梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

庶民文化が文化財なんだろう

2020-06-28 11:22:06 | 雑記
東京和楽器と言う会社が廃業するという記事を見た

知っていた会社ではないが内容を読んでみたら三味線などの和楽器を作って130年にもなる大手の老舗らしい、

従業員も(職人と言うべきか)18名も居る会社で維持が難しくなり税理士からも通告をされていたという、

此処数年需要が低迷しさらにこのコロナ騒ぎで花柳界も演奏も低迷しここ数か月注文はゼロだったそうだ、

利用者のインタビューでは「これからどうすれば」う人が多かった、

他にこの様な仕事を営む会社があるかわからないが大手の一角か、もしかしたら最大の会社が廃業するとなるとやはり衰退を否めなく今後の和文化に大きな影響がでるだろう、

日本の伝統文化、それも庶民レベルで広がっている日本人の中で育んできた伝統と言うより 更に深く沁みこんだ血のようなものだろう、

江戸時代から数百年をかけて育て上げた日本人の心と言うか血液の様なものはいくら科学が発展してもそれを乗り越える事は絶対にできないいし他国からも支持されている、

新しいものはこれからもどんどん出てきて経済的にも文化的にも発展をしてゆくだろう、 が「古いもの」は絶対に作る事は出来ない、

数百年かけて記憶の遺伝を繰り返して育んできた物を経済的なアンバランスで消滅させることは絶対に避けるべきだろう、

これは経済産業局という金だけを見ている官庁の問題ではなく文化庁の様な所がイニシアティブを取って支えて貰いたい

これこそ「無形文化財」と言っても過言ではあるまい、文化の継承は民族レベルで支えなければならない、

どんな良い施策を施してもそれが単に経済的援助では本当の伝統は育んでいけない、それが「仕事として成り立つ」事が文化なのだという事が肝心なのだ、

職人文化は日本の伝統文化であり、利益最優先では成り立たない、

アメリカ発の新自由主義経済と言う悪しき風潮はトランプ大統領に象徴されて世界は不安定になりかかっている、

世界レベルのウィルス感染禍を乗り切るには民族の隔絶ではなくそれをを超えた協調が絶対的に必要だ、

民族主義と民族の文化の尊重と理解は全く別のあるいは逆の話だ、

本題がそれた、東京和楽器を文科省の力で支えて継承を支えて貰いたい、クラウドファンディングでも立ち上げて貰えば喜んで協力しようと思う、