梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

選挙の朝

2012-12-16 07:28:30 | 雑記
選挙当日、どの党が政権の座に座るか、自公が再度政権を握るのか?自分としては此れは嫌なんだが民主党よりはマシと言う所だが残念ながら他の党では与党に座るだけの力量はあるまい、
どこに投票するかは人ます置いて自分なりに争点を整理してみた
原発は経済的な問題ではない、生命と国を危険にさらす、全廃を目指すべき。
消費税は景気浮揚と生活負担の観点から反対、まず支出の徹底的な見直しで不足分は資産課税にすべき。
憲法九条は現状で変更を検討するのは反対である、富国強兵を叫ぶ政治家が弄るべきではない。
年金は財源から考えなければどうやっても無理だろう、積み上げ式は理想的だが今の逆三角形の人口構成では難しい、消費税ではなく「資産税」で捻出すべきだ、個人資産が億を超える人達は一部を社会に還元する責任がある、彼らの資産形成の結果非常に多くの貧困層を形成してしまった事は間違いない、努力で得られる資産は努力した本人に限定し、金が金を生み続けられる状況は修正しなければならない。
資産課税で諸費税をカバーし安心して消費できれば内需は活性化する、日本人の貯蓄率が世界的にも高いのは老後の保証が機能していない為で安心して老後が暮らせるなら消費する方向に向く事は間違いなくそれが雇用を促進する筈である。
教育、少子化問題もいわゆる富裕層に0.5%の資産税を付加するだけで義務教育までと70歳以上の生活保証は可能になる、将来が安心でき子供の負担を国が見てくれれば消費に廻る経済が増えるだろう、
この観点で各党を見ても中々すべて合致する党はないがある程度方針は決まる、
多分勝つのは自公になるだろうがその理由が「勝ち馬に乗る」と言うのではあまりに情けない、バラエティで答えを可否で分けたエリアに入ると言うクイズ番組があるが見ているとある程度人数が分かれてくると其方に移動すると言う行動が見られるが政治にそんな日和見は許されるべきではないだろう、
己を軽々しくするのは情けないと思わなければなるまい、
さあ、どうなるか

自分で自分の首を絞める

2012-12-15 10:15:27 | 雑記
「自分で自分の首を絞める」と言う言い方が有るが此れはあくまで比喩だと思って居たが角田容疑者が拘置所内で自殺したらしい、警察の落ち度は置くとして3人同室で寝ている状況で自殺ができる物なんだろうか?
布団の中で長袖の上着の袖を使い自分で閉めたという事らしいのだが自分で窒息死するほど首を絞める事が果たして可能なんだろうか、民放でコメンテーターの女医さんが「死が近づいたら気が遠くなって手が緩んでしまうので難しいんじゃ無いか」と言っていたのだが素人考えでも同じ様な感じがする、
それ以前に「息が止まるまで自分で自分の首を絞められるのか」と言う疑問も有る、拘置所に居る容疑者を殺さなければならない理由はこの事件に関しては思いつかないからそんな事は有るまいが首をつるという方法以外に縊死ができるのかと言う疑問がどうしても残る、
この事件はどうも不可解な事が実に多い、何故此れだけ多くの人間を殺したのか?
何故この64歳にもなる女性に唯々諾々と従って「殺人」と言う恐ろしい行為を続けたのか?
発覚のきっかけはどうも内部からの通報の様な感じがするがかなりの年月に渡って監禁、虐待、結果的にが殆どらしいが殺人、そして死体遺棄と続いている様だ、
最初は「殺人」と言う意識ではなく結果的に衰弱しに至ったのかも知れない、その結果に狼狽し死体を処理した事で共犯としての認識が発生し同時にその事実を隠蔽する為に次々と繰り返されたのだろうが新たなターゲットを引き込んで財産を奪い衰弱しに至らしめると言う事は事実だし明らかに犯罪である、
「次は自分かも」と言う恐怖からか、はたまた良心の呵責からか誰かが警察にリークし、主犯格である角田美代子が拘束された事でその恐怖と呪縛から放たれた関連者達が一気に話し始めたと言う構図の様だが結局主犯格の角田美代子が自殺した事で真相は闇に消えた、
しかし、今の論調と言うか他の共犯者の言を総合すると、「主犯の角田美代子が恐ろしくてやむを得なかった」と言う様な論調になっている、此れだと主犯と従犯と言う言い方だが若しかしたらこの中に共犯若しくは教唆犯が居る可能性も大きい、
これからの捜査に期待する所である

中国の挑発と選挙

2012-12-14 07:32:45 | 雑記
中国の尖閣列島に対する挑発が激化して来た様だ、「挑発」である事が分かっているならそれに乗るのは愚かな事だとは思うが気持ちとしては本当に腹が立つ、
なぜ此処に来てこうも過激になったのだろうか?一つは民主党の外交能力の低さと政治の混迷からだろうがきっかけは都知事の稚拙な思いつきが引き起こした結果である、
領土問題は関係国家間の状況が完全に融和しなければ解決できない事は少し考えれば解る事だ、
国の威信をかけて、国民の感情を担保する問題は武力に頼れば即戦争に結びつく、今回の領空侵犯も本来なら空自のスクランブルが当然の行為だ、
今回は空自では把握していなく海自の目撃から連絡が入ったと言うがもしかするとブレーキが掛かったのかもしれない、此処でスクランブル戦闘機が上がりそれで中国機が離脱すれば良いが対抗上無効でも戦闘機が上がれば一触即発の状況が発生する、
先進国同士の戦闘行為は恐らくそう簡単には起こるまい、局地戦で治まる事が補償されなければそのリスクはあまりに大きい事はどの国も解っている筈だ、
しかしそれをいい事に既成事実を積み上げると言う行為は中国では隣接国に対して繰り返している、日本が押せば押すだけ下がると判断したとしたらその恐れは無いとは言えないだろう、
しかし一方で世界の批判に晒される事は今後世界のリーダーを自負する中国政府に取っては決して得策ではあるまい、
どこまで出られるか啄いて様子と見ていると言う事だろうが今までにない激しさも石原元都知事が無意味に「藪をつついて蛇を出した」結果である、はっきり言って事後を考えない「無思慮」な行為であり彼が国政に着いた時を危惧せざるを得ない、
いまの対中国問題をどうするか?選挙でそれどころでない政府に取って「あと3日」なのかも知れないが未だ政権の座にあるのだ、
「政治権力」でなく「政治責任」を優先して対処して貰いたい物だが、基本的にはこの時期であろうと無かろうと対処能力は期待できないだろう、
次の政府はどこに任せるか?本当に難しい選挙になる

安楽死

2012-12-12 10:18:01 | 雑記
通勤途中に安楽死を政治課題としている政治団体が有る、団体と言っても写真から見ると30代と思われる代表1人の様だ、
前からこのポスターには興味が有ったのだが今回の衆院選に立候補したらしくオート三輪で盛んに街宣している、この「安楽死*」を推薦する訳でも誹謗中傷するわけでも無いのだが党名をネットに出すのは選挙違反らしいので控えるが街宣で「日本にも安楽死法を」と連呼しているのでこの機会になってしまった。
「日本にも・・・」と言うところを見ると他の国では「安楽死法」と言う法が有るのだろうか?
回復の望みは全く無くとも生命維持装置で行き続けている患者は多い、心肺が頑丈だと結局老衰死までそのまま行き続けると言うケースもある、
元に戻る事は殆ど望めず本人の意識も無いいわゆる「植物人間」も有るが苦しみが継続し続ける患者もある、このような時には廻りも本人も「殺してくれ!」と言う事も多いだろう、
こう言う時にはやはり「安楽死」と言う選択肢は有るかも知れない、
只死なないと言うだけの重篤な患者には今「尊厳死」と言う方法が取られているらしい、此れが合法なのか黙認なのかは知らないが徒に死を延ばすだけのみならず本人に大きな苦しみを与えるなら終焉を引き寄せても安定した最後をと望むのは正しい選択肢だろう、
安楽死と言う行為は終焉を近づけるか可能性があっても治療を止めると言う事ではなく「積極的に生命を停止させる」行為だ。
この事で一番問題になるのはやはり本人が死を望んでいるのか、生を望んでいるのだ、
大抵の場合「安楽死」を選択するかどうかと言う重篤な患者の場合意識が混濁しているか若しくは意識は有っても表現する事が出来ないかと言う状況にあるだろう、
そしてもう一方見守る家族縁者の考えも「行き続けて欲しい」と言う心と「こんなに苦しみが続くなら楽にしてあげたい」と言う両方の心が錯綜する。
安楽死と言う選択肢を誰が行使できるかと言えば当然当人以外は出来ない、しかし殆どの場合はその意思表示は無理だろう、誰がその選択をするのか、安楽死の抱える問題はこの問題に尽きる。
今年の3月に義理の姉が悪性リンパ腫から全身転移した癌で亡くなった、痛みは段々強くなり緩和剤はだんだん効かなくなる、危篤になって1時間余り、医師は「これ以上は当人にとって苦しみだけを延ばします、維持装置を続ければ後数時間は生きていますがその間更に痛みと苦しみは増します」と暗に生命維持装置の停止を家族に伝え、家族はその時点で維持装置を停止する事を「お願いします」と伝えて義姉は静かに息を引き取った、
それで良かったと思ったのだが此れが医師としての思いやりである以上たとえ医師法と言う流れに齟齬があったとしても誰も攻める事は有るまい、あの時点で義姉の思いは生だったのか死だったのかはうかがい知る事は出来ないがあの結論を選択した娘と息子の気持ちは決して穏やかな物ではなかったろう、
安楽死と言う選択肢は高度医療が発達した現代では不要なのでは無いだろうかと言うのが私の結論だ、

衆院選考:憲法改正と外交

2012-12-11 17:06:56 | 雑記
ここ一年余りで大分タカ派の言動が目立って来た、憲法改正(正であるかどうかは疑問だか)を声高に叫ぶ輩が立候補するだけでなく現役の議員が「我が党が政権与党となったら必ず改憲をする」と堂々と言い放って憚らない、
数十年前なら考えられない言動だが世の中が全体的に右傾化したというのだろうか?
自分が見る限りそうは思えない、「ネトウヨ」(ネット右翼)と言う連中がバーチャルの空間でまるで戦前の様な差別発言を繰り返しているが此れを「民意」だ等とは思っては居ないだろう、彼らは己の存在が見えないが為に極端な発言をしているだけでその中身は殆ど無いに等しい、本当に彼らが口汚く罵る対象に論理的な間違いや客観的に倫理に悖るという事があるなら堂々と出て来て発言すれば良い、
もっとも石原慎太郎氏の様に結構な知識人のはずの人間が全く非論理的な「三国人は云々」と言う様な発言をするのだから堂々と発言するとしても非論理的である事は間違いないのだが、一般人は大抵「あの発言はどうかね」と言った反応だろうと思う。
無論憲法9条の事は絶対に改憲してはならないとは思えない、共産党の言う様に「憲法9条は日本の宝」と言うのも納得しかねる、第一あの憲法は無条件降伏の時にマッカーサーの草案を元に占領国の制定した物だと言う事は周知の事実である、
未だに敗戦国条項が削除されていない状況で世界的にも不平等な日米地位協定が存在するのは占領国が日本の牙を抜くと言うより体力を弱める為に策定した憲法には日本に不利な所が有るだろう事は当然である、専門的な法解釈ではなく極一般的な国民が納得のする憲法にする事には反対する気持ちは無い、
しかしその中で「日本も戦力を持つべきだ」と言うのはそのまま額面通りには賛成しかねる、「国家間の交渉が上手く行かないのは戦力と言う後ろ盾が無いからだ」と言うのは外交と言う物と軍事力と言うものの役割が逆になっている、
「外交は武力無き戦争だ」と言うのは有名な外交官の言葉だが今の日本にはその「外交戦略」どころか「外交戦力」そのものが余りにひ弱すぎる、
駆け引きも根回しも全く出来ない政府では「ネトウヨ」が馬鹿にしている中韓両国にすら良い様にあしらわれている、当然ロシアやアメリカからすれば赤子の手をひねるに等しいだろう、
この流れから「だから軍隊を持つ」と言う理論は出るわけも無い、正解的に此れから軍事衝突がおきるリスクは相当低い、が成熟していない国は未だ軍事力を誇示する事で外交を有利に出来ると考えている節もある、それでも実際には経済関係が民間レベルで深く交錯していて一気に国交を狭めると言う事は経済的な障害が大きいと言う事は今回の尖閣問題から起きた中国国内の一部暴動と同じかそれ以上に経済的な打撃を蒙っていると言う報道もある。
自衛隊は局地戦で言えば世界でも優秀な組織だと言う、此れを「戦力ではない」と言うごまかしを続ける事は逆に何処まで戦力を保持するかと言う事が曖昧になる、その点で言えば「憲法9条」に手を加える事はある程度やむを得ないだろうとは思う、
しかし、今の日本政府は対外的に大きな影響を持つ行動は先ず「武力無き戦争」を上手にこなせるだけの外交手腕が無ければ先の大戦で日本軍に蹂躙された国々にとっては青の時の悪夢を思い起こさせるだけだろう、
外交手腕、すなわち会話での国家間交渉が苦手だから戦力を持つと言う事は云わば話し合いの苦手な男が直ぐに手を上げると言う事に近い、
少なくとも「国家間交渉を有利に進める為に戦力を持つべきだ」と言う様な人間が政権に座る恐れがある限り「憲法9条」の改憲は反対だ