く感じた。


道標 平井八十八ケ所霊場是より3丁 
ここを右折(写真の左へ)左へ登って・・
大師山入口に到着。休憩所とトイレがある。

 
入口左右にある灯籠(永世燈) 左矢印に佐吉の銘


参拝順路案内図

平井大師山
『宇陀郡上平井村(当時)の美登路家から出た平田彦八郎が、大師山に四国八十八ケ所の石仏建立を発起。
彦八郎は数度も四国遍路を行い、弘法大師を信仰する信仰心の篤い人で、仕事のつながりや地域の有力者を通じて精力的に喜捨を集め、石造物群建造に関しても、石材の選定・石仏と寄進者の組み合わせ・石仏の建立順などを主導的に進めた』(パンフより抜粋)

嘉永5年(1851)佐吉(当時37歳)は10人ほどの職人を引き連れて平井に移り、以後4年間にわたり大師山を始め多くの場所に石造物をつくった。

地元の人達が中心に遍路道の整備や石仏の汚れや蜂の巣の除去などの作業もしてくださっている。
石仏につきものの前垂れについては、昆虫の住処となって汚れたりするので、寄進してくださった赤い前垂れは石仏の後ろにかけるようにしたとのこと。

挨拶の後、出発。



休憩所そばにある 左)番外 地蔵菩薩  (右は次に)
地蔵菩薩にも佐吉の銘が刻まれているというが、??
講師先生が懐中電灯で照らしてくださると・・ 
赤矢印の窪みに字が見えた。先生の知識と懐中電灯の威力!


上記右側の屋根の下 右)1番 霊山寺 釈迦如来 
「佐吉タイプ」と言われる他の石仏より2割ほど大きい石仏。
このタイプが所々に配されている。
左)弘法大師像。

平井石仏群の発起人の平田彦八郎という人のこだわりは・・
地元の石を使う榛原石(溶結.凝灰岩)・先に大きいさサイズの石仏を要所に配し、後、サイズを揃える・寄進者の重複を避ける(1人1体)。など。
多額の寄進者でもサイズを大きくしたり、何基も作ったりはしない。

そこで、工夫の一つとして石仏以外で、大師像などを横に設置することは可。


3番金泉寺 釈迦如来 寄進者 当村 美登忠次郎

近在の寄進者が多い。


13番大日寺 11面観世音菩薩 岩穴の中に設置
岩穴タイプは他にもあった。

 
19番立江寺・石祠の中に延命地蔵菩薩がいらっしゃるらしい。
この小さい格子を彫り出す技術
右)前の石の横に「為父母 施主 照信」 佐吉自ら施主になっている。
石祠の側面?にも佐吉銘があるらしい。


24番 室戸山明星院 最御崎寺 虚空蔵菩薩
八十八ケ所霊場巡りはしていないが、観察会で行ったことのあるお寺。


大師像 台石の上に脱いだ沓が揃えて置いてある。
それだけのことだが・・
沓を掘るのではなくて、石から削り出してあることを思えばすごい。
数珠の所も貫通している。


32番禅師峰寺 十一面観音の右の「ひな女像」(左側に照信銘)
ライトを当てると天井にも線彫模様が現れた。懐中電灯の威力


40番観自在寺 薬師如来 
大師像と二人連れ 高額寄進者だったのかな。


42番 一か山 仏木寺 大日如来 佐吉タイプ石仏 この立体感! 
覆い屋根の中の石仏もライトで照らせばくっきり。


45番岩屋寺不動明王総供養塔 石仏群で最初に建立された。
石の祠は、4本の柱を残して1つの石をくりぬいたもの。
不動明王坐像の光背?の炎もくり抜き。さすが佐吉!


上の45番岩屋寺不動明王総供養塔 
嘉永5年 発起人平田彦八郎の名が刻まれている。
他面に世話人16人の住所と名前も彫られている。


この十一面観音像は、細部が未完成なのだとか。
「帰ってきたら彫るわ」と言って出かけたという・・。


88番医王山大窪寺 薬師如来 


番外・石造り五重塔 材木商人中 
こんな仕事ができるのは 佐吉かな?

休憩所に戻ってお弁当。

遍路道は上り下りがあり、ついて行くのに必死で説明も十分聞けないこともあったが、個人で来ても気づかないことも多く、やっぱり説明を聞けるのは良かった。

間違いがあるかもしれません。

その後、嶽の立石へ。想像以上の山道の上り下り・・体力が・・次に続く。

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3月27日 京都府立植物園(イナゴマメ・ユキヤナギ・シナレンギョウ・コゴメイヌノフグリ・桜・ヒトリシズカ)大雨で温室へ(スターフルーツ・アフリカバオバブ・・)

2025年03月27日 | Weblog

ガイドさんを依頼しての観察会に参加。

集合時間より早く着いた。


北山門前のイナゴマメ 雌木 
2月21日に来た時には、たくさん花がついていたが、雌花は少ししか残っていない。

京都園芸倶楽部の会報「園芸春秋」によると、京都府立植物園にある雄株は今年は花がつかなかったので、雄株の親株のある向日市まで行って雄花の咲いた枝をいただいてきて、この雌花に受粉を試みられたとか。
今の時点で上手くいったか確かめようがないとのことだ。

今日残っている花は、受粉が成功したものかもしれない。
そうならいいなあ。果実が楽しみ。


シダレエンジュの下に咲いていたコゴメイヌノフグリ。
園内でもかなり増えているようだった。


2017年3月30日植物園の生態園の縁に咲いているのを見つけた時が私の初見。
あれから8年。すっかり居ついてしまったようだ。

植物園に入る。



ユキヤナギの白・レンギョウの仲間の黄色 桜のピンクやシダレヤナギの若緑・・春色があふれていた。


ここの植栽はシナレンギョウ。
花弁は細めで色は薄く、ガクは小さく、葉も少し出て・・
花柱は長い。 私のイメージ通りですが・・
ただ、シナレンギョウにも花柱の長いタイプもある両性花です。
昔は図鑑にすっかり騙されていました。


サクラ「オカメ」が見ごろ。少し花色が濃い。
カンヒザクラとマメザクラの交雑種との説明板があった。


彬姫桜(あきひめざくら)第16代佐野藤右衛門氏により作出。


白侘助 


ツバキは子房が無毛というが、侘助椿は子房に毛があると聞いていたので、確かめたかった。
肉眼で見ても毛は無いように見えたが・・


よく見ると白い毛が少し見えた。このことか~。


ハナモモの鮮やかな花

メンバーが集まったので、生態園を少し歩く。


ユキワリイチゲがよく咲いていた。


ヒトリシズカ 1人だけど大勢の仲間と一緒だね。

芝生近くで弁当を食べて、北山門の近くへ。

13:00からガイドが始まる。


ちょうど見ごろのコブシやハクモクレン・タムシバ・珍しいコブシモドキ(絶滅危惧種 3倍体で種子はできない)の説明を聞く。
タムシバも身近にはなく珍しい。(上の写真)


近くには満開のコブシの大木。


遠くから見ると若葉しか見えないシダレヤナギ。
近づくと雄花がたくさん付いていた。
中国原産で、日本にあるのはほとんど雄株との説明。

さあ今からガイドツアーが佳境に入ろうとしていたその時・・
一天にわかにかきくもり・・大粒の激しい雨。
3時ごろまでは降らないはずだったのに・・

慌てて温室に逃げ込み、温室ガイドに変更になった。


ラフレシア 液浸標本

ラフレシアは、1998年娘と行ったインドネシアで、ジャングルツアーの時、ブドウ科の蔓に並んで付いているラフレシアの蕾と、咲き終わって黒くなった花を見た。
2回目は2017年7月、ボルネオで、もう少しで咲きそうなつぼみ(惜しかった)と咲き終わって黒くなった花を見た。
2回も見たのに、ちょうど咲いている花に出会ったことがない。


球根ベゴニアがたくさん。
「なばなの里」で見た目も眩むようなベゴニアガーデンを思い出す。


アリストロキア サルヴァドレンシス
何回も見ているのに、これは蔓植物ではなく木だと気づいた。


ムユウジュ 若葉は赤く萎れたように垂れている。
東南アジアで「新葉の萎れ」と教えてもらった。
熱帯植物に見られる現象で、アントシアニンで新葉を強い太陽光から守っているらしい。

仏教3霊樹も植えられている。


ジャポチカバが花を咲かせていた。(矢印) 
幹に直接花がつく幹生花
熟した果実は巨峰のようで甘い。


ゴレンシ(スターフルーツ)高い所に果実が出来ていた。
酸味のあるシャキシャキした食感で、おいしいというほどではないが、星形の形が可愛く、よく料理の皿についていた。


アフリカバオバブがいくつか果実をつけていた。
温室には花粉を媒介するというコウモリもいないので、職員さんが人工授粉されたとのこと。

2008年マダガスカルでのバオバブの思い出。


有名なバオバブ並木の通りで、バオバブの実を売っていた。
グレイの長い実・茶色のフエルト状の丸い実。どちらもバオバブの果実。
茶色いのを1個買って割ってみた。


中は、白くて粉っぽいものに覆われた種がすき間なく詰まっている。
食べるというほどの果肉はない。種ごとしゃぶった。
甘酸っぱい。溶かしてジュースや調味料ぐらいにはなるかも。
(食べた後の殻は持って帰って家にある)


車で移動中、樹の下に、夜に咲いたのだろうバオバブの花が落ちていて、止まってもらって観察した。
京都府立植物園温室で見たアフリカバオバブの花とは形が違った。
個人旅行ならではの気ままのきく旅だった。
マダガスカルには6種?ぐらいのバオバブがあるとのことだった。
(以上思い出話)

温室は熱帯で見たなつかしい植物が見られていつ来ても楽しい。

植物園ガイドが終わった頃には雨も止んでいた。
雨のせいで園内は十分見れなかったが、これからますます花盛りの時期で、たくさんの人が訪れるだろう。

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