男子FSの追記:
男子3枠は誰が決まっても、決まらなくても、複雑な気持ちになるだろうな、と思っていました。
高橋選手が選ばれたことは本当に嬉しかった。
でも、小塚選手と織田選手が枠に入れなかったことが本当に切なくて。
トリノイヤーから応援してきたこの3選手は本当に特別なんだな、と改めて思い知らされました。
高橋選手の手の怪我に気が付いていなかった。演技を見るというより、高橋選手のスケーターとしての生き様を見ていたんだなぁ。
佐々木選手:演技は昨年ほどではなかったけれど、放送してくれて嬉しかった!佐々木選手のようなスケーターを放送してこそ、フィギュアスケートの面白さがもっと伝わると思う。
宇野選手:
昨年はジュニア選手、というイメージでしたが、少し大人っぽくなりました。演技も上手いなぁ。
女子FS:
女子は一時よりも層が厚くなくなった、と思っていましたが、昨日のFSはトリノイヤーのような素晴らしい演技の連続でした!女子も負けてない!!!
鈴木選手:
6分間練習から新しい衣装が綺麗、綺麗、とつぶやいていました。
この重圧の中で記憶に残るような素晴らしい演技でした。
引退を決めた年に全日本女王になるとは。素晴らしいスケート人生!
村上選手:
FSはなんとなく安心して観ていられました。
最後のガッツポーズが村上選手らしい。
浅田選手:
3A2本行くだろうと思いました。
全日本女王より、3Aを2本入れるリスクを試したかったんだろうと思います。少なくとも、3Aが2本失敗しても、他のジャンプはきっちり跳べるようになっていなければ。
宮原選手:
失敗しないだろうな、と思いましたが、やはり、素晴らしい出来!
村上選手にプレッシャーを与える演技でした。若手が出てきて嬉しいです。
今井選手:
SPに引き続き、FSも素晴らしい出来!
こんなにいい演技は4年前の四大陸とかそのあたり以来では!しかも、盲腸を薬でちらしての出場だったそうで、こんなにたくさんのお客さんの前で久々によい演技ができてよかった!
本郷選手:
1年で随分大人っぽくなりました。メイク栄えするお顔です。爽快な曲に合わせてスピーディーなスケーティングでジャンプをばんばん跳ぶのが観ていて気持ちいいです。
安藤選手:
思い出の「火の鳥」で。半年でアスリートの体に戻して、3Lzも高くて、やはり、この人は天才なんだな、と思います。
後半はスタミナ不足を感じましたが、半年でここまで滑り、この内容の濃い全日本の女子でこの成績は素晴らしかったです。
演技後は笑顔で涙が止まりませんでした。観客の暖かい長い拍手も印象的。コーチが明るい方でなんかよかった。
引退後はコーチを目指すとのこと。
世界女王で有終の美を飾らなかったところも、復帰後わずか半年でここまでのスケートをしてしまうのも、安藤選手らしい。
長い間日本女子をトップレベルで引っ張ってくれた一人でした。お疲れ様でした。安藤選手の次のステージが素晴らしいものでありますように。
織田選手、引退発表
日本男子が注目されるようになった立役者の織田選手が引退を発表しました。
世界Jrで浅田選手とアベック優勝してから織田選手の快進撃が始まり、織田選手に刺激された高橋選手と一気に世界のトップに駆け上がりました。あのトリノイヤーの1枠を巡る競い合いがあったからこそ、今の男子の強さと人気があるのだと思っています。
それまで、男子フィギュアといったら、ヤグディンやキャンデロロのような別世界の人達の別世界のスポーツのイメージがありましたが、そういうハリウッドスターのような欧米のスケーターと互角に競う姿は当時は本当にびっくりしたし、嬉しかったなぁ。
思い出深いのはカルガリーの世界選手権デビューで織田選手のSPの演技に最後のスピンの途中で観客がスタオベになったことです。とても誇らしかった。
今年は当時を彷彿とさせる、織田選手にしかできない観客の心をぐっと掴む演技が久々に「大好きな織田選手が戻ってきた!」という印象を受けて本当に応援していました。
たらればを言っても仕方ないけれど、NHK杯のSPの4-3が認定されていれば、そのあとのいろいろな歯車の動きが変わっていたかもしれません。
織田選手のスケーター人生にとって最高のSPの1つだったと思っています。
GPF3位に入った実績や今シーズンの安定感を思えば、せめて世界選手権に選出してほしかったです。(小塚選手も)
引退するまでに世界選手権のメダルをかけさせてあげたかったけど、でも、織田選手ほど、どの国に行っても愛され、演技を楽しみにされるスケーターになれる選手はトップ選手の中でもごくまれです。
EXの演技の後、涙する織田選手にこっちまでもらい泣きしてしまいました。
あなたのおかげで男子フィギュアスケートの楽しさを世界基準で楽しむよろこびを知りました。ありがとう!
織田選手の次のステージが素晴らしいものでありますように。