大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

一馬力(創作系居酒屋/天六)

2014年09月17日 14時56分07秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 この日は、和食にしようかフレンチにしようか蕎麦にしようかと悩んだんですが、和食(居酒屋系)にしました。
 
 店に入ると、カウンターに案内され、先ずはビールをオーダーした訳なんですが、サービス担当から、一見客にはコース料理(2,800円)を進めていると言うことだったので、それならばと言うことで、コース料理をお願いしました。
 
 先ずは前菜の盛り合わせなんですが、吉野川の流木に盛られて出されます。気軽に写真を撮るようになってから、記憶力が落ちたというか、写真を撮らなかったころはすべての料理内容を暗記できていたんですが、写真を撮るようになってから安心してしまっているのか、何を食べたか克明に思い出せなくなってしまいました。が、この料理は、以前の瞬発的な記憶力を持ってしても記憶しきれなかったと思います。それぞれの料理が手の込んだもので、文字で長々と説明するよりも画像を楽しんでください。




 コースの二品目が鱧です。鱧と言えば落とし(湯引きにして氷水におとす)が有名なんですが、揚げ落としらしいです。揚げているのは皮の部分だけのようで、食べてみるとそれほど油は感じられません。手前に添えられているのは、泡醤油です。ムース状になっているので、箸で適当なサイズに千切って、好みで鱧に乗せて食べます。通常の醤油だと、醤油が料理全体に回ってしまうので、漫然と漠然と醤油の味で包まれてしまうんですが、泡醤油を使うと、鱧の味と醤油の味が時間差で口の中で炸裂します。鱧の味も良く分かるし、醤油の味も楽しめるし、好みで醤油の量を調節するのもたやすいし、なかなか楽しいです。ちなみに泡醤油は、常温に戻ると液体になるそうです。



 
 椀物なんですが、具は、鴨肉で作られた餃子です。香り付けがここしばらく食べた記憶がない松茸なんですが、香りが素晴らしいです。



 
 続いてはスズキの焼き物です。添えられている肉味噌風のものは、説明されたんですが、かなり複雑だったので覚えていません。美味しかったことだけは覚えていますが…。



 
 もう少し食べられそうだったので、コース外の料理を何品かオーダーしました。これは岩牡蛎です。解りにくいと思いますが、縦にカットされていて、手前は軽く炙ったもの、後ろは生です。



 
 こちらもコース外の料理なんですが、鴨の岩塩焼きです。大阪と言えば鴨料理なので…。



 
 岩塩で焼くので、長く乗せていると塩分が強くなります。岩塩はすぐに温度が下がるので、肉は一気に乗せましょう。造りでも食べられる肉なので、しっかりと火を通す必要はないですし…。



 
 コースに戻って、土鍋で炊きあげられた白飯です。先ずはそのまま一口。メンソールは白飯を食べないことで有名ですが、白飯が決して嫌いだというわけではなく、旨い白飯に出会うのが希なので、普段は食べません。米は、京都産のひのひかりだそうで、自家精米しているそうです。



 
 添えられる香の物も自家製なんですが、精米したときに出る糠を使って漬けているそうです。



 
 お勧めに従って卵かけ御飯。要は卵(250円)を追加したんですが、出される卵が内臓卵です。焼き鳥などでよく出される玉ヒモです。これの鮮度の高いものを山葵じょう油につけ込んだものなので、醤油を別途使わなくても濃厚な味わいが楽しめます。箸で潰すときに飛び散るので注意しましょう。玉ヒモと言われると苦手な人もいるかと思いませんが、体験する価値は十分にあります。ただし、鮮度の問題があって、必ず出せるものではないそうです。




 加えておかず盛り合わせ(550円)を追加オーダー。見ての通り、昆布、ちりめん、梅干し、海苔です。



 
 まだお腹に余裕があるというか、余裕がある限りはサジェストに応えないと損という心境で、お勧めのままにオーダーしたのがこれ。ランチタイムに提供予定のネギトロ丼のネギトロ部分らしいですが、ポイントは、自家製の和風辣油を使っているところです。



 
 こちらもコース外なんですが、いくらです。いくらと言えば醤油漬けなんですが、いくらの苦みのようなものが強調されるので、あまり好きではないんですが、こちらは醤油控えめのダシにつけ込んであるようなので、メンソール好みです。



 
 デザートです。これはコースに含まれてます。みどりのものは抹茶、下の白い部分は米粉で作られています。甘さ控えめで、いい感じです。



 
 
 これだけコース外の料理をオーダーして、しかもそれぞれに手の込んだ料理を食べて、日本酒も四合くらい飲んで、8,000円♯っていい感じじゃないでしょうか。メンソールは、チェーン店の居酒屋でも、5,000円近く食べるので、それならば3,000円プラスして、その分は頻度を減らしてでも、美味しくて身体に良いものを食べたいと思っているので、高いとは思わないです。と言うか、是非とも再訪したい店です。

 店を出ると、大将が、こちらの姿が見えなくなるまで見送ってくれたりします。大将ではなくボスと呼ばれているようで、プロレスラーかビルダーのような体躯なんですが…。
 


(店  名) 一馬力
(ジャンル) 創作居酒屋
(所 在 地) 大阪市北区浪花町13-25
(電  話) 050-5890-3539(予約専用)、06-6374-0216(問合専用)
(営業時間) 11:45-14:00(月水金)、18:00-25:00
(定 休 日) 日曜日。火木土はランチなし
(席  数) カウンター6、テーブル12(6×1、4×1、2×1)
(予  算) 5,000円くらい。
(カ ー ド) 不可
(ウ ェ ブ) https://www.facebook.com/kitchen.fighter.ichibariki
コメント
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