La douce vie

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フレンズアンアイス2024 地上波放送

2024-10-14 | figure skathing、ice show
今回のサプライズはなんといっても浅田真央さん!初出演。現役時代はTHE ICEと日程が近いことが多く、フレンズとはなかなか縁がなく、最近はご自身のショーの全国公演をされているので、やはり難しいと思っていたところだったので、嬉しい驚きでした。

浅田真央さんがいるとみんなが笑顔になってしまう。浅田さんもショーの座長から、自分と同じ時代を選手として過ごしてきたスケーター達が多くいるショーはいつもと違う新鮮?懐かしい?気持ちになれたのではないでしょうか?

今回のキッズスケーターは沖縄のスケーター。モチベーションが上がった!とのこと、荒川さんも嬉しそう。

荒川さん:アメジスト
今回のテーマであるジュエリーなプログラム。真央ちゃんの言っていた通り一蹴りの伸びが素晴らしい。美しく、力強く。アメジストを意識した衣装も美しい。


三浦佳生選手: 長く話をしているところをはじめて聞いたような気がするのですが、若いのに賢い。練習や戦略の相談、表現に対しての謙虚な言葉。トップレベルに行きたい、という目標に具体的に対応策を考えられる選手なのだと思いました。
リショー氏の振付は坂本選手同様三浦佳生選手の良さを引き立ててくれていると思う。
テレビでは多くの選手のスピードは伝わりにくいけれど、三浦選手は本当にテレビでスピードがあると分かる。現役の躍動感のある気持ちの良い演技でした。

アボット・ジェレミー・高橋・三浦
アボットの代表作を四人で。三浦選手にとって良い刺激になったと思う。スケーティングの上手さ、表現の丁寧さが卓越した三人と同じプログラムを同じ場で滑ることで、ひとつひとつの動きを丁寧にしているように感じました。こういう曲調はこういうニュアンス、というのもすごく参考になったのでは。

高橋さん: wake up youre dreaming
フレンズでは久々なソロだったそうで。静かなピアノ曲。森に迷い込んだイメージ。
長い透ける衣装を羽ばたかせたり巻きつかせたり。

宇野さん
正直、事務所が変わった時にもうフレンズに出られないのでは、ということだけ心配でしたが、出演してくれて嬉しかったです。
ソロは後半になるにつれ激しく、踊る喜びに満ちています。プロになってくれてワクワクするスケーターです。
ステファンとのコラボでは二人で全く同じ動きをするのではなく、二人で世界観を作り上げていて素晴らしかったです。

真央さん
力強いプログラム。動きからトレーニングが充実しているのだろうと感じます。10年前なら真央さんとイメージが違うかな、と思ったかもしれないけれど、説得力がありました。
今回、フレンズに参加してくれたことで、新鮮な風を吹き込んでくれました。ありがとう。


荒川・浅田・村元・ポジェ
白い和風っぽい衣装。三人の天女のよう。黒の和装っぽいポジェがそれぞれリフトするのですが、自分のパートナーでもなく、体格もタイミングも違う三人をリフトしたり、プログラムのニュアンスをまとめあげてくれたり。

ポジェもステファンも本人が魅力的なだけでなく、ショーのオーダーに柔軟に対応し、素晴らしいプログラムにしてくれる。

もうすぐ、20年が見えてきたフレンズ。それでも、浅田真央さんというサプライズを企画できるなんて、荒川さんは本当にサプライズ好きな方です。感謝!

la douce vie 2020-2024 フィギュアスケート

2024-06-06 | figure skathing、ice show
かなだい結成!

当初思った以上の技術習得をしてくれて、カップルとして魅力的で、プログラムもどれも楽しみで、私の好みのアイスダンスで嬉しかったな。プログラムもバレエ、ミュージカル、ジャパネスク、ラテンとどれも魅力的でした。
スケーアメリカで、優勝に絡まないアイスダンスカップルで演技前のコールから大歓声で迎えられ、演技後はさらに大歓声!FD後は点数に不満のファンからブーイングまで出て、アイスダンサー冥利に尽きたのではないかと思う。
競技引退後もアイスダンスを継続してくれて嬉しいです。アイスショーにも幅が出ます。

宇野昌磨 世界王者

シニアデビューしてから、どの国に行っても、その国のスケートファンに愛され、初の世界タイトルを取った時も現地のオーディエンスに大きな祝福をされたのは、宇野選手が作品作りやパフォーマンスに心血注いでいた事が観る側に伝わっていたからだと思います。引退会見も素晴らしかった。

最近、引退発表された宇野選手。海外のファンや報道では世界王者や五輪メダリストになっただけではなく、数々の魅力的な競技プログラムを作り上げたこと書かれていて、どうして日本ではこういう報道ができないのでしょう?

りくりゅう 世界王者

初めて演技を見た時はあまりの技術の質の良さやスピードにビックリし、突然評価が上がって、突然大舞台のメダル候補になるようなことがあるのでは?と思ったのですが、思ったような形ではなかったですが、世界王者にまでなってくれました。
怪我がつづいていますが、早く回復されますよう。



浅田真央さんの新たなアイスショーが始まりました。劇場型でオーケストラも入る、エアリアルやタップダンスも取り入れて、前情報だけでもワクワクします。真央さんがプロスケーターとして充実期を迎えられているようで、嬉しいです。

「氷艶」ももうすぐ開幕!「銀河鉄道の夜」をどう調理するのか?キャストの大野拓朗さんも楽しみです!

フィギュアスケート:宇野昌磨選手引退

2024-05-10 | figure skathing、ice show
フィギュアスケートの宇野昌磨選手が引退を発表しました。
昨日NHKの21時のニュースで一番最初の報道でした。
付け足し付け足し文を書いたので一つの記事として話があっちに行ったりこっちに行ったりすると思いますがお赦しを。

私のお気に入りのプログラムは「トゥーランドット」あのいったん止まって「ネッスンドルマ🎵」と歌う姿に引き込まれ、競技であることを忘れ、宇野選手の劇場と化してしまいます。それから、2020年の宮本賢二さんの作品のSP。どこを切り取っても美しい。
その2つは衣装も素敵だし(でも、衣装はいつもどれも素晴らしい。凝っていても、女性が押し付けた衣装という雰囲気はなく、フィギュアスケートらしい華やかさと男らしさが同居していると思う)シニアに上がって軽くパーマをかけた髪型も氷の王子様らしく似合っていて好きでした。

ノービスの頃からアイスショーでシニア顔負けの表現で注目されていた宇野選手がジュニアで伸び悩んだ時期もありましたが、周囲の選手も認めるほど練習熱心さと才能で、世界ジュニア王者となり、シニアに上がってすぐ活躍してくれました。

宇野選手は難易度の高いジャンプで台頭しましたが、国際的なフィギュアスケート関係者や往年の海外のファン達の話題を席巻させたのは、プログラムのトータルパッケージの素晴らしさ。
スピンは入りの難易度の高さ、バリエーションの豊かさ、スピードがあり、ステップは音楽に命をかけるようらに、そして、これぞ宇野昌磨!というクラムキンイーグル。
シニアデビューから、大人の男の滑りと海外の放送で絶賛されたほどです。

また、演技が終われば、謙虚で、それまでトップだったスケーターの成績を凌駕しても、その逆の時も、驕らず、相手をリスペクトする態度は王者に相応しいものでした。時々、その謙虚さの表面しか受け取らないような報道に呆れることもありましたが,

シニアに上がってから、我慢しているな、と思う事がよくありました。
また、インタビューで自分のコンディションの状況や状態を淡々と語ってくれることで、どういう状況で演技していたのか分かったり、とにかく、賢い選手だと思っていました。

フィギュアスケート史に残るだろステファン・ランビエールがコーチを買って出てくれて、宇野選手のスケートが好きという気持ちに栄養を与えてくれた事は、宇野選手のスケート人生にとって幸せな事だったでしょう。トップアーティストである事と世界王者が同居しているスケーターは世界でも僅か、そこを理解しあえるのは宇野選手にとって大きかったのではないかと思います。逆に事あるごとに、「憧れは高橋大輔さん」と言ってもらえたこと、(どのスケーターに憧れていると言われても勿論嬉しいでしょうが)高橋大輔さんにとってどれほど嬉しかった事と思います。あの宇野昌磨が憧れたのはあの高橋大輔、と、世界に広まるのですから。そして、その宇野選手を憧れていると表明しているのはあの鍵山選手です。これは宇野選手も本当に嬉しいでしょう。

自分にスポットライトが当たる時に、自分をサポートしてくれた縁の下の力持ちとなった人々の名前を出し、感謝するところも素晴らしい一面でした。
日本人の振付師を多用してくれたことも嬉しかった。樋口コーチ、宮本賢二氏等の作品を五輪メダルや世界王者プログラムにしてくれました。

ずっと表現力に高い評価を得ている宇野選手ですが、心のどこかで、本当はもっと作品性を重視したプログラムを滑りたいのでは?それが本来の宇野選手では?という思いもありました。不思議なもので、宇野選手は高橋大輔選手が活躍した時代の2つのステップのあった時代の採点方法だった時代に活躍しただろうと思ったものでしたが、4回転ジャンプの時代にシニアに上がりそこで偉大な成績を納めました。

新型コロナ以降日本人ファンが遠征に行けない中、カナダやアメリカ、フランスのファンがどれほど宇野選手の演技を楽しみにしているかテレビを通して見る事が出来たのも嬉しかった。もちろん、日本の世界選手権を満員にし、世界王者を連覇したことも日本人として嬉しかった。

この先アイスショーで本来宇野選手がやりたかっただろうスケートを存分に発揮してくれる事と思います。往年のスケートファンはノービスの宇野選手のショーで見せた輝きを覚えているのだから。

フィギュアスケート: 世界選手権2024

2024-03-28 | figure skathing、ice show
坂本選手:

三連覇おめでとう!おめでとう、凄すぎます。昨年はホームでの防衛の期待というプレッシャーに打ち勝ち。今年はアウェーで防衛。
坂本選手のジャンプの質の良さ、スピード、爽やかな笑顔は本当に魅了されます。

りくりゅう:
銀メダルおめでとうございます!
木原選手のシーズン序盤の怪我で初戦は四大陸、二戦目。でも、二戦目とは思えぬほど素晴らしかったですよね。
fsの後の三浦選手の悔しそうな表情。何を話しかけているか分かりませんが、三浦選手をフォローしているだろう木原選手、ペアならではの光景ですよね。素敵です。
SPの爽やかな曲調と三浦選手のグリーンの衣装のイメージがピッタリで素敵です。これが今回では終わるのはもったいない。同様にFSも四大陸のみではもったいない。(でも、今回以前のプログラムに戻したことは納得してます)ぜひ、来シーズンにまた見せてほしいです。
優勝したのが地元カナダのペアであるにも関わらず、りくりゅうの演技が1つ1つ決まるたび、大きな歓声が沸き起こるのがどれほど嬉しかったことか。

鍵山選手:
銀メダルおめでとうございます!
昨年は怪我でしたが、トップ争いに戻ってくるなんてすばらしい。これから、マリニン選手とよきライバルになるのでしょう。今後も楽しみですね。

宇野選手:
私にとって宇野選手は特別です。
もちろん、どのスケーターにもあたたかいカナダの観客ですが、宇野選手のSPにあれだけのスタオベをしてくれて本当にうれしかった。
FSは練習の成果が出し切れず、残念だろうとは思うのですが、ジャンプ成功失敗の云々に関わらず、表現を大切にする宇野選手の演技は勝敗だけじゃないんだ、と思わせてくれるのです。(負け惜しみではないですよ)

そして、カナダの素晴らしい観客の皆様にありがとうございました!とお伝えしたい気持ちでいっぱいです。
本田武史さんの言っていた通りの素晴らしいオーディエンス。
どの種目にも素晴らしいスケーターを排出しており、スケーティングの知識がある。地元以外のスケーターにもフェアで母性(父性)のようなあたたかさがある。
20年くらい前からカナダのスケートファンはずっとそうで、スポーツマンシップや氷上では平等であることを理解されています。
日本の歴代のスケーターの多くも私もカナダのスケートファンが大好きで、あのファンたちの姿勢を見習いたい気持ちです。

村元哉中&高橋大輔 衣装&パネル展」、りくりゅう復帰戦

2024-02-19 | figure skathing、ice show
■衣装&パネル展概要
『村元哉中 高橋大輔 かなだいのキセキ』 扶桑社著者:田村明子
出版を記念して、モード誌「Numéro TOKYO」が撮りおろしたスペシャルグラビアと、二人の競技写真を展示する「パネル展」を開催します。
また、かなだいが試合で着用した貴重な衣装4着を特別展示。

とのことで、衣装大好きな私は行ってまいりました。何人か撮影している方がいらっしゃったのですが、お互い静かに譲り合う和やかな状況でした。



ソーラン節

和テイストのプログラムや衣装はあまり好きなものは少ない私ですが、このプログラムは編曲、振付、衣装、髪型、トータルパッケージで大好きでした。
大輔さんの衣装は袖がなく、赤い半衿が衣装を強調して、アニメとかでこういうの来たキャラが出てきそうです。帯の締め方もカッコいいですね。軽くすることだけ考えればこういうデザインは避けられるのですが、軽さより衣装も世界観のひとつ、のこだわりを感じます。



哉中さんの衣装は真っ赤で大輔さんの衣装と対になっています。対だけど、同じ漁師仲間や妻とかでなく、豊漁の女神みたいなイメージ。ちょっと巫女さんを彷彿させる衣装。
伝統からはみ出して、肩を出したり、スカート丈が左右非対象なのはアイスダンスや着物らしくスカート丈を揃えて長くすると、袖も合わせて全体的にだらんと長い印象の衣装になってしまう。だからといって、ノースリーブやスカート丈を短くまとめるのはあり得ない、左右非対象な事で動きも出て、カッコよくなったように思います。

オペラ座の怪人



この衣装、もうちょっと肉厚な生地で重厚感があるように思えたのですが、実際肉眼で見てみると、厚みを感じない生地でした。それと、テレビでは気付かなかった生地へのこだわりにも気付きました。レースだと思い込んでいたけれど、和紙のような凹凸のある生地でした。



この部分はオイルを水に垂らしたようなカラーが広がっているんです。反対側は黒。テレビでは全然気が付かなかった。



哉中さんのクリスティーヌの白いレース生地も思ったより生地の厚みがない。和紙の様な凹凸がある生地です。



本体部分と繋がった袖があればやぼったくなりそう、でも、ぴったりとした袖とかノースリーブはオペラ座の怪人っぽくない。このセパレートなレースの袖が動きも出るし、本当に素敵でした。





胸元のスパンコールもシャンデリアを彷彿とさせてくれます。きっと、大きさもジャッジからの見栄えとか、汲んだ時に邪魔にならない、とか、いろいろ考えられているんだと思います。

今年は実験的な滑走屋に始まり、氷艶もありますね。
アイスショーのチケットが高い、というのは昔からのテーマだったと思います。学生さんが、興味を持った時にさっと観に行くには少し敷居が高い。
それと、日本でこれだけスタースケーターが生まれれば、今までと違うアイスショーが出来るのではないかと思っていました。
欧米のアイスショーはほぼ自国や隣国のスケーターでショーをしていますよね。日本にも素晴らしい振付師も演出家も多くいらっしゃいます。新しい挑戦というのを受け入れられるかというのはなかなか難しいものですが、浅田真央さんの挑戦も刺激になっているのかもしれません。

日本でスケートを続けてやりたいと思っているスケーター達の裾野を広げる挑戦を応援しています。

話はだいぶそれましたが、この展示は田村さんの「村元哉中 高橋大輔 かなだいのキセキ」の出版を記念して。
まずは美しい写真と長年フィギュアスケートの執筆をされている田村明子さんの本を楽しみましょう。



四大陸 りくりゅう復帰戦

木原選手の故障により、四大陸が今季初戦となりました。
会心の演技とまではいきませんでしたが、プログラムのトランジッションのが以前よりもストーリーを感じる様な振付が施されていて、素敵でした。ペアは機械的に次から次へと技術を遂行させる事を第一に作られているプログラムが多いと個人的に思うのですが、りくりゅうの今回のプログラムは作品性としての豊かさを感じるもので嬉しかったです。三浦選手はもちろん、木原選手も男らしくエレガント(さすが、本田武史さんファン)なんですよ、素敵素敵。
りくりゅうの魅力の1つであるスピード感も健在!
おかえりなさい!!



フィギュアスケート全日本2023宇野選手を中心と言いつつ余談も多々

2023-12-27 | figure skathing、ice show
宇野昌磨を中心に書き連ねたメモなので、内容が前後したり、重複したりお見苦しい点があるかもしれません。


オフシーズンは若手スケーターを中心とした新しいアイスショーの座長をつとめ、いつになく充実していたのではないかと思います。 

まずはプログラムの感想。

SPは映画から。途中月の光も入っていたり、独特です。
ステップの時、メロディが動かないというか、抑揚がないところがあるのですが、ステファンがそこに意図したステップを入れ、宇野選手がそれを理解してステップを入れています。結構勇気のいる、難しいことをさせるな、と思いました。

FS
こちらも環境音楽のような曲が演技を助けてくれない選曲です。
ステファンと宮本賢二さん、どちらが選曲したのでしょう?
動線や1つ1つの技術が美しい宇野選手だからこそ、プログラムのはじめから終わりまで心地よく感じさせてくれます。

余談ですが、そういえば、宮原知子さんと田村岳斗さんのトークで、自分の感覚とポジションの位置を合わせる作業の話をしていましたが、高橋大輔さんも以前、自分が美しいと思ったポジションにする苦労を語っていたり、宇野選手もバレエのレッスンの苦労を語っていました。
美しいポジションを保つのって涼しげな顔をしていても、結構大変なんだろうな。

さらに余談。カーニバルオンアイスでミス・サイゴンの再演がありました。ミュージカルを見るような贅沢気分を味わえたあのプログラムがフレンズだけではもったいないと思っていたので、三人が揃い再演されて嬉しかったです。

さらにさらに余談。田村岳斗さんが浅田真央さんのアイスショーに参加。なんだかんだ言って本当は頼れる兄貴分。
真央さんのショーは真央さんが競技生活で使っていた馴染みののある曲をバレエ調にミュージカル調にドラマチックに仕上げ、金額は抑えめ、いいアイスショーをやっていらっしゃるな、私も一度みたいな、と思いました。
田村さんだけでなく、今井さんなどいいスケーターが参加されてますね。
また、柴田さんも現役時代にシングルからペアへ移行されましたが、真央さんのパートナーとして、ペアとしての充実期が今なのではないかと思いました.

宇野選手の競技に話は戻って、

中国杯はシーズン序盤。ベテランの域に達した宇野選手がここで完璧ではなくても、心配というより、逆にこれだけの構成で立て直したり最後にリカバリしたりお見事でした。
演技前のコールからキヤーッ!という女の子達、シヨーマーという現地の男性ファンの応援、嬉しいですね。

NHK杯

とてもいい演技でした。
宇野選手のコメントが本当に賢くて、このコメントを額面通り受け取って下さいね、と言われているように思いました。批判や嫌味や皮肉が入っている余地はないコメントだったと思います。

私は宇野選手が競技生活を続けてくれていることは有り難いことだと思っています。技術と芸術の高いレベルでの融合。競技という制約の中でそれを見ることが出来るのは稀有な存在なのです。
私にとってはジェフリー・バトル、ステファン・ランビエール、高橋大輔、ヴァーチュ&モイヤ、そういうスケーター達の現役時代と同じく思いなのです。

GPファイナル

GPファイナルや全日本までの間、モチベーションを保ち練習を保つのは大変だと思いましたが、さすが宇野選手です。

全日本

鍵山選手、友野選手、山本選手、三浦選手、とパッと名前が出てくる選手だけでなく、全日本で放送されるレベルのスケーター達はプログラムがトータルパッケージで良いものを見せてくれます。すごく層が厚くて、ゴールデンタイムに放送する説得力があると思いました。上位の選手達も新しい曲調に挑戦して表現の幅を広げてます。

FS

次から次へと素晴らしい演技が続きました。
多くのスケーターが曲が観客を乗せてくれるようなタイプではなく、でも、見てる側は緊張感と興奮で1秒たりとも退屈することはなかったです。
友野選手は曲想をパッケージとして表現していて、それが彼の誇りなのだと思いました。
鍵山選手はSPを見て、FSはアグレッシブな演技をしてくれるだろうと思いましたが、その通りでした。
山本選手はあの演技が続く中、よく、精神を集中させ、あれほどの演技をしたと思います。

宇野選手のジャンプの軸がいい時のものではなく、調子悪い中まとめ上げているというのが分かりました。でも、あれだけの構成をあの緊張感の中でまとめ上げる能力にはいつも感嘆します。
今期のFSの音楽、演技を見るごとになんだか好きになっていく、頭に残るタイプの曲調じゃないのに、宇野選手の演技が曲想を増幅させてくれます。

本田さんの言葉の通り、世界選手権に連れて行ってあげたいい素晴らしい演技内容のスケーターが多くいました。
きっと、世界のフィギュアスケートフリークはネットで全日本をチェックしていたことと思います。

世界選手権、四大陸代表が選ばれ前に思った事として誰が選ばれて誰が選ばれなくてもきっとどこか寂しさを覚えずにいられない気持ちになるでしょう。

2007年頃はフィギュアスケート男子で日本でこれほど才能あるスケーターが集まるのは今しかないのでは、などと思っていましたが、脈々と受け継がれ、どのスケーターも見ていてそれぞれの魅力的を感じました。

りくりゅう
本人達が一番つらいでしょう。早い回復を願っていますが、焦らず、きちんと回復されますよう。


フィギュアスケート:フレンズオンアイス2023他

2023-10-21 | figure skathing、ice show
今年の夏は暑く長く、なるべくテレビはつけないようにしていたので、見るのが延び延びになった録画ばかりで感想が遅れました。



荒川静香✖️三原選手✖️安藤美姫「メモリー」
三原選手の初々しくも愛らしい白猫と安藤さんと荒川さんの大人猫。
昨年のミス・サイゴンに続き、こちらも素晴らしいミュージカルコラボとなりました。
荒川さんがキャリアを重ねても技術を磨き続けて、大人の女性として美しい。そういうスケーターが日本にいてよかったと思います。
また、荒川さんはソロでは村元さんにプログラムの振付を依頼したものも、若手のセカンドキャリアの機会を設ける荒川さんらしい優しさだと思いました。以前は村上佳菜子さんに依頼したこともありましたよね。(荒川さんレベルになると振付の要求に応える範囲も広くなるだろうし、振付の仕事が楽しく感じるだろうし、自分の作品を多くの人に見てもらえる機会がある。) 「竜とそばかすの姫」の映画の登場人物の内性的な表現が感じられるような「メモリー」とはまた違うこちらの素敵なプログラムでした。

ランビエール✖️高橋大輔✖️村元哉中✖️アンドリュー・ポジェ
ランビエールの代表作、よく許諾してくれたな、荒川さんとステファンと高橋さんの信頼関係が伺えるコラボ。
やはり、ステファンの代表作だからどうしてもステファンを目で追ってしまうのですよ、でも髙橋さんは伴奏のよう(ベースかドラムのよう)にステファンの動きを引き立てます、また、見直す。そうそう、村元さんもこの曲使ってたからか。と思い起こす。

かなだい
シェイリーン作。曲調に合わせ、衣装メイク、ヘアスタイル、だけでなく、表情や動きも変わる、本当にこの二人が組んで良かったな、途中ジャンプが入ったり。シングルスケーターとしても個々の能力が高い二人の特徴も入れて。また、新たなかなだいを楽しめました。

THE ICE マスク かなだい
このプログラム。もう滑らなくなるのは惜しいと思っていました。かなだいの歴代プログラムは競技プログラムどけど、ショーとして楽しめるプログラム。今後も何かの折に滑って欲しい。

JAPAN Open 宮原さん ロミオとジュリエット

宮原さんらしいトータルパッケージが素晴らしい作品。
技術だけでなく、ドラマチックな作品性、トランジッションも丁寧に。ステファン、このプログラム作り甲斐があったろうな、多少縮尺してもいいから、アイスショーでまた見たいです。
宮原さんは北米のアイスショーツアーに参加してましたね。彼女が長年やってきたスケーティングがきちんと北米のスケート関係者やファンからの評価を得ていて嬉しいです。

りくりゅう スカートアメリカ欠場

昨シーズン序盤も怪我に泣かされましたが、今シーズンも。早く良くなりますよう。

野村忠宏さんYOUTUBE × 高橋大輔さん出演
「剛」である柔道の第一人者である野村忠宏さんと表面的にその対極であるように見える「華」のスポーツの第一人者である高橋大輔さんのご縁が長く続いているのが、とても興味深いし、リラックスしたゆるトークで本音がぽろぽろ出てくるのもYouTubeの魅力でしょうか。

フィギュアスケート:村元・高橋組 引退 (追記あり)

2023-05-05 | figure skathing、ice show
かなだいこと、村元哉中・高橋大輔組が引退を発表しました。お疲れ様でした。
3年間著しい成長と珠玉の作品を見るのは楽しい日々でした。
引退の予感はあったので、大きな驚きはないものの、競技という制約で見せる魅力的な作品をもう見る事が出来ないと思うとやはり寂しさはあります。

こちらの予想を大きく上回る速度で成長してくれた二人ですが、急成長を遂げたのは、相当な練習量にあったのだろうと思っていたのですが、二人の三年は練習の制約が常にあったように思います。
膝の状態で練習したいけど、出来ない日々はさぞもどかしかったでしょう。

でも、ホームの大会場で、声出しが可能になり、昔のような雰囲気で、すべてのスケーターを愛する観客に囲まれて、いい演技ができて、こんな幸せな終わり方を選択できてよかったと思います。

先に哉中さんについて書くと、お姉さんの村元小月さんが私のお気に入りで、哉中さんが出てきた時は姉さんとよく似ていて、妹 (舞さんと真央さんみたい)らしく元気なスケーターが出てきたな!と思ったことを覚えています。技術がに偏りがなく、良く、癖がない、表現も上手い、濵田門下生の特徴かと思っています。
そしてアイスダンサーに転向した短期間で目覚ましい成果を上げただけでなく(キャシーと比較してではなく)順位とかレベルとかでなく、見た印象で世界と対等なアイスダンスをしている、という印象をを受けていました。

アイスダンサーとして高いレベルにありながら、大輔さんの成長に寄り添い、大輔さんの陰になることなく、よく調和した表現力を持つ魅力的なスケーターでした。
氷を降りると、大輔さんを常に立て、演技後大輔さんの呼吸が整うまで、先にコメントを出すような気配りができる賢さを随所に見せ、シングル時代からの大輔さんファンにあっという間に受け入れられ、感謝される域に至ったのもお見事でした。
プログラムの意図に合わせ、表現を変えていくのも、衣装、メイク、ピアス、ネイル、ヘアスタイルをアレンジしていくのも大輔さんのそれとよく合っていて、素敵素敵と唸っていました。
彼女がアスリートとしてやり切る事が出来たと心から思えているといいのですが、

私にとってお気に入りプログラムは、強いて言うなら、ラ・バヤデールです。
ズエワコーチのこういうプログラムが観たかった!夢のように美しく、ロマンチックなバレエプログラム!二年間継続してくれて本当に嬉しかったです。衣装は1年目のベビーピンクと臙脂色のものがそれぞれの肌の色に合っていたし、繊細なデザインも大好きでした。今のトレンドのコーチ陣ではなく、ズエワコーチに師事した事も私の好みとして嬉しかったです。

印象深い試合は2022年のスケートアメリカ。
本当に雰囲気のいい観客で、ウェルカムな雰囲気で、RDもFDも反応が良くて、好意的なブーイング(ジャッジに対し)までしてくれて。ああ、この場でいい演技ができただけでも、二人の結成は報われた、と思ったものです。

違う意味で印象に残ったのは、今年の世界選手権と国別の試合。いい演技だったことも、もちろんでしたが、オペラ座というプログラムが大輔さんのスケーター人生の大きな伏線回収の作用をしているように思えたからです。
2007年世界選手権はSPの3-3のミスの後、FPのオペラ座の会心の演技で日本人初の感涙の銀メダル。今回はツイズルでの回転オーバー気味の後、FDのオペラ座の会心の演技で、歓涙の日本人最高位。
宇野選手がフラワーボーイをした時に憧れたと公言したプログラムは全日本のオペラ座でした。今、その宇野選手は二度目の世界王者となった記者会見で再び大輔さんへの憧れを公言。
そして2007年世界選手権で表彰台に並んだ三人が、世界選手権ではステファンが国別ではジュベールが会場でオペラ座を見守るなんて。
その国別はその2007年の会場でもありました。
目標だった長光コーチの涙もありました。

トリノ五輪からトリノワールドまでの伏線回収もドラマチックでしたが、オペラ座でこんな長い長い時間を経た伏線回収があるとは!そして今では氷上に素晴らしいパートナーがいるのです。

あと、付け加えると「オペラ座の怪人」今年NYで終演しました。これはこじつけすぎかな(笑)

追記: デニス・テンの記念杯に出場できた事も、大輔さんが一番苦しかっただろう時期に天使のように愛を与えてくれたデニスへ感謝と新しい自分を伝えられた事も良かったのでは?

やはりこれは書いておきたいのは哉中さんを日本トップレベルのアイスダンサーに引き上げたのは故クリス・リード氏であり、そのクリスの技術を共に積み上げたキャシー・リード氏も感謝と共に忘れてはならない存在です。

大輔さんがシングルを引退した時のように長々と書こうとしたのですが、今回は違うな、と思ってやめました。
復帰してからの日々は次にプロに専念した時の楽しみがどんどん膨らんでいたからだと思います。
かなだいはプロとしても継続してくれるということで、今後も二人のアイスダンスを楽しみたいと思います。

フィギュアスケート 国別対抗戦2023 他 (追記あり)

2023-04-21 | figure skathing、ice show
世界選手権からアイスショーを経て、国別と疲労困憊している選手がいっぱいいたと思います。観客の方が、国別はとにかく楽しんで、という雰囲気を作り出してくれるところが救いですね。

村元・高橋組

RD
冒頭のポーズが幾つか変わっていくところ、あかんべ、国別オリジナルですね。ジャッジ冒頭では村元選手な振付、バキューン、パー、を経過して、頭の上くるん、あれ?世界選手権はどうだったかな?と思って見たら、国別と同じでした。やはり、世界選手権の時は見てる私の方も緊張していたんだな。
そして、嬉しいのが、昔のヒューヒュー言う歓声が戻ってきたこと。コンガにはお祭り騒ぎがよく似合う。

FD
なんだか、ミスをする気がしませんでした。
ズエワコーチがオペラ座にすると決めた時、こんな伏線回収があるとは思ってもみませんでした。世界選手権のSDでのミスも16年前のSPのミスと重なるし、演技直後の涙を見るのも、16年ぶりな気がしましたし、国別があの世界選手権の時の会場だし。あの当時はこんなに長いこと、氷上のパフォーマンスを見る事ができるなんて思いもしませんでした。

りくりゅう
今シーズン総て勝った後の国別で、悔しかったでしょうが、国別の悔しさが、来シーズンへのモチベーションになるのではないかと思っています。
テレビのスポーツコーナーでりくりゅうの評価を仲の良さで、締め括られると、技術的にちゃんと評価を伝えて欲しいと言いたくなります。


坂本選手
兜が坂本選手の手作りだと知って驚きました。まず、作りがいい。テレビ映えしていたし、テレビも話題に取り上げやすかったと思う。いろいろな人が被りつつも3日間持ったし、それも、坂本選手が居残って手直ししていたというのだから、心のMVPは坂本選手です。
世界女王として試合に出るだけでもプレッシャーがあったでしょうに、周りの事考えて気を遣って、今までも好感度がありましたが、ますます好感度アップです。SPをスポーティで爽快に楽しく表現しているのは令和の時代のフィギュアスケーターというイメージで好感です。まずはお疲れ様。

友野選手
大好きな蝙蝠序曲。国別でも見ることができて嬉しい。CHOO CHOO trainも誰の発案だろう?うまい。

三原選手
ああ、戦メリだった、と改めて思いました。
日米の多くのスケーターに言えることでしょうが、世界選手権、アイスショー、国別と続いて疲労困憊、調整も難しかったと思いますが、頑張った、国別は楽しまなきゃ、損よ、とテレビに話しかける私。

佐藤選手
フリーが若さ溢れて素晴らしかったですね。急遽出場、でも、ピンチヒッターを見事に引き受けてくれました。

宇野選手
レントゲン写真を公開するところが宇野選手らしいというか、宇野選手目的でチケットを買った方に彼なりの方法で実情を伝えたかったかのだろうと思います。早く回復しますように。

リスペクト 荒川さん・高橋選手 対談

シングル時代のプログラムを話していて、アイスダンスを始めた事できちんと過去になっているな、と感じました。
フィギュアスケーターはビートルズメドレーが好きな人が多い気がする。VASとブルースは私も(今の時点で)お気に入り上位プログラムなので、嬉しい。
荒川さんと高橋選手の共演見て見たいです。密かに思ってました。
荒川さんは人を輝かせるのは得意なのに、自分は遠慮がちなところがあって、宇野選手とトゥーランドットの共演も二人でフレンズ的によくあるコラボとして説得力があったのに、大人数のコラボにしたり、そんなに遠慮しなくていいのに、と密かに思う時もありました。だから、高橋選手との共演も二人にあった曲が見つかると思いますよ。

フィギュアスケート:世界選手権2023三部門金メダル!!!かなだい歓喜!

2023-03-29 | figure skathing、ice show
三浦・木原組 日本史上初のペア金メダル
・この二人の演技を初めて見たとき、上手い、1つ1つの技術の質がいい。トップへ上がるのは時間の問題。と思いました。
・あっという間という気もしますが、木原選手の雌伏の時期を思うと、やっと木原選手の努力が実って良かったという両方の気持ちがあります。
二人の好きなところは、技術だけでなく、こぼれる自然な笑顔。なかなか、ペア競技で笑顔の記憶ってないんですよね。
東京ワールドという期待とプレッシャーの強い世界選手権で栄光を手にしてくれたことは、本当にすごいこと。良かった良かった。



坂本選手
シーズン序盤に苦しんだことが振り返ってみればよかったのではないでしょうか。ずっと勝っていたら、それはそれでプレッシャーになったと思います。試合終わって、他国の選手への気遣いができるような優しさもひっくるめて人気があるのだと思います。母国開催でのディフェンディングチャンピオンであることは重圧だったはず、おめでとう!!



宇野選手
直前に怪我をした、という情報は入っていたので、気が気ではありませんでした。
SP
ジャンプを終え、魂のこもったステップ。今できる総てをつぎ込んでいるように思えました。
FS(加筆あり)
足の状態が気になるままFSへ。
今の状態でできることに全力を注いだFS。難易度の高い構成にエレガントな曲の解釈。まさに王者。
宮本さんはFSでもチャンピオンズ・コレオグラファーになりました。しかも、それは芸術的な作品です。そして、EXも元コーチの手によるもの。
トレーナーをキスアンドクライに同席させ、髙橋選手へのリスペクトを発信する。
自分にスポットライトが当たっている時に陰で支えてくれる人や大切な人や同じ競技選手になるべくそのライトが行き渡るよう気配りをする、品格を兼ね備えた王者であることを誇らしく思います。

この後もアイスショー等スケジュールがいろいろあると思いますが、宇野選手の足の治癒がきちんとできますように。

友野選手(加筆あり)
FS「蝙蝠序曲」
全日本で見たとき、この蝙蝠序曲が世界選手権で見ることができたら、どんなにハッピーだろうと思いました。
技術の高みを目指すだけでなく、会場一体となって、技術は僕とジャッジの問題、お客さんは楽しませなきゃ!というミーシャと友野選手の意図が伝わるハッピーなプログラムをありがとう!

山本選手、三原選手、渡辺選手
今シーズン素晴らしい活躍をしていた分、悔しかったでしょう。皆さん難易度の高い技術を織り込みながら、音楽の世界を大事にしていて素敵でした。悔しかったと思いますが、ステキでしたよ!



かなだい(加筆あり)
RD
最初横から映るのも悪くないです。ツイズルはミスを最小限に留めたと思います。(さらに言えば、村元選手がズレを調整して残り2つのツイズルを息ピッタリにしたのはスゴイ!きっと、そういうのも練習からしていたのでしょうね)ステップはスケートアメリカの頃と比べて距離が縮まっていますよね。やはり、このラテン大好き。衣装も好き、振付も好き、音楽も好き!!!

FD
最初から最後までスピードが落ちず、パワーがありました。
ツイズルもよくあっていたし、リフトもスピードがありました。ダイアゴナルステップもどこまでも大きかったし(映像はちょっと遠かっけど)最後の変更パートも作品性は守られたまま、素晴らしかった。ステップの途中村元選手がしゃがむような振付が新たに加わってましたね、最後の方ですごい体力だし、その後のコレオのスピンのポジションが美しくて、でも、きっと、あのポジションをキープするのは至難の業だろうと思います。
誤解を恐れず書けば、アジア系でロマンチックな表現のプログラムをすんなり受け入れられる組(小松原組もだけど)この二人はうっとりとしてしまいます。(ただし、兄弟カップルは振付の時点でそういうプログラムは排除されると理解しています)

コーチ陣はテクニカルでできてしまう事と、試合では思った以上に消耗してしまうことのすり合わせや、組むことやアイスダンスの経験の浅さのすり合わせは前例がなく、試行錯誤の連続だったと思います。
2007年東京ワールドで高橋選手が外した仮面から2023年に美しいクリスティーヌ村元選手との共演、本当に素敵な作品でした。そう言えば、2007年のオペラ座の後も髙橋選手は号泣。今回は苦節を共にしたパートナーである村元選手も一緒に号泣。
2007年にこんな未来が待っているとは!

2007年と今回と言えば、いつもニュースの解説で拝見する髙橋杉雄氏も両方とも会場で観戦されていたようで、一度フィギュアスケートもスポーツコーナーで解説をしていただきたいものです。