フィギュアスケート女子のフリーは予想通り、安藤、浅田、マイズナー選手の三つ巴の闘いとなりました。
浅田選手はキャンベル国際の時にステップからのトリプル・アクセルを失敗させていたので、今回はまっすぐ入るのかと思ったのですが、安全策に逃げずにチャレンジ。結局、その後のジャンプもすっぽぬけて演技自体も精細を欠いたものになり、3位に後退。
「自分でもわからないが勢いがなかった」という言葉が示す通り、昨年の浅田選手は常にチャレンジャーの立場としてプレッシャーがなくのびのびと演技が出来たのに対して、今年は「1位になって当然」というプレッシャーが演技を小さくしてしまったのではないでしょうか?でも、GPシリーズながらもトップレベルの競い合いという経験が出来たことはラッキーだったかもしれません。
マイズナー選手は固かったSPよりもより自分らしい演技ができて2位。
そして、安藤選手。意を決した表情。ジャンプを基礎から見直した安藤選手は勢いがありました。見事GPシリーズ
初優勝。
でも、あの静かな曲調にシェヘラザードと同じストレートラインステップは合わないと思うのですが・・・。まぁ、小さなケチをつけるのはやめましょう。今年の安藤選手はフィギュアスケーターとしてアスリートとしての自分に賭けたのでしょう。
浅田舞選手、ジャンプはミスが目立ったものの、ストレート・ライン・ステップがとても美しかった!マイヤー選手はFSでは3位につけたにも関わらず放映されず、残念です。はっきり言って、SPのダイジェスト長すぎです。
これでスケート・アメリカは織田、安藤、井上選手が表彰台の一番高いところに立ったわけです。日本強し!さて、次はスケート・カナダです。