大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

まくろびお(自然食家庭料理/北新地)

2006年03月04日 16時39分33秒 | その他
 店名から判るとおり、マクロビオティックな店。マクロビオティックの中心となる考え方はいくつかあるんだけど、第一に、自分が生活している土地でとれる旬の食材を取ることにより、その土地とその季節にあった健康な身体を作る。第二に、食物には無駄なものはないので、野菜の皮、アクなども含めて、できるだけ全体を食べる。第三に、穀物と野菜を中心とした食事をとる。主食は穀物とし50%、副食として野菜や海草が30~40%、動物性食品は魚介類うぃ中心として10%~20%。そのほかに、陰陽の調和とか消化吸収を助け、食べ過ぎを防ぐために30回以上咀嚼するといったような考え方に基づいている。ちなみに、マクロビオティックというのはフランス語なんだけど、実は発祥は日本で、東洋医学のよう方法に基づいていたりする。食生活が原因で生活習慣病が増加したと考えているアメリカ人達に受け入れられていて、マドンナやマイケル・ジャクソンといった有名人も実践しているらしい。

 店は、カウンターのみ七席の小さな店なので、出かける際には直前にでも電話で確認した方がいい。基本的にはおまかせコース(3,500円くらい)があるだけ。席に座ると、嫌いな食材や食べれないものはないかと聞いてくれる。マクロビオティックな店なので、ビオワインも置いているが、余りビオっぽくなかった。国産ビオは甘口だから料理に合わないだろうと言うことで、お勧めしてもらえなかった。

 メンソールは、いきなり日本酒をオーダーした。春鹿だったけど、もちろん無農薬の米を使ったもの。最初に突き出しがでるが、軽く辛子風味を聞かせたもの。続いてが前菜の五種盛り。コース内容は日によって変わるが、この日は、自家製の薄揚げ、ほうれん草のお浸し、レンコン&ひじき、あずき、紫芋のきんとん風のもの。面白かったのは、煮大根の雑穀あんかけ。二種類の雑穀を使ったあんがかけられている。味付けは控え目で素朴な感じ。メインは、肉料理と肉を使わない料理の二種類が用意されている。どちらかがセレクトできるんだけど、メンソールは両方食べた。まず、肉料理の方は、豚肉とレタスの炒め物。これにそばがきを上げたものが乗せられている。やっぱり、肉&脂の味は懐かしいとまで感じてしまう味だった。肉を含まない方のメインは、レンコン&ひじきなどを使ったハンバーグ。こちらもなかなか素朴でいい感じ。

 店としてはちょっと可愛そうなくらい狭い。コンロなども据え置き型のものを置くスペースがなくて、簡易型のものだし、スペースも狭いので調理するのも窮屈そう。あと、大皿料理的に作り置きするものが多いので、野菜類など水分が出て薄くなってるものもあったりする。豚肉&レタスとかレンコンハンバーグとか、雑穀あんとかは、その場で作ってくれるのでいい味なので、ちょっとこれが惜しいか…。


(店  名) まくろびお
(ジャンル) 自然食家庭料理
(所 在 地) 大阪市北区堂島1-3-28 堂島センター
(電  話) 06-6343-0961
(営業時間) 17:00-23:00
(定 休 日) 土日
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