La douce vie

sweetsや美味しいもの,雑貨,映画,art,音楽,本,マンガ,スポーツ観戦,ice show,旅行等ゆるブログです

最近読んだ本.24

2008-12-30 | book/comic
「ユゴーの不思議な発明」ブライアン・セルズニック
前から本屋さんで気になっていた本。
少年ユゴーは駅の構内の誰も知らない部屋の中に住んでいる。そしておじに言いつけられた時計の点検を毎日行い、必要なものは盗んで日々を暮らしていた。ある時、おもちゃ屋で盗みを働こうとして主人に捕まってしまう。その時、ポケットに入れていたノートも取り上げられてしまった。そのノートは亡き父との思い出のからくり人形の補修のためのノートだった。
映画に対する愛情たっぷりの作品。
まるで映画の絵コンテのようにシーンを切り取った絵が多いのも魅力。よくできている本なので子供から大人まで楽しめます。

「火車」宮部みゆき
随分前に読んで内容をだいたい忘れていたのでもう1度読むことにした。
宮部さんの他の作品に比べると徹底的に社会問題に対峙した作品。取材に力を入れている男性的な力作だなと思う。

「おまけのこ」畠中恵
本屋さんで表紙がかわいらしくて惹かれた「しゃばけ」シリーズも4冊目。すっかりシリーズとなりました。
廻船問屋兼薬種問屋の若だんなは病弱でいつも寝込んでいる。そんな若旦那のまわりには妖したちがいつもいっぱい。
そんな若だんなのところに今日も事件が持ち込まれる。

フィギュアスケート:全日本選手権

2008-12-28 | figure skathing、ice show
GPシリーズを見ながら今年の日本女子は大変そうだな、と思っていましたが、案の定大波乱でした。
GPファイナルを制した浅田選手は内定として、あと2枠を競う4選手の実力が拮抗していてFSが終わるまでどういう結果が出るか分からないし、誰が表彰台にのっても納得で誰が表彰台から漏れても残念な気持ちが強くなるなぁ、と思っていました。

最終グループの6分間練習で村主選手と安藤選手の接触があって、安藤選手の転び方がよくない感じで怪我をしてなければよいな、と思ったのですが、あまりよい状態ではないようで、大きな怪我ではないとよいのですが。。。
ただ、その時思い出したのはトリノのコーエン選手の接触で(あの時と今回ではまるで印象が違いますが)その後の演技で荒川さんや村主選手は崩れなかったので、今回も同じグループで滑っていたそれぞれの選手の経験になればよいなぁ、と感じました。

村主選手:
こういう時の村主選手って強いんだよなぁ、と思っていた通りの素晴らしい演技でした。
とにかくジャンプが着実に回転しきっているな、というイメージ。久々の代表入りおめでとうございます。

鈴木選手:
SPでの緊張から一転して冒頭に投げかける大きな瞳がプログラムを楽しむという迷いのない目でした。演技が終わった時はこちらもうるっときました。
素晴らしい「ダークアイ」の演技を世界のフィギュアスケートファンに少しでも見てもらいたい、という気持ちが強かったので四大陸代表嬉しいです。おめでとうございます。

中野選手:
大一番で不安要素がすべてプログラムに出てしまった印象です。
足の怪我と厳しいジャンプ判定で昨シーズンまでの中野選手の気持ちの強さが影に潜めたシーズンとなりました。
ここ数年の中野選手のプログラムの中でも非常に好きなプログラムでもっともっと世界のフィギュアファンに見てもらいたかったので悲しいです。
中野選手は悔しい思いをするたびに目覚ましい上達を遂げてきた選手だと思うので、今回の経験を糧としてさらに飛躍して頂きたいです。

武田選手:
スケートカナダで負傷のため元気がなく、とても心配でしたが久々に元気な武田選手を見ることができてほっとしました。

安藤選手:
ジャンプの難易度を落としたのはよい判断だったと思います。(足の状態がベストでないことがわかったので)
GPファイナルよりさらにプログラムに磨きがかかっていてよいプログラムに育ってきていると感じました。
本人はもっと上を目指したかったでしょうが、トラブルを冷静に処理でき、且つ表彰台に上がったのはとてもいい経験になったと思います。

浅田選手:
(安藤選手の事故の件とはまったく違う意味で書いています。3Aを1つにしても充分優勝が狙える位置にいたと思うので)
浅田選手は難易度を絶対落とさないだろうな、と思いましたが流石でしたね。後半の3F-3を決めた時は嬉しかったです。ただ、このジャンプを含め回転不足のジャッジングでずいぶん点数を落としてしまったのは残念は残念かもしれませんが、なんというか、あきらかにバランスを崩した回転不足なら仕方ないと思えるのですが、1/4回転範囲に入るか入らないかというラインの回転不足判定というのはどうしても馴染めません。
難易度の高い技にチャレンジする選手にリスペクトがないというか、毎回どの試合どの選手を見る時でも本当に回転不足に対する点数のマイナスの大きさというのは見ている側からは違和感を覚えます。



最終グループ選手以外も一歩一歩自分の力を取り戻しつつある浅田舞選手や沢田選手の演技、次世代の初々しい鈴木選手や村上選手の演技。再びこの舞台に戻った村元選手の演技なども見ごたえありで、やはり全日本ってすごいなぁ、と感服です。



男子は織田選手の圧勝。4回転が失敗しても3Aに3ジャンプをつけられることと別に3-3を跳べる大きな得点源がありますね。小塚選手はSPは残念でしたが、FSでは清々しいチャレンジ精神が気持ちよかったです。無良選手の大胆な演技と代表入りを果たした選手がそれぞれ魅了。こちらも良い選手が揃ったなぁ、と嬉しい限りです。

村上選手の衣装が「あらぁ、お兄ちゃん(白鳥大輔兄)とお揃いなのねぇ」とデリカシーのないおばさんのように声をかけたくなりました。
あ、そういえばもう一人の弟(リッポン君)も・・・。
ま、同じデザイナーさんなんでしょうが似過ぎです。

最近みた映画.12

2008-12-26 | cinema/観劇/舞台
「嵐の中で輝いて」
メラニー・グリフィスがドイツ(ユダヤ系)とアイルランドのハーフの設定だけれど、アメリカ人にしか見えない。
ナチスドイツ下でのスパイ物はもっと緊迫した映画が多いけれど、この主人公はスパイ訓練がされていないせいかドジばかり。内容的にはわりと楽しめた。

「NY式ハッピー・セラピー」
気の弱い主人公。ある日、飛行機に乗ったところ、態度の悪い客室乗務員に訴えられ有罪になってしまう。彼は裁判所にセラピーを受けるよう言い渡され…。裁判で有罪になってしまうまでの強引さがかえって「アメリカって時々こんなことも起きてしまうのではないか」なんて思ってしまう(笑)
全体的にテンポのよいコメディで楽しめた。

「ラブ・アクチュアリー」
オムニバス形式のラブ・コメディ。クリスマスまでの何日間かのそれぞれの恋愛模様を描く。ヒュー・グラントは情けない優男の役が多すぎるが本当によく合う。再帰をかけたプロモーションに投げやりなベテラン歌手の話は笑える。一番ジンとくるのは親友が結婚する男の人の話かな。そこここにスパイスのように効いているイギリス一流のユーモアも楽しい。

タンネのりんごジャム

2008-12-19 | 食べ物 未分類
家族が趣味で山登りをしていまして、何度かお世話になっている戸隠の山の庭タンネというロッジのりんごジャムをもらいました。
これがすごく好きなのです。
手作りなので着色料のない優しいきれいな薄桃色をしているジャムは甘さ控えめ。
甘党なのに甘すぎるものが苦手な私にはこの優しい甘さが本当に惹かれます。
普段はパンにバターすらつけないで食べることもあるのですが、このジャムが来てからはついついパンに多めにつけてしまいます。

フィギュアスケート:GPファイナル 浅田選手優勝!小塚選手2位!!

2008-12-15 | figure skathing、ice show
浅田選手、優勝おめでとう!
なのに、なんだろう?この終わった後の消化不良のモヤモヤ感は・・・。


四大陸でびっくりした韓国ファンの「キャーキャー」は未だにひいてしまいますが、少し前の日本ファンの「どんな音楽でも根性で手拍子!」も海外の人から見たら同様の異様さなのかもしれません。(あぁ、私もNHK杯で手拍子したよ)
国や年齢によっての価値観やブームの違いをイチイチあげつらねてもしょうがない・・・けど、やっぱりちょっとびっくり。


SP:

浅田選手の3F-3Loの認定が鍵かな、と思っていたら回転不足判定。ヨナ選手がLzが1回転になって微妙かな、と思っていたらヨナ選手首位。
荒川さんがヨナ選手の演技の後はプレゼントがすごいので時間がかかるので2位でよかった、と言っていましたが確かにそうだと思いました。ぬいぐるみとかの毛がリンクに残っても困るし・・・

キム選手ははじまる前に呼吸が浅いのかドキドキしているのが見えたのですごく緊張しているのだな、と感じました。
あのお揃いのバナーがサッカー並みに凄い。

中野選手はSPはGPシリーズよりはよかったですが、全体的に硬かったかな?

ロシェット選手はGPシリーズの結果が良すぎたので3位以内確保かと思っていましたがSPで不安を一気に噴出してしまった感じ。これが来年のオリンピックに生きるといいですね。

男子はSPで4-3が決まればジュベール選手、今まで通りのスケートができればチャン選手と思っていましたが、ジュベール選手精彩さをかき、その後棄権。
チャン選手はビッグタイトルに呑まれて3Aのタイミングを見失っていましたね。
チャン選手のジャンプはスピードがあって大きさがあってコントロールがまだ難しそう。
きっと、これが次に生きるのかな?
小塚選手の高評価は嬉しいやらびっくりやら。スピンはランビエール選手がいなくなった後、私の中では一番綺麗に感じるスピンです。
軸のとり方がきれいで最小限の力で回っている感じがしていいな。


FS:

女子はSPから一転、6分間練習でしーんと静まりかえった会場が異様。
キム選手を集中させてあげようという分かりやすい一体感。

ロシェット選手は本来コンスタントに180点台が出せる選手だと思っていて、上位3名が不調な時に割って入って欲しい選手です。
FSはジャンプのミスがあったわりには高評価で今後の自信につながるのではないかと感じました。

安藤選手は曲がかわってよかったな、と思いました。
中野選手と重なる云々の問題ではなく、新しい曲の方が安藤選手に合ってる気がします。衣装も今回の方が好きだな。うるさく言えば青は彼女の顔色が映えない気がするのですが。
私は安藤選手の4回転跳ぶか否かにあまり興味はないのですが、今回は伊藤みどりさん同様3Sの軸が多少ぶれたままに思い込んでいたので、あとで4回転報道があったのでびっくりしました。
終わった後のあの笑顔はそういう意味だったのですね。

中野選手は3Aに挑戦したせいか、他のエレメンツへの影響も大きく、本来の「ジゼル」の魅力が出てなくて残念でした。
今シーズンは3Aの他に2Aが2回入っているのが気になっていて、1つを3回転ジャンプにしてほしいな、なんて希望があります。
でも、プログラムであれだけ完成された世界観を作ることと難易度の高いジャンプを入れることと、バランスが難しいのでしょうね。

訂正:スケアメをもう一度見てみたら2Aは2回でした。中野選手やファンの方に大変申し訳ないです。

今回は浅田選手は完全アウェーな状況になると分かっていたし、今年のFSはオリンピックまでの2年で完成させていくプログラムだと思っているので順位に対する執着はあまり感じていませんでした。
どんなに状況が厳しい時も常に彼女は冷静なのですが、終わってみると大変な試合でしたね。
3Aを2回決めてどんどん会場のテンションが盛り下がっていくのが正直残念でした。(また、私の被害妄想かな?あまりの凄さに息をのんだという見方もあるかも)
演技を終えた後も彼女らしい達成感を感じた表情はなく硬い表情のままでキスクラを後にしたのもモヤモヤの理由かもしれません。

キム選手は冒頭の大きな3F-3T、のびのびと表現できていて3Lzをクリーンに降りたあたりはヨナ選手の勝利かと思いましたが、3Lzでまた1回転。
彼女はルッツは得意という印象があるのですが。
サルコウで転倒。ここで微妙かな、と思いました。
やはり、キム選手と浅田選手の勝負というのは常に紙一重の差。
次のオリンピックでどちらかが悲願を達成したとしてもできればもう4年続けて技術、表現力をさらに磨いたスケートの深奥を見せてほしいと感じずにはいられません。

男子:
アボット選手。優勝おめでとうございます。
技術的にも表現的にも全体的にケチのつけどころがなく素晴らしい選手なのですが、なぜか演技が印象に残りません。恐らく全体的に欠点がなく好みでない動きをするわけでないから。つまり素晴らしい選手ということなのだな。

今GPシリーズでチャン選手、アボット選手、小塚選手、織田選手のオールラウンダーで確実なジャンプを跳ぶスケートが男子の方向性の主流になるのではないかと感じました。

小塚選手、4回転転倒しなかったことが演技全体の動揺につながった感じもしますが、初出場でビッグタイトルの欲に呑まれず、よく自分の目標に向かってスケートをしたな、と感心しきりです。全日本での織田選手との一騎打ちが楽しみ。

ウィアー選手はNHK杯同様体調がまだ復調でなかったのか、プログラムを無難にこなした印象。全米までに元気になるとよいですね。

ベルネル選手。きれいな4回転と「ンーっ!チュバッ!!」という投げKissだけ異様に記憶に残ってしまって・・・あの投げKissはなかなか日本人にはできない・・・

チャン選手はSPの動揺が消えず、全体的にも精彩さ欠いた印象。
今回いいスケートをすれば小塚選手同様今まで以上のスコアをたたき出した気がしますが、ロシェット選手同様来年のオリンピックに到るまでの勉強というところでしょうか。

GPSを通して昨年同様実況に対してはあまり不快感はなかったのですが、(どちらかというと佐野さんや伊藤みどりさんのキャラの濃い解説の方が・・・びっくり。)
EXの放送がまたしても過去の名場面を入れたり順番をめちゃくちゃにしたりして不快でした。そういうその瞬間の視聴率を取るための本末転倒な番組構成がどんどんTV離れを起こしていることにどうして気付かないのでしょう?


ヴィルヘルム・ハンマースホイ展 静かなる詩情

2008-12-12 | art / art mook / 写真集
今年はなぜか絵画展に3度も行きました。昨年なんか1度も行っていないのに。
巡り合わせというのもあるのでしょうか?自分にびっくり。

教育テレビの新日曜美術館でハンマースホイ氏の特集をやっていて、それまで全く知らなかった画家でしたが興味を持ちました。
絵画展はTVで放送された後だったので予想通りの大混雑でした。人混みに疲れた・・・。
しかし、予想以上に充実した絵画の数それ以上に1点1点の作品の質に大満足です。

アンニュイな曇り空、暗い室内、黒いドレスを着た女性の後ろ姿とハンマースホイ氏はいくつかのテーマを徹底的に突き詰めていきます。
私たちが特に注目したのは室内の家具調度品の質感です。
胡桃のような質感の質実な椅子。ニスで光沢のよいテーブル。ロイヤルコペンハーゲンの器。絵画からはっきり素材を感じることができます。

鑑賞後、外に出たら近くでフェルメール展が開催されてました。
夕方だったけれど1時間待ちとか言われていたような・・・


アン・プチ・パケの「マロンムース」

2008-12-10 | patisserie / favarite sweets
先日手土産にアン・プチ・パケのケーキを持っていきました。
1つ1つ違うケーキだったので、みんなで分け合ったあとヒトクチ分けてもらった中でマロンムースのケーキが美味しかったのです。
しばらく気になっていて、所用でお店の近くに行く時に自分用としてもう1度買いました。
私って本当になんて食いしん坊なんでしょう。
一番上にのっかっているのはマロングラッセで四角いムースは洋酒(ブランデー?かな)が効いたマロンムースです。
マロンムースの中央にはクラッシュされたマロングラッセがごろごろ入っていました。
ムースの台座はパウンドケーキをもう少しふわっとさせたスポンジでチェリーが入ってます。
この台座とムースの相性も良し!
シアワセな味のケーキでした。アン・プチ・パケさん「マロンムース」をレギュラーにしてください。