ベランダのプランターに広がっていたマルバツユクサを抜いた。
所々にある丸いものは・・
地中の閉鎖花が実って果実になったもの。
苞を取り除く。果実が出てきた。
マルバツユクサは通常の花の後も果実ができるが、地中にも閉鎖花がつき、自家受精して種子を作る。
近年の繁殖ぶりも納得できる。
「電線にコウノトリが止まっていて、近所の人が集まってる」
息子が出先からライン写真を送ってきた。
奈良市窪之庄町でコウノトリ 1羽
トリミングしたもの。(上と同じ1個体)
豊岡の「コウノトリの郷」から飛んできたのかな?
国の特別天然記念物のコウノトリ この目で見たいなあ。
若草山に登ったのはいつの事か・・
大仏前バス停でメンバーと合流。
近鉄奈良駅から歩いたが、思ったより遠かった。
太いフジ蔓の絡む奈良公園を抜けて、春日山遊歩道へ。
大型のナチシダがそこここに。
月日亭の坂を横目に・・直進。
春日山原始林の中はシイやカシなど常緑樹の他、林縁に見られるのはシカの食べないイヌガシ・シキミなど。
出逢いの三叉路
まっすぐ行くと「鶯ノ滝」や「首切り地蔵」の方へ。
私たちは左へ、若草山に向かう。
若草山に到着。 鹿がお出迎え。
お出迎え・・はいいが・・
座ってお弁当を食べていると寄ってくるのでゆっくり食べられない。
立派な角の雄が頭を近づけてくると角が刺さりそうで恐かった。
1本紅葉した木(モミジの仲間?)をバックにモデルさん。
若草山からの景色。
遠景 右の方の上が平らな山は明神山。そこから右に切れ込んでいる所が亀の瀬だそうだ。
鶯塚の方へ。
この上が鶯塚古墳。
前方後円墳だという鶯塚古墳。「鴬陵」の石があった。
鶯塚からの景色
近くに三角点(三等) 標高342mではあるが、山を登った感あり。
ここは「若草山三重目」
ここで一時解散となり、元の道を下る人・鶯の滝へ行ってみるという人・私たちは山道を下ることにした。
ちょっときついかもというので、伐採されたナンキンハゼの枝を杖に下る。
若草山料金所で入山料150円を払う。
登ってきた道よりは景色も変化して楽しい。
「若草山二重目」に降りてきた。
真下に大仏殿の屋根がある。
「若草山一重目」
少し平らな道もあるが階段も多い。
イヌガシ 雄株の蕾
階段続く。
何アザミ?枯れ姿。
コガンピかなあ。
麓へ降りてきた。
喫茶店で一休みして、バスで奈良駅へ。
*シンジュキノカワガの蛹
「11月3日に繭と蛹化しそうな幼虫を連れ帰った。
予想通り後日、幼虫は繭をつくり中で蛹になった。
11月13日には、蛹の出す音も確認」 (11月3日・11月13日のブログも参照)
友達に話したら「ビデオで撮って音を聞かせてよ」というので、初めてやってみた。
音も聞こえたので、友達のラインに送った。
ビデオを撮る時、繭を見たら、上の方に小さい孔が開いていて、音を出す時、蛹が動くのが見えた。
(羽化が近いのかと思ったが、11月27日現在 羽化はしていない)
繭を開けてしまった蛹 腹側
現地で繭を開けてしまった蛹 背側
繭がなければ生きられないかな?
*ハエトリグモの仲間
部屋にいたハエトリグモの仲間。
前に見たアンダソンハエトリグモは白い筋模様があったが、それとは違う種類のようだ。
ネットで調べてみたがわからず。
ハエトリグモは網を張らない。そして、目はよく見えるらしく、目が大小4つある。
つぶらな4個の目 見えるかな?
「丹波佐吉の写真展&対談」があるとの情報を得て「奈良カエデの郷ひらら」へ行ってきた。
狛犬通の人はわんさかおられる。今日も詳しそうな方がたくさん参加しておられた。
私は偶然に通りかかった所で見るぐらいだが、道標や狛犬を見ると気になって見たり写真を撮ってみたりする。
そして、たまにはこれ丹波佐吉の作ではないの?というものに出会うこともあり、佐吉作ではないが、銘の入っているものやお気に入りの狛犬もいたりして関心はある。そんな程度。
写真展 ギャラリートーク
会場は元は小学校の校舎。佐吉の写真展は長い廊下に27点展示。
写真家中村大心氏の写真。狛犬を研究しておられる裏宗久氏の説明を聞く。
現地に足を運んでも、たいてい薄暗かったり、格子があって見えにくかったり。
写真家の写真は照明を当て、場所により小型カメラを差し入れたりの技を使っておられるので、細部までくっきりと見え、佐吉の石仏・狛犬の表情もよくわかり素晴らしさが際立つ。
石とは思えない細かい細工や透かし、立体感・・すごいなあ。
一見顔が長くバランスの悪いように見える石造も、下から仰ぎ見るとちょうどバランスよく見えるように考えて造られているらしい。なるほど・・
1点1点見所などの話を聞けてよかった。
平井大師山石仏群の石仏、近郊の大宇陀や県内の石仏や狛犬。
大阪・京都・滋賀・三重などの石造物の写真もあった。
お昼は、カエデ園へ。紅葉も楽しめた。
紅葉・紅葉を見ながらおにぎりを食べた。
写真展・午後からの対談が行われるのは、2006年3月末閉校となった「元菟田野町立旧宇太小学校」の木造校舎。
階段も木製
時代を感じさせる演台。
午後は狛犬の研究家の磯部ゆう先生と裏宗久先生。お二人による対談。
丹波佐吉がどういう時代に活躍したか。
どういうきっかけで宇陀に来たか。
幼い頃に孤児となり、預けられた丹波の石工難波金兵衛の所で修行・・
金兵衛に長男が生まれたのを機に丹波を離れ、渡り石工として腕を磨き・・
時の天皇から「日本一」の賛辞をうけるまでになる。
佐吉が宇陀に来たのは30代の後半。
宇陀市の平田彦八郎から、四国八十八ケ所の写し霊場となる石仏群の制作を依頼された。
佐吉は10人ほどの弟子と共に、旧家に住み込みで約4年宇陀に滞在して、平井大師山石仏群や、周辺の石造物を制作した。
発起人の平田彦八郎は、地元の石材にこだわり、大勢の寄進者を集め、1人又は1団体に石仏は1体とするなど・・プロデューサー的役割をしたようだ。
初めて聞いた話は、平井大師山石仏群を制作する時、佐吉は制作だけに関わって、管理的な仕事はベテランの?弟子に任せていたらしいこと。この弟子がマネージャー的なことを担っていたようだ。
そして、たくさんの石仏づくりはいくつかのチームに分かれてやっていたらしい。
佐吉と石工1人の斑・石工3人で、最後の仕上げを佐吉が行う斑・など・・いくつかの班があったらしく、主に佐吉が関わったのを特別仕様の石仏と位置づけ。
職人もだんだん力をつけていった。
(この辺の話の細部は正確ではないかも・・)
参拝順路や石仏の配置・地形・石材の搬入・作業場・などのこと。
山の中に八十八ケ所の石仏を設置するのだから当然の事なのに、考えたこともなかった。
先の特別仕様の石仏をどこに置いて、どういう参拝道をつけ、石材をどう運びいれ、どこで作業をし、どういう順番で石仏を作って行ったか・・お二人の先生が考察されている。
生涯結婚をせず、酒も飲まず、店も持たず・・ただ細部までこだわった石造物作りに携わった丹波の佐吉。
数多く残る石造物の中には佐吉の銘がないものの中にも佐吉が手掛けたものも見つかっているとのこと。
佐吉の石造物のお話と紅葉も楽しめてよかった。
家の庭
コマユミ 葉は落ちて残った赤く弾けた実
センリョウ 今年はあまり実付きが良くない。
ツワブキ 満開 もう1カ所にも咲いている。
ベランダ
ニオイタデ そろそろ刈り取りの季節。
種を取って自生地に戻すつもり。
シロバナイモカタバミ
ハナイソギクとするかイソギクでよいか? ・・
フジバカマ 増えすぎたので整理した。
世話も行き届かず、目立つようなものはないが、季節に咲く花が少しあるとホッとする。
年1回の鵜殿観察会。
堤防から眺める鵜殿ヨシ原
新名神高速道路の橋脚が建って、工事進行中。
担当の方の案内で、草の道・石橋を渡る。
年1回ぐらいは来るが、1人ではとても歩けない。
ヒロハフウリンホオズキ 先日、近くの散歩で見たばかり。
クマツヅラ
ゴキヅル 果実は熟すとパカッと上下に割れる。
毎年来てもたくさんある時と、あまりない時がある。
ゴキヅルは水に強く、水の中からでも芽生える。
今年は水路に水が通ったので今年はよく繁ったそうだ。
同じく草の上に繁茂するカナムグラは水がかぶると育たず、今年は例年より少ない。
水路に水があるかないかで植物の群生状態がちがうのはおもしろい。
草の道を通せんぼするように倒れた、竹? ではなくオオブタクサ。
右)果実を1つ取り出してみた。角がある。
ホソバイラクサ 群生。
木に巻きついたガガイモ 果実が2個付いていた。(1個写る)
もう少しすると、割れて毛を付けた種子が飛び出すことだろう。
ナンバンギセル 鵜殿ではオギに寄生しているという。
アメリカネナシカズラも花盛りだった。
川原に降りた。茶色に見えるのは枯れたヤナギタデ
川の中にクレーンも見えた。
観光船が通れるように川底を深くしているようだ。
船運実現するかな?
ホソバツルノゲイトウの群落
ナガエツルノゲイトウ(特定外来植物)群落
今年初めて島状に群落をつくっているのは・・
ヒメタデハグロ では?とのこと。
魚の水槽に使われる水草らしい。 増えなければいいが・・
川原から少し上がった所にホソバイヌタデ イヌタデより薄い花色
環境省では絶滅危惧、大阪府でも絶滅危惧2類に指定されている。
毎年群生を見ているが、去年来た時、見事に刈り取られて、ゴルフの個人練習場になっていてびっくりした。
今年は、ゴルフ禁止の立札も立ち、ひと安心。
でも、ホソバイヌタデも、川原のホソバツルノゲイトウやナガエツルノゲイトウやヒメタデハグロらしいものも、みんな泥をかぶってきたない。
11月2日の大雨でこのへんまで水がきて一帯が水没したのだとか。
厳しい条件にも負けず頑張って生育している草たちだ。
今日の昆虫
左)ヨツモンカメノコハムシ
ヒルガオ科を食害し、ホシアサガオやマメアサガオやヒルガオの葉が穴だらけになっていサツマイモの害虫でもある。
右)ふ化したばかりの幼虫群。シロへリクチブトカメムシ?(ネットで絵合わせ)
午後パラついた雨に慌てて雨具をかぶったが・・無駄骨で、よかった。
昆虫館から万葉の森へ。
鮮やかな紅葉 秋を実感
下って・・春日神社の横の山道を登ると・・万葉の森の桜園に出た。
(こんな道知らなかった)
わあ。大きいむかご!(ヤマイモ) ポロポロ落としながら採る。
ヤマイモの果実 この丸い翼状の果実の中に種子が入っている。
センニンソウの果実もあった。まだ冠毛は開いていない。
ツバキ園をひと回り。
ナツツバキ 枯れた果実の殻が枝に残っていた。
実が1つ付いたモッコクも。(今はモッコク科だが、以前はツバキ科だった)
ツバキやサザンカ(カンツバキ)ももちろんある。
薮に真っ赤に熟れたカラスウリがたくさんあった。
下って・・車道を横切り、万葉の森の中心部へ。
入口近くにたくさん実をつけていたのは・・キンカンのようだ。
(タチバナかと思っていた)
万葉歌碑のある遊歩道を進むと、タチバナがあった。
タチバナの実は少し平たい。
担当の人の説明では葉先が少し窪むとのこと。
・・本当だ。・・知らなかった。
高いユリノキの枝先にはまだ果実も残っていた。
近くにユリノキの幼木があった。
葉を包んでいたらしい芽鱗?が残っていた。
お弁当の後、周辺のダイオウショウなどを見る。
ダイオウショウの赤い落ち葉
ダイオウショウは3葉の松だが、たまに4本のもある。
クチナシの実・ホウチャクソウの実など・・
万葉の森を出る。
シホウチク
写真ではわかりにくいが、稈の断面は角の丸い四角。
秋にタケノコが出る。
食べられるそうだが、食べたことはない。
天岩戸神社に立ち寄り、昆虫館に戻る。
すごく歩いた感じがしたのに、歩数計を見ると1万歩あまり。
ちょっと疲れた。
家に連れて帰った シンジュキノカワガの蛹。
ネットで調べていたら、「蛹が鳴く」という記事。
えっ?蛹が鳴く? 蛹を触ったらぴくッと動くのは知ってるけど・・
さっそく試してみる。
左、連れて帰った蛹。 右、家で幼虫がつくった蛹。緑色。
私は耳が悪いので、声?は聞こえないかもしれないなと思いつつ・・。
繭は柔らかい。
そっと耳のそばで触ってみる。
すると・・ギュリリリーと声?音? 確かに聞こえた。
息子にも聞かせてやろうと軽く触ってみると、ギュリリリー。
さっきより遠いのに、しっかり聞こえた。結構大きい音。 不思議~。
音が聞こえるのは蛹が元気な証拠。
でもやり過ぎると体力を使って弱ってはいけないので見守るだけに。
『繭の内側の下の方に、扇形の構造があって、そこにハープの弦のようなものが張ってあり、音を出す時は、激しく腰を振って、お尻裏側のやすりのような突起を弦にこすり付ける。』(虫撮る人々 ネット)
繭の中の構造まで撮影されている。 そうだったのか~。
後日、友達が音を聞きたいというので、試した時、繭の上部が少し穴が開いていて、触った時、蛹がブルブル動くのが見えた。
ネットで見ても、音の聞きなしはさまざまで、面白い。
・モズの鳴き声や、キチキチバッタの発音を小さくしたような感じ。
・カラカラカラ♪と音を出します。
・シャカシャカっと短い音を連続で数回慣らし始めた。
・繭に触ると『ガリガリガリ・・・』と早く鳴きます。
・マラカスの様な音を発音します。
日本では越冬できないとの記事もあるが、毎日楽しませてもらっている。
今日は高校の同窓会 早く着いたので、電車で一緒になった友達と、橿原神宮へ。
ちょうど菊花展開催中。
いろんな咲き方の菊 どれもきれい。
厚物は豪華ですね。
繊細な感じの管物 個人的にはこれが好き。
盆栽仕立ても。素敵です。
見るのは易し、ここまで完璧に育てるのはどんなに手間がかかったでしょう。
菊愛がなければできないことです。
さて、コロナを挟んで6年ぶりの同窓会。
自身も歳なりに健康で、家族もつつがなく・・
今日参加できるのは幸せなことです。感謝せねば。
同級生と久しぶりの楽しいひと時を過ごしました。
これからも元気で頑張ろ。