La douce vie

sweetsや美味しいもの,雑貨,映画,art,音楽,本,マンガ,スポーツ観戦,ice show,旅行等ゆるブログです

最近読んだ本.33

2009-12-29 | book/comic
「椿山」乙川優三郎
最初に短編。最後に中編という編成。
乙川さんらしく女性が主人公、介護話。いつもながらずっしり重い気持ちになる。
最後の「椿山」出来の良い主人公が少年期に味わった失望から立身出世のためにわき目もふらずに進んでいく。家族が時折たしなめても聞く耳をもたない。最後は胸をすくような気持ちにさせられる終わり方を迎える。
この本の解説で別の「かずら野」を映画「道」のジェルソミーナとザンパノを引用して書かれているところがはっとさせられた私にとってちょっとタイムリー。

「天上の虹21」里中満智子
忘れたころに新刊。絵が雑になったような。

「ウィンクで乾杯」東野圭吾
物語をうずまく全体的な設定がバブルの匂いがぷんぷん。初版、平成4年ですか。なるほど。

「沙門空海唐の国にて鬼と宴す.1」夢枕獏
新聞広告欄で見かけたときに「面白そう!」と思ってから早何年か。やっと読んでみました。うん、「陰陽師」によく似ている。

「うそうそ」畠中恵
「しゃばけ」から始まったシリーズも第5弾。若だんなは箱根へ。
脱マンネリ化を狙ったのかもしれませんが、私は大いなるワンパターンが好きだなぁ。

フィギュアスケート:全日本選手権

2009-12-27 | figure skathing、ice show
全日本。やはり、見ている側も本当に緊張しました。

男子:
高橋選手:
SP。GPFで点数が出たので、クリーンに滑ったら90点台が出るだろうな、と思いましたが、その通り。
FS。4回転を今回も入れて、全体的にやはりほころびが目立ちます。サーキュラーの前のステップのスピンは実は音楽とシンクロしていて個人的にツボだったのですが、レベルという点ではなぁ、と思っていたところを修正。採点結果の詳細を見ていないので分らないのですが、高橋選手ごひいきの私ですが、点数がかなり出たなぁ。という印象。今回の演技で高橋選手をチャンピオンにするのは重荷を担がせたようにしかみえない。というのが個人的な感想。
オリンピックでは4回転成功の可否かよりもっと完成された「道」を見たいです。今の時点でもこれほど胸をうつ作品なのですから、全体をまとめあげることができたらどんなに嬉しいことでしょう。

織田選手:
珍しく、SPで転倒。FSは4回転にチャレンジ。失敗したもののあとのジャンプを綺麗にまとめあげました。

小塚選手:
最初の4回転を回避。上位3選手はオリンピックほぼ内定だろうと思っていたのですが、小塚選手の慎重さをみて、かなりプレッシャーが大きいのだな、と実感。
フリーはGPシリーズではつかみづらいプログラムだと思っていたのですが、雰囲気出てきました。

町田選手:
SP,FSとも素晴らしかった。表現に見応えがあり、この舞台でよくこれだけ出し切ってくれたうと嬉しくなりました。


女子:
この4年間、女子を見続けていた要因の1つは中野選手の応援でした。
年々成長している彼女を見るのは本当に楽しく、彼女をオリンピックに連れて行ってあげたいというのが大きな願いでした。

個人的感情で言えば、鈴木選手、中野選手の両方を連れて行ってあげたい。冷静に判断すると安藤選手、浅田選手が内定しているようなもの。

鈴木選手がいきいきと演技をするのは跳びあがるほど嬉しい。中野選手が本人らしいスケートをしてくれるのは涙が出るほど嬉しい。そんな2日間でした。

浅田選手:
浅田選手はどこまでプログラムを滑り切れるか?この肝心な舞台でやっと取り戻してくれしました。彼女らしさを取り戻すということはなんと嬉しいことでしょう。

鈴木選手:
素晴らしいマリアでした。途中の転倒も忘れさせるほどの素晴らしい演技でした。
カナダでこの素晴らしいマリアが再び見ることができるのを楽しみにしています。

中野選手:
SP,FSと演技後に涙が出るほど嬉しかったです。結果として、4年間の夢は叶えられなかったけれど、素晴らしい演技をこの大一番で見せてくれたことが本当に嬉しかったです。世界選手権でまた強い火の鳥を見れることを楽しみにしています。

安藤選手:
決して悪い演技というわけではなかったと思うのですが、点数が伸びず。
オリンピック前の気持ちの引き締めになるかもしれませんね。

村上選手:
シニア選手の中でのびのびと演じる姿は本当に4年前の真央選手のようで。世界ジュニアを期待しています。

ドイツおとぎの国の旅:昼食

2009-12-21 | ドイツ・スイス旅行
ノイシュヴァンシュタイン城を後に車で走ってお昼ご飯へ。



メニューで「黒すぐりのジュース」と日本語で書いてあり、「お。ドイツっぽいね」なんて勝手に解釈して注文。わりとさっぱりして美味しかった。
スープは常に出たけれど、どれも美味しかった。ドイツで料理について憧れ感はなかったけれど、だいたい美味しく頂きました。じゃがいもの量だけは難関。



ラビオリみたいなものかな?(心の中では餃子みたいなものかな?と言っている)この地域の郷土料理で中にはチーズやハーブが入っているとのこと。断面も撮影。



デザートはココアのムース。そうそう、コースターもとってもかわいかった。





バスからの眺めはびっくりするぐらい美しかったりする。リゾート地なのかな?

さて、これにてドイツおとぎの国の旅は終わりです。「え~っ!ブレーメンに行っていないのに「おとぎの国」ってつけたの?」という声が自分の中から湧きあがってきますが・・・。ローテンブルクもかわいらしかったし、なんといってもノイシュヴァンシュタイン城が私の中ではおとぎの城だし。と無理やりこじつけます。

少し前の私なら旅行先にドイツを選択する可能性は低かったのではないかと思います。しかし、縁あって仕事でドイツとちょっとだけ関わって、ドイツ人の気質なんかも知るうちに興味が湧くようになりました。

フランクフルトで朝を迎えたあたりはテンションが低く、どうしてドイツを選んだのかな?なんて思わなくもなかったのですが、日々移動するたびにテンションが上がり続ける旅でした。
歴史的建築物は素晴らしく、街全体を意識した景観が美しく、なんといっても食べ物が口に合う。短期間ながらドイツという国を楽しめました。
贅沢を言えば、ビアホールに行ったり、屋台のソーセージとか食べたかったな。

さて、国境です。隣国へ。それはまた別のお話。

ドイツおとぎの国の旅:ノイシュヴァンシュタイン城三昧

2009-12-18 | ドイツ・スイス旅行
さて、ドイツ旅行のハイライト。ノイシュヴァンシュタイン城見学です。
ドイツに行きたいというよりこのお城を見たいという気持ちが強かったのでハイテンション。
お城へ行くバスに乗って出発です。



途中で降りて、お城を眺める絶景ポイントの橋へ。

 

海外旅行ではよく1つ2つトラブルがあったり、希望が総て叶えられることは難しいものですが、今回はここからの眺めが補修のために幕がはってあります。
ぐり君パパの知人が「全然気にならないよ」と言っていたけど、えぇ~っっ!!!どうしたら気にならないのでしょう?おおらかな人だなー。



しかも、橋は鉄柵が錆びついていて、谷底もよくみえます。

 

ぎゃー!コワイヨー。でも、もう一生来ないかもしれないので、恐怖を隠してツアーの方たちと写真をとりあいっこ。



歩いてお城へ。入場は予約制で時間になると入っていい番号のチケットを持っている人たちがゲートにチケットをかざして通過。(だったと思う)
すでにここからしてテーマパークのよう。
場内は写真撮影不可。

 
このお城は19世紀後半にルートヴィッヒ2世が17年の歳月と巨額の費用を注ぎ込んだお城です。ワーグナーのパトロンでもあったオペラ好きの王は「ローエングリン」等から題材を得て城内の壁画に用いています。
ヴィーナスの洞窟と名付けられた人工の洞窟が文字通り城の中にあったりと、住む城というより城そのものが美術館という感じです。

 



お城はどの面からみても美しい。写真載せまくりです。



帰り道、何台もの馬車が通り過ぎる。欧米の方々は体格が素晴らしく立派なので、お馬さん大変そう・・・

途中、歩きで頑張る日本で言うところの課外授業かなんとか教室っぽい少年たちがいて、そのうちの一人の少年がトコトコトコと私たちのところへやってきて
「あと、どれくらい?」と質問。私たちはバスを使ったので、どのくらいと返事してよいのか躊躇していると
「あと、15分くらいだよ!頑張って」とぐり君パパが返事。

ドイツおとぎの国の旅:晩御飯と夜間撮影

2009-12-16 | ドイツ・スイス旅行
ホテルで晩御飯です。



スープ。トマトのサラダ、意外とトマトをいっぱい食べれたのは久しぶりかも。美味しい。魚、じゃがいも。サイズが大きい。魚はなんとか全部食べてじゃがいもは半分は残す。
デザートは缶詰のシロップ漬けしたようなフルーツの上に生クリーム。。。
ここへ来てちょっとだけ食傷気味。



私たちのテーブルの食事の給仕をしてくださったウェイトレスさんがとてもかわいらしいと評判に。食事の後、お願いして写真を撮らせてもらいました。「OK!」と快諾してくれて撮影。民族衣装チックな制服がまたかわいいんです。





暗くなってから、お城を撮影するために外へ。ライトアップされていて幻想的。


ドイツおとぎの国の旅:フュッセンのホテルとその周辺

2009-12-14 | ドイツ・スイス旅行
ロマンチック街道を進んで、フュッセンへ。

見えてきました。ノイシュヴァンシュタイン城。



走るバスの中から根性でめいっぱいズームで撮影。予想通りこっちの面からの撮影この時が最初で最後。

 

ホテル。ロイヤルブルーを基調とした落ち着いたノーブルなインテリア。前2つのホテルと違ってこのホテルも素敵です。

 

ホテルを一歩出るとノイシュバンシュタイン城を見ることができます。
よく分らないけれど、なぜかバッハのような人が歩いていた。なぜか周囲でこの人に気付く人はいなかった。こんな派手なのになぜ?ちょっと「不思議の国のアリス」でアリスがウサギを見つけた気分。




ホテルの近くには湖が。「あれ?ここ???(ルートヴィッヒが最後に・・・と言おうとする)」に対して間髪いれず「違うよ(みなまで言うな!か?)」
勘違いしたのは私だけではなかった。ほっ。

 

お部屋はこんな感じ。やはりロイヤルブルーが基調で落ち着いた感じ。部屋にはルートヴィッヒ2世とその家族の肖像画が飾られていました。



部屋の窓からはホーエンシュヴァンガウ城が見えました。
ルートヴィッヒ2世の父、マクシミリアン2世が再建したネオゴシック様式の城。夏の狩りの城とし、ルートヴィッヒ2世は幼少期に家族とここで過ごしました。おそらく、バッハっぽい人はここで仕事をされている方(?)


ドイツおとぎの国の旅:ヴィース教会

2009-12-11 | ドイツ・スイス旅行
この地に住む農夫が譲り受けたキリスト像が涙を流したことから、農夫は小さな祈祷の小屋を建てました。
狭いと聞いていたので、3畳間程度の小屋を想像した私。日本の住宅事情を基準とした私がバカでした。小さいなりに広い。



しかし、噂が広まり、巡礼者が増える一方。そこで新たな教会を建てることになった。それが、ヴィース教会。ロココ調建築が非常に美しい教会です。
勿論、涙を流すキリスト像が有名ですが、ロココ様式の内装が非常に美しく、きょろきょろくるくる。
しかし、写真撮影は中では禁止。壮麗な内装に比べるとどちらかというとシンプルな外観だけの撮影です。



周囲は牧歌的な風景。これもまた美しくかった。


ドイツおとぎの国の旅:ローテンブルク 市庁舎他

2009-12-09 | ドイツ・スイス旅行
街へ戻ります。

 

何度も書いていますが、中世の雰囲気を残したかわいらしい建物の数々。
しかしながら多くは戦争で焼失し、建直したとのこと。

   

看板、窓辺の花などひとつひとつのものに街の美意識を感じます。

 

クリスマスショップでお土産をお買い物。反対側をみると観光馬車も走ってました。



この日のお昼ご飯は自由。お腹がすいていなかったのもあって、ここでは街の名物お菓子のシュネーバルを頂きました。
想像として、ドーナッツ生地が薄くなってパリパリとしたとても甘くて脂っこいお菓子かと思ったのですが、パサパサして甘さ控えめな感じ。お店によって違うのかな?選ばなかったけれど、チョコがコーティングされたのもありました。

街の中央の市庁舎の長い長い階段を登って登って上から街並みを眺めることができます。階段途中で人が通り過ぎることはできず、お互いを見計らって踊り場のようなスペースで待ちます。それほど狭い。昇りも降りもコワイヨー。

 

階段こわいよー。意気地なし根性無しの私。



足元はスケスケ。鉄柵の遠望台も怖いよー。ということで写真を2枚くらい撮ったらそそくさと戻りました。

フィギュアスケート:グランプリファイナル2009

2009-12-07 | figure skathing、ice show
PB連発のびっくりするようなGPFでした。なかでも男子のショートが凄かった。

エヴァン・ライサチェック選手:
SP:衣装の前面シースルーがなくなってほっとした私。
1つ1つの要素を丁寧にきちっきちっと演じているのが伝わってきます。
PBを大きく更新。でも、PCSが高橋選手と同点というのは意外でした。あくまで私の個人的好みの感想ですがー。
FS:3Aに慎重になりすぎた以外はほぼ完璧。ジャンプを失敗する気がしません。

織田選手:
SP:最終滑走のプレッシャーをはねのけ、完璧な演技PBを大幅に更新。
FS:この方もジャンプで失敗する気がまるでしません。最後は恐らく3Aを跳ぼうとしてタイミングを失ったのではないかと。

ジョニー・ウィアー選手:
SP:ジョニーってアスリートだと思う。上位選手との差は素人目には分りませんが、それでもPBを大きく更新。
FS:彼らしく彼の世界を演じ切りました。

ジェレミー・アボット選手:
SP:ミスは出たもののPCSはあまり大きな差はないと感じました。
FS:このプログラム、彼にあったいいプログラムですね。と、3試合目になってようやく気付きました。

高橋選手:
SP:カナダの時より緊張しているのが伝わってきたけれどやっとクリーンな演技。
SWANLAKEのPBを更新。昨年からの新採点でも評価されてほっとしました。
衣装が。。。大柄の花のデザインの美しさとか好きなんですが、襟が大きくて首が隠れるのでいつもより上半身にボリュームがありすぎて綺麗に見えるスタイルのバランスが崩れるような気がしました。
FS:夏には音楽にあわせてジャンプを跳ぶのが難しいと言っていましたが、あぁ、プログラムの中にジャンプをはじめとしたエレメンツをこなしていくのって本当に難しいのだな、としみじみ思いました。
2007年の東京ワールドのジェフのフリーを思い出してしまった。。。
4回転については私の意見も高橋選手の意見も変わらないと思うので今回は割愛。

トマシュ・ベルネル選手:
SP:美しい4-3を跳んで、今回はいけるかと思いましたが。
FS:途中で戦意喪失しているのが手に取れるようで、お客さんの声援も届かず残念。


キム選手:
SP:フリップがどうなるかと思っていましたが、やっぱり。3-3も回転不足だったそうで、回転不足(と認定の境は素人ファンには)その差が分りませんな―。大きなミス2つでも高得点はさすが。少し心配していた観客の反応も暖かくほっとしました。
FS:いつものようなスピードや爆発力のあるジャンプはなく、全体的に印象の薄い演技でした。この演技で1位になったことが、彼女の自信になるのか、プレッシャーになるのか、オリンピックでの彼女の心理状況が気になります。

安藤選手:
SP:ジャンプの調子がよさそうだったので、3-3いけるかと思いましたが3-2。スピンで少し乱れましたが悪くない点数。
FS:2A-3Tは入れてほしかったな。3Sでお手付き以降ジャンプに慎重さを感じましたが、ジャンプの迫力はあり。きっと「オリンピックで自分の演技をする」が目標だろう安藤さんはトップスケーターの中で一番地に足のついた演技をしていました。

鈴木選手:
SP:3Loが回転不足でしたが、ステップは相変わらず素晴らしい。
FS:この日一番素晴らしい演技。気持ちよいほどスパスパ決まるジャンプ。スケートをする幸福感をこちらまで感じさせる素晴らしいダンスでした。衣装も上の白いシャツは脱いで、正解かも。
シェイリーンの振付を一番魅力的に滑れるのはシェイリーンだけ、と思っていましたが、鈴木さんシェイリーンの心に一歩近づいたようです。

ロシェット選手:
SP:うーん。調整をスケートカナダに合わせていたのでしょうが、ちょっと残念。
FS:この日も冴えず。このプログラム好きなんですがー。

レオノワ選手:
SP:緊張のせいかいつものはちきれんばかりの溌剌さまではいきませんでしたが、悪くない出来。
FS:この日もNHK杯の時の爆発的な表現力は影をひそめ、大舞台で緊張する彼女をはじめてみたかもしれません。

アシュリー・ワグナー選手:
SP:はじめてのGPF。回転不足はありましたが、全体的に丁寧に滑っていました。
FS:フリーもよくまとめあげました。