La douce vie

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カーニバル・オン・アイス

2008-04-21 | figure skathing、ice show
突然、先週末にぐり君パパがカーニバル・オン・アイスのチケットをもらってきました。豪華な出演者達であることは前々から知っていたので、浮かれて浮かれてしょうがなかったです。また土曜日に出かけてしまうところでした。(*少し前に日曜日に友達の結婚式の予定だったのに土曜日に行ってしまった)危ない、危ない。

あのさいたまスーパーアリーナに初来場。へぇ、ここにジョン・レノン・ミュージアムもあるんだ、とおのぼりさん気分で会場へ。

やはり、もらいものだったので席は相当後ろの方でした。段差が大きく幅が狭いので少し高所恐怖症気味の私はショーが始まるまでの30分くらい結構蒼ざめてしまいました。ショーが始まったらすっかり忘れていましたが。
表情はわからなかったけれど、第一線で活躍するスケーターばかりなので体を大きく使って表現してくれているので後ろの方でもきちんと楽しめました。

もらいもので言うのはなんですが、これほどのキャパを誇る会場で、あれだけ後ろの方の席で6千円というのは高いかな。せめて3/4か半額くらいにすれば潜在的に生で見てみたと思っているようなお金のない学生さんやファミリー連れや軽く興味がある人たちが入りやすいのではないかと思いました。これだけのスター選手が集まるアイスショーはフィギュアスケート・ファン入門としてぴったりのショーではないかと思うのですが。と、学生時代、アイスショーに軽く行きたいな、と思って調べたら、一番安い席でも高いことを知って軽く諦めたことを思い出す私でした。(だって、ミュージシャンのLIVEの方が安かったんだもん)

オープニングは高橋選手が手拍子で現われて真央選手と二人で踊るところがスタート。途中、顔がわからないおかげでライサチェックかと思っていた人がスピンがランビエール。ランビエールが坊主頭になっていてびっくり!ある種ベッカム感が出てました。
以下うろおぼえなので順番が違ったりしてるかもしれません。順不同、時々敬省略。

羽生選手。「死の舞踏」?スルツカヤばりのビールマンありの荒川さんばりのイナバウワーありの「おおっ」と感心。

コルピ選手。私の席からは彼女の美貌は判別できず。マドンナからABBA?(世界選手権がスウェーデンだったので)EXでABBAを取り入れた選手って結構いたんじゃないかな、と思ってました。

アドリアン。少し高橋選手の「バチェラレット」のような体遣い、だけれど、曲はパンク系。最後(だったかな?)は首の折れた3点倒立。

小塚選手。「キャラバン」上からみるとリンクを大きく使っているのがよく見えます。

本田さん。パパになったと何度も繰り返し言われていました。祝福の大拍手にご本人もとっても嬉しそう。美しいイーグル、切れのあるステップも見ごたえありでした。

エルドリッジ。あの、ズボンを下ろすナンバーだったらいやだな、と思っていたのですが。下品だからというよりかは、そこで笑うところが笑えないところが悲しいから。。。正統派ナンバーだったのでほっとしました。

ナガス・ミライ選手。年齢にあった愛らしいプログラム。若いのに音楽にのってすべっているところが素晴らしい。最後のスピンがちょっとパールスピンっぽいものからビールマンにいったように見えたような。来シーズンが楽しみです。


中野選手。相変わらず安定した「Area」美しかったです。Dream On Iceのころから構成をマイナーチェンジしているよな。

キミー・マイズナー選手。アメリカの女子選手はアピールの強い選手が多いのですが、彼女は意外と控え目なところがかえって好感がもてます。いつもシンプルな衣装を選んだりメイクがナチュラルなところも好感です。


東京女子体育大学「サムソンとデリラ」で1部フィナーレ。シングル選手ばかりなので違うものが入ると新鮮。

第二部はライサチェック選手から!
「ビリー・ジーン」体をいっぱいに使ったこのプログラムはTVで見た印象よりも会場で見た方が魅力的でした!やっぱり。ムーン・ウォーク!で盛り上がり。世界選手権欠場でしたが、元気な彼を見ることができてよかったです。
ピカチュウ達がアンコールをあおってた。。。

サラ・マイヤー。演技は相変わらず美しくってよかったのですが、アンコールを促すDJがしつこくサラの名前を繰り返して、会場が失笑。ご本人気の毒に。。。

ランビエール選手。「ロミオとジュリエット」会場中が息をのんでみているような雰囲気。アーティスティックで素晴らしいプログラム。アンコールは「ポエタ」のステップ。大盛り上がりでした。

高橋選手はやはり「SWAN LAKE」3Aもきれいに決まっていました。やっぱりこれはショーナンバーだよな、と思うと、競技でこのプログラムを滑っていたことに改めて驚きを覚えます。ストレート・ライン・ステップが代名詞ですが、私個人としてはここ2シーズンは圧倒的にサーキュラーの方が好きだな。(ムーラン・ルージュとラフマニノフはサーキュラーとストレート両方同じくらい好き)
アンコールはまたまたスワンのステップ。

初荒川さん!生で一度も見たことがないので、恥ずかしくて言いにくかったのですが、荒川さんの滑りが一番うっとりしてしまいます。氷のとらえ方がとてもソフトでまるで雲の上のようなやわらかそうなイメージを持つ滑り、空気をやわらかく捉える腕、本当に本当に美しい。(プログラムは)「Listen」かな?と「Listen」だったら嬉しいな、と思ってましたが、まさかまさかの「ネッスンドルマ」!!ボーカルはマイケル・ボルトンではない方でした。以前のヴァージョンより情熱的な演技。アンコールは「You Rase me Up」(こちらも男性ボーカルに変わっていた)イナバウアーを2回も見てしまった。

プルシェンコ選手。ジャンプも体もオフモード。ステップは圧巻でした。アンコールのリード兄弟が使っていたギリシア民謡の曲の方がより楽しめたな。

初真央ちゃん。遠くから見ると彼女の氷の捉え方をよく感じることができました。するする滑る感じ。アンコールはSPのステップ!体を大きく使った素晴らしいステップで思わず身を乗り出してみてしまいました。

エンディング。エンディングの途中で高橋選手とランビエールが向き合って踊っていて、「おぉ、かっこいい構成だな」と一瞬思ったのですが、どうもランビエールは心の赴くまま踊りまくっていたよう。彼は本当にエンディングの進行をこなしつつ、音楽にのりつつ、観客を盛り上げつつ、グッジョブ!でした。

最後はシンクロチームが円になるのをライサチェックとランビエールが中心に入りはじめて、すでにリンクをおりていたほかの出演者達も(おそらく全員)その輪に入って円を描き始めました。途中、プルシェンコが中にまぜてぇ~、とあわてているのに追いつかない!というようなアレンジ!を加えて、しっかりものの中野選手がプルシェンコの後ろじゃだめだ!とばかりに抜かして輪に入って、というような笑えるところもあり最後は渦になってフィニッシュ!出来ればここらへんもTV放送してもらいたいな、と思ってしまう楽しいエンディングでした。

どの選手も本当に素晴らしく、私ほどフィギュアスケートに興味を持っていないぐり君パパが「次はお金を払ってでも前の方で見たい」と言ってくれたほどでした。