「椿山」乙川優三郎
最初に短編。最後に中編という編成。
乙川さんらしく女性が主人公、介護話。いつもながらずっしり重い気持ちになる。
最後の「椿山」出来の良い主人公が少年期に味わった失望から立身出世のためにわき目もふらずに進んでいく。家族が時折たしなめても聞く耳をもたない。最後は胸をすくような気持ちにさせられる終わり方を迎える。
この本の解説で別の「かずら野」を映画「道」のジェルソミーナとザンパノを引用して書かれているところがはっとさせられた私にとってちょっとタイムリー。
「天上の虹21」里中満智子
忘れたころに新刊。絵が雑になったような。
「ウィンクで乾杯」東野圭吾
物語をうずまく全体的な設定がバブルの匂いがぷんぷん。初版、平成4年ですか。なるほど。
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す.1」夢枕獏
新聞広告欄で見かけたときに「面白そう!」と思ってから早何年か。やっと読んでみました。うん、「陰陽師」によく似ている。
「うそうそ」畠中恵
「しゃばけ」から始まったシリーズも第5弾。若だんなは箱根へ。
脱マンネリ化を狙ったのかもしれませんが、私は大いなるワンパターンが好きだなぁ。
最初に短編。最後に中編という編成。
乙川さんらしく女性が主人公、介護話。いつもながらずっしり重い気持ちになる。
最後の「椿山」出来の良い主人公が少年期に味わった失望から立身出世のためにわき目もふらずに進んでいく。家族が時折たしなめても聞く耳をもたない。最後は胸をすくような気持ちにさせられる終わり方を迎える。
この本の解説で別の「かずら野」を映画「道」のジェルソミーナとザンパノを引用して書かれているところがはっとさせられた私にとってちょっとタイムリー。
「天上の虹21」里中満智子
忘れたころに新刊。絵が雑になったような。
「ウィンクで乾杯」東野圭吾
物語をうずまく全体的な設定がバブルの匂いがぷんぷん。初版、平成4年ですか。なるほど。
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す.1」夢枕獏
新聞広告欄で見かけたときに「面白そう!」と思ってから早何年か。やっと読んでみました。うん、「陰陽師」によく似ている。
「うそうそ」畠中恵
「しゃばけ」から始まったシリーズも第5弾。若だんなは箱根へ。
脱マンネリ化を狙ったのかもしれませんが、私は大いなるワンパターンが好きだなぁ。