河口公男の絵画:元国立西洋美術館保存修復研究員の絵画への理解はどの様なものだったか?

油彩画の修復家として、専門は北方ルネッサンス絵画、特に初期フランドル絵画を学んできた経験の集大成を試みる

掃きくれど猫が持ち来るホコリかな

2022-08-11 15:58:05 | 絵画

焚きくれど風が持ち来る落ち葉かな(松尾芭蕉)の盗作ですが、家の中は猫が土足で上がって、障子やふすまは破壊され、カリカリの茶碗はひっくり返し、缶詰の魚は床で食べるし。私はもう掃除夫はやりたくないので、家の中は廃屋に近く汚れています。かかりつけの医者で私はスギ花粉アレルギーに加えて、ハウスダストアレルギーだそうです。もう3年前から咳と痰が止まらず薬漬けです。コロナに感染すれば重症化すること間違いないでしょう。

星占いによると私は呼吸器や神経系の病気にかかりやすいと書いてありましたが、その通りに坐骨神経痛とアレルギーで体力を失っています。しかし食欲はあり、モリモリ食べます。・・・・これがまた問題です。体重が80kg以下に下がりません。ポッコリ出たお腹に子猫がのかって落ちずに昼寝をします。

今日はビタミンCが豊富なゴーヤチャンプルーの焼きそばを作り、まあまあの出来で快食しました。やきそばは毎回、油を引いたフライパンで少し焦がして固焼きそばにして、片面にしょうゆを垂らして焦げをいれます。そうすれば上海焼きそばでも、ちゃんぽん風でも美味しくなります。これで痩せられないのです。

ここ浜田は美味しいものがありません。漁港で有名ですが、地元の魚はスーパーに並びません。これは上物を取る巻き網漁船と底物を取る底引き網漁船が取ってきたものは荷上場で加工場に回されるからです。漁協が悪いのと、仲買場悪いのです。地元に消費が回されなくて、魚屋などが補助金で優遇されているお魚センター(一般向け魚屋)は一見の観光客を相手に儲けようとして、高値で魚を並べています。要するに市民に買ってもらう気がないのです。市長や市会議員が悪い。お魚センターは中に入っている店が良く倒産します。けつの穴が小まい!!歴史的に見て徳川の姻戚の松平の殿様が大村益次郎の長州軍に攻めこまれて城と町に火を放ってトンずらした話があります。で、今の市長はないお城の資料館を建てましたが、機能していません。さらに町の資料館を建てようとしたら市長選で際どく600票差で辛勝しました。それで資料館は保留になりましたが、何一つ建設的な行政がされません。彼は元銀行員であったというのが売りだったはずですがビジネスマネージングが出来ない人です。恐らく計算が苦手なのかも。

で、介護(保険)税は半端なく高いです。山口市や岩国市の倍です。福祉に金ば回しません。私が坐骨神経痛で苦しんでいる時、要介護3でしたが何もしてもらえませんでした。私がここを去るのは間近です。

 


我欲に拘ること

2022-08-05 12:47:24 | 絵画

人は誰しも自我に気づき、我欲を大切にすることが必要だ。もし子供の頃にそれが許されれば、この日本は変わる。

しかし残念なことに、この国ではそれを許さず、集団の価値観で定型人間を作る。戦後の復興に労働力が必要だからか、自民党は型をはめた。この頃勝共連合や統一教会が忍び寄って岸信介の時代には反共、反ジェンダー、古典的家族主義と全体主義的に共闘関係になっていたことが、今になって納得される。

子供の頃を思い出してみてください。自分の意思を貫くことが出来だでしょうか。主体的であったでしょうか。中学時代は男子は丸坊主、朝の朝礼は運動場で校長が鶴の一声。逆らおうものならビンタものだった。山口高校に入学して間もなく、一年生全員講堂に集められ、応援歌の練習をさせられ、上級生に胸ぐらをつかまれこぶしを押し付けられた。不快極まりなかった。そのせいか、卒業式には前夜、教育基本法を立て看板に書いたものを運び込もうとして、バットを持った教員に捕まった。そして「お前たちには人権はないんだ!!」と怒鳴られた。これは作られた社会であり政治だった。

今だからこそ、「子供に主体的な意思を尊重する教育を求め、一人一人の個人性にあった多様な価値観を認め、自分でものを考えることが出来る能力を養わせる」そして「自己責任」を教える。これは欧米の民主主義が「個人性、自由、責任制」を目指した結果、多様な能力が人々に保障されている現実を教えている。

子供たちは自分の好きなことをすべきだ。我欲を知って、突出した趣味(こだわり)を持って自己主張できるようになろう。知性と感性が伴えばなおよい。他者と比較する必要はない。釈迦が生まれて間もなく「唯我独尊」と言ったように、自分こそ大事だと、自分が自分であることが自覚できれば必ず幸福になれる。

なんだか、また新しい宗教のように思われても困る。「河口教?」ではないのです。日本ではまだ民主主義が実現されていないのは政治が悪いのに決まっている。しかし彼ら政治家の頭は変わりようがない。変われるのは子供達からだろう。

私は絵の中でしか「息が出来ない」。


独居老人の独り言2

2022-08-03 06:32:49 | 絵画

山口から浜田に戻って気が付いた。帰りには必ず「御堀堂の生外郎」を買ってくるのを忘れていた。これが妙に悔しい。山口まで出かけた目的の半分を達成しなかった気持ちになる。ローマに行ってミケランジェロが絶賛したパンテオンを見るのを忘れて、その傍のタッツア・ドーロでエスプレッソを飲み忘れたようなもの・・・。

独りでいると頭は「我がまま」つまり「自己中」。すべては自分のため!!買い物は思い付きで衝動買いでも、誰も文句を言わないから・・・冷蔵庫の中は食いくさしの食い物はカビが生えて、奥の方に何年前からあるのか分からないモノがビッシリと入っている。見もしない。

朝起きてまず一番にすることは、コーヒーを立てて飲むこと。いつものマグカップに・・・・と・・・中をのぞいてみると。「おい!!こんなところにいると「大きく」なれないぞ!!」と言った。この時期には良くあることだ。中に小さなクモの子供が巣を作っている。一人前に放射状の巣を小さなカップの中に作って、小さな、いや大きな虫が入るのを待っているのかも知れないが・・・・こういうのがいるんだなあ。

去年は玄関から廊下、居間へと200匹はいただろう。クモは益虫だと思って、蚊やハエ、蛾にいたるまで取ってくれると思って排除しないことにしている。しかし今年は数が少ないのは、空梅雨に続いて猛暑で虫が少ないからだろうか。ドアを開けっぱなしにしておくと、朝までにメイッパイの巣が完成していて、注意を怠ると顔にネバッと来る。こればかりは壊して「よそに作りな!」と言う。

今は朝7時ごろだ。もう一度寝ようかな。


独居老人の独り言1

2022-08-03 01:26:11 | 絵画

暑い日が続いています。つたないブログを読んでいただいているのに涼しくなる気持ちにさせません。今日、寒暖計を買いに行きました。家には既に4つばかりあるのですが・・・信用できないほど部屋によって温度差があります。今、夜中の1時半ですが、書斎の温度は33℃を示しています。買ったばかりで信用するしかありませんが・・・値段は586円でした。まずいでしょうか?それにしても暑くて外に寝たいぐらいです。外は何度か測ってきます。

で、この時間外は27℃であった。美術館時代に事務室、研究室などは26℃に設定するように国土交通省からの通達であったので、夜寝るのにもし寝室が27℃くらいなら、お腹にバスタオル一つで寝るのによかろうかと思う。しかし室内の温度は簡単に下がらないので・・・ベランダに寝たいくらいだ。夜が明けたらホームセンターに行って「蚊帳」がないかどうか尋ねてみよう。ベランダの大きさは3畳ほどで、きっと適当な大きさがあると思う。シングルベッドがすっぽり入ると贅沢な気がする。でも朝4時半には明るくなって寝られないかも。もう一つ問題があった昨日は医者にも行って毎月の健康診断をやっている。坐骨神経痛のしびれが治らないのと、傷んだスポンジの枕の粉を吸い込んで肺炎を起こして治らないから・・・持病もちでコロナにも感染しないように気を付けてきた。そして夜中に5~6回夜中に目が覚めてトイレに行く・・・その「頻尿」でベランダからトイレに通うのは大変かもしれない。5リットルのバケツを用意しておくかな?

先週は山口に土地探しに行った。やはり死に場所としては山口が気持ちが落ち着く。幼稚園から大殿小中学校、山口高校と過ごした愛着がある。岩国の実家には田畑4500坪、山林が5000坪からあって、家を建てるには余りある。しかし父が最期を迎えて、同じ死に方は嫌だと思って山口にしたい。しかし市町村合併で山口市は北は島根県津和野町、南は瀬戸内まで広がって、農業振興地区も大きい。で、特に狙っているのは新幹線の新山口駅の近く。ここは旧小郡駅で県庁所在地であった山口の市街に新幹線駅を通すことに反対した「ちまきや百貨店」の社長や」湯田温泉街のホテルや商店街の主人たちだが、今は逆にさびれてシャッター街になって寂しい限りだ。先が見通せなかったんだね。そうして今やにぎやかなのは小郡駅周辺で、今回私が狙っていた土地は新山口駅から車で5分くらいだった。ただ過去に台風と高潮の水害があって災害注意地区ではある。

しかしそんなことは良いのだ。死ぬまでに災害に巻き込まれる確率はそれほど高くはないだろう。要するに自分には自分の死に方があるというのが今回の主張だ。死んだ後のことは知らない。

今の計画では修復アトリエ、絵画教室と絵画制作が死ぬまでの活動だ。絵画教室は会費月に300円くらいで・・・LEDの電気代くらい負担してくださいねという訳だ。

まだ土地も買っていないのに、気分はもう妄想の中だ。