曜の昼前に古い友人から電話が来た、中学から長い付き合いだったがちょっとした行き違いから連絡を取らなくなって10年以上経つか、その事は今回彼ではなく奥方が原因だったことを知ったが彼は知らなくとも奥方があまり好ましく無いと思われているならこれ以上の距離は縮めないが無難だろう、
娘さんが東京に住んでいて「孫の面倒を見て欲しいというので上京して23日までいる、孫を迎えにゆくのは19時15分位だから会わないか」というので昼に五反田駅で待ち合わせをした、しかし「少し飲みたいな」というので昼間から飲めるにはと浅草にゆくことにする、浅草はJRA前に昼間から多くの屋台が出ていて結構入っているのを知っていたが今まで入ったことがない、一度入ってみたかったのでそこに行く事にした、五反田からは地下鉄で直接行けるのも便が良い、
浅草は金曜でも結構人は多いが流石に屋台は空いている、今日は競馬がないのかもしれない
適当に入った店はどうやら韓国人らしい女性が仕切っている、ビールを注文し煮込みともろきゅうを取ったがビールのお替わりの度、新たにつまみを頼む度に「鯖の燻製はどうですか?」と煩い、それは頼まないで此処を3時ころに出たが「もう少し飲もう」と言う、寿司屋横丁の方に歩いたら「ひもの屋」と言う店が開いている、確かチェーン店でここも夫婦で「一度入って見ようか」言っていたがつい入らなかった店だ、彼も「魚が良いな」ということで此処に入ることにした、カウンター画広く店内は暗い、流石にこの時間は食事の客がほとんどだ、
刺し身とホッケの焼き物なんぞを突きながら私は焼酎、彼は前の店からぬる燗を飲んでいる、そうこうしているうちに時間は6時を廻る、孫を迎えにゆくのは代々木上原野駅近くっだという、「大丈夫か?」と聞いたが一向に腰を上げない、どうやら奥方も来ているらしい、
それでもギリギリ間に合う6時頃店を出た、新仲見世通りの一本裏筋を駅に見向かったら「あんこう鍋始めました」と張り紙のある小料理屋風の店を見つけ「食べよう」というといきなり入ってしまう、誰も客はいないがまだ時間が早いのだろう、「おまえ迎えは良いのか?」言っている所に電話が来た、どうやら孫らしいが一緒に奥方がいるらしい、電話を変わったあと一言二言はなしたらいきなり切られてしまった、すぐリコールしたが「着信拒否された」と慌ててメールを打っていたが返信はこなかったようだ、(これで評価は最悪だな)と内心思ったがまあ仕方ない、女将が聞いていて「これはお客さんのせいになるわね」と言うがそのとおりだろうな。
暫くしたら大将が降りてきてあんこう鍋を作る、年齢は女将も大将も我々も偶然昭和23年生まれの同年だった、店を開いたのは40年前になると言う、27歳の頃はもう大森だったがその前は亀戸の日立製作所にいたので浅草は結構来ていた、「浅草はよく来たが飲んだのは始めていだ」と言う話から「浅草は田舎モンにとっては敷居が高い」というはなしになった、
考えてみると浅草はお上りさん的に来るには良いが此処で飲むのは結構敷居が高い、勝手な印象かも知れないが浅草は粋な下町だと言う意識がある、表面的には気さくな下町だが「江戸っ子」の意識が高く、一挙手一投足に「粋」を染みつかせていて「粋じゃない」のを内心見下ろしていそうな気がするのだ、思い切り僻みだとは思うがそれにはやはりそう言う下地がある、長ハッピに半草履をつっかけて集まっている所にあまりそう言う粋を知らない我々が行くとそれが憧れと思う人もいるかもれないが私には妙に座りが悪い、
最も取引先の大手会社の部長で浅草の老舗和菓子屋の息子だったという人と親しくしていたがこの人は小説や落語に出てきそうな浅草っ子と言う感じだったので本当はそうなのかもしれないがいずれにしても浅草や深川の下町はブランドが高すぎる、もうちょっと場末のほうが良さそうだ、結局腰を上げたのは9時前、今日になっても彼から連絡はないが奥方はどうだったんだろう?
娘さんが東京に住んでいて「孫の面倒を見て欲しいというので上京して23日までいる、孫を迎えにゆくのは19時15分位だから会わないか」というので昼に五反田駅で待ち合わせをした、しかし「少し飲みたいな」というので昼間から飲めるにはと浅草にゆくことにする、浅草はJRA前に昼間から多くの屋台が出ていて結構入っているのを知っていたが今まで入ったことがない、一度入ってみたかったのでそこに行く事にした、五反田からは地下鉄で直接行けるのも便が良い、
浅草は金曜でも結構人は多いが流石に屋台は空いている、今日は競馬がないのかもしれない
適当に入った店はどうやら韓国人らしい女性が仕切っている、ビールを注文し煮込みともろきゅうを取ったがビールのお替わりの度、新たにつまみを頼む度に「鯖の燻製はどうですか?」と煩い、それは頼まないで此処を3時ころに出たが「もう少し飲もう」と言う、寿司屋横丁の方に歩いたら「ひもの屋」と言う店が開いている、確かチェーン店でここも夫婦で「一度入って見ようか」言っていたがつい入らなかった店だ、彼も「魚が良いな」ということで此処に入ることにした、カウンター画広く店内は暗い、流石にこの時間は食事の客がほとんどだ、
刺し身とホッケの焼き物なんぞを突きながら私は焼酎、彼は前の店からぬる燗を飲んでいる、そうこうしているうちに時間は6時を廻る、孫を迎えにゆくのは代々木上原野駅近くっだという、「大丈夫か?」と聞いたが一向に腰を上げない、どうやら奥方も来ているらしい、
それでもギリギリ間に合う6時頃店を出た、新仲見世通りの一本裏筋を駅に見向かったら「あんこう鍋始めました」と張り紙のある小料理屋風の店を見つけ「食べよう」というといきなり入ってしまう、誰も客はいないがまだ時間が早いのだろう、「おまえ迎えは良いのか?」言っている所に電話が来た、どうやら孫らしいが一緒に奥方がいるらしい、電話を変わったあと一言二言はなしたらいきなり切られてしまった、すぐリコールしたが「着信拒否された」と慌ててメールを打っていたが返信はこなかったようだ、(これで評価は最悪だな)と内心思ったがまあ仕方ない、女将が聞いていて「これはお客さんのせいになるわね」と言うがそのとおりだろうな。
暫くしたら大将が降りてきてあんこう鍋を作る、年齢は女将も大将も我々も偶然昭和23年生まれの同年だった、店を開いたのは40年前になると言う、27歳の頃はもう大森だったがその前は亀戸の日立製作所にいたので浅草は結構来ていた、「浅草はよく来たが飲んだのは始めていだ」と言う話から「浅草は田舎モンにとっては敷居が高い」というはなしになった、
考えてみると浅草はお上りさん的に来るには良いが此処で飲むのは結構敷居が高い、勝手な印象かも知れないが浅草は粋な下町だと言う意識がある、表面的には気さくな下町だが「江戸っ子」の意識が高く、一挙手一投足に「粋」を染みつかせていて「粋じゃない」のを内心見下ろしていそうな気がするのだ、思い切り僻みだとは思うがそれにはやはりそう言う下地がある、長ハッピに半草履をつっかけて集まっている所にあまりそう言う粋を知らない我々が行くとそれが憧れと思う人もいるかもれないが私には妙に座りが悪い、
最も取引先の大手会社の部長で浅草の老舗和菓子屋の息子だったという人と親しくしていたがこの人は小説や落語に出てきそうな浅草っ子と言う感じだったので本当はそうなのかもしれないがいずれにしても浅草や深川の下町はブランドが高すぎる、もうちょっと場末のほうが良さそうだ、結局腰を上げたのは9時前、今日になっても彼から連絡はないが奥方はどうだったんだろう?