波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

診察は戦略会議、だから大切な時間

2011-06-08 10:57:52 | 診察
昨日は、1カ月に1回のお楽しみ、エステの日。
この日だけは、エステシャンのお姉さんの手に委ねて、
決して、帰りの買い物のリストのことなんか考えないで、
ただただされるがままと気持ちよさに身を委ねるべき。
鎖骨のところまでスキンケアとマッサージしてくれるけど、皮膚転移ギリギリ大丈夫。
まあ、多少触れたって構わないけど。移るものでもないし、てちょっと大胆かな。

先週木曜日の診察の話をせねば。

2日(木)のつづき。緩和ケアチームのがん専門看護師さんとの面談を終えて、いつもの診察室へ。
まだ目がちょっと腫れぼったいかな。ま、いいか。

主治医  「体調のほういかがですか。」

今日も腫瘍マーカー検査してあるので、気になるが、今日は我慢して、
痛みやしこりや皮膚転移の気になる部分を話す。
見てもらわにゃ始まらないので、さっそく脱ぎにかかる。

主治医、双子の皮膚転移と脇や胸壁のしこりたちを触りはじめる。

「うーん、効いているところとそうでないところがあるねえ。20%以上大きくなると、
治療を変えた方がいい目安になるんだけど・・・・・。」

 先週はまだまだジェム効いてる、て言ってたくせに、今日はトーンが違うぞ、やっぱりね。

私  「この双子の皮膚転移の横に、見えないんですけど、触るとわかる小さなつぶみたい
    なのがあるんですが、これもですか。(主治医肯定)てことは、三つ子になっちゃう  
    んですね。はー。あと、ここにも、ここにも(脇の下の辺り)小さなしこりのよう    
    な皮膚ギリギリの表面にいくつかできているんですけど。(もーヤダーて感じ)
     ・・・・。」

 主治医 「皮膚のところは、放射線をかければ結構そのまま治った感じになることもあるんだけど、
     抗がん剤の通り道塞ぐので、後から抗がん剤が効かなくなるのがあ難点かなあ・・・。」          

うーん、そうか、放射線でチャッチャッ、というわけにはいかないのね、嫌らしいな。
抗がん剤で様子をみるよりないのか、でも果たしてどの抗がん剤が効いてくれるのか。
それまで、成長を手をこまねいて見続けていくしかないのか。

主治医はといえば、細かいしこりのようなものはあまり気にしていない様子。
プラマイでジェムの効き微妙、といった判断をしているよう。そこで腫瘍マーカーは?
「6.0」前回の5.6から微増。これでほぼ決まりだ、ジェムとはそろそろサヨナラだ。
せっかく副作用マイルドで期待していたのに。まだ3ヶ月だよ。転移してから試した
抗がん剤で効かなかったのは初めて。ナベルビンの3年間が今となっては夢のよう。

ついでに6月末の骨シンチの予定を、今月10日に早めてもらった。翌土曜日には結果も聞ける。
懸案の肋骨転移が憎悪しているかどうか、他に転移がないかどうか。その結果によっては
骨転移の放射線治療もありえるし、マーカー上昇は骨転移のせいにして、ジェムをまだ
続ける、という選択肢もある。ちょっと複雑。

そして、ジェムを諦めめた場合の次の候補。
   ・アブラキサン
   ・パクリタキセル
   ・ドセタキセル
   (期待の星エリブリンは、次回以降の候補ね。)

 全部タキサン系、禿げる系ね。アブラキサンは強力そうだけど、白血球減少が厳しそう。
 ウィークリーでできるのを待ちたいなあ。パクリは5年前に1年間経験済み。副作用も
 それほどキツク感じなかったし、白血球の下がりもナベルビン程ではなかった。
 ドセは未体験。なんか効きそうな気もするけど、副作用もいろいろありそう。
 
 幸い、今内臓に転移がない状態なので、強い攻めで骨髄傷めるより、過去の薬でしのいで
 (過去にも効いたから、また効いてくれるかもという期待、でもその逆、耐性できてるからダメね、
 ということも考えられる)、また内臓に出てきたら、強くて新しめのを投入する、という戦略。

 私 「ぶっちゃけ、またいずれ内臓にも出てくるんですよねー。」

 主治医  「でも、案外ずーっと出てこない人もいますからねえ。」
    
  あくまでも患者側にネガティブなこと言わない、ありがたい主治医。そうそう、こっちだ  
  ってわかって言ってるし。でも主治医から言われたらおしまいよ、というところもあるんだな。

 どの抗がん剤でいくかは、骨シンチの結果見て、また先生とケンケンガクガクだね。

この日もまた小1時間の診察。今回は涙なし。横にいて眠そうな顔しているダンナを無視して、
主治医と疑問質問ぶつけて、次の抗がん剤について相談&議論。
さすがに長すぎる診察時間 にマズイと思って、最後は私が巻きに入ったよ。

ちなみに、診察室出たら、次待っている人に頭下げたけどすごく睨まれたわ。
お待たせてして申し訳ないと思ったけど、この時間が先生と私の、がんとの闘いの時間。
いろいろ議論する中で増える選択肢。そしてたまに、昨年の肝臓手術のような主治医の飛び道具も出てくる。
とてもとても有意義な必要な時間。狭い診察室で繰り返してきたこの時間が、
今の治療結果に繋がっていると信じたい。

木曜日 精神科&点滴
金曜日 骨シンチ検査
土曜日 結果と診察

3連ちゃん通院はしんどいなあ。でもここがふんばりどころだからふんばろ





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コメント (6)
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