風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

ハンセン病患者名誉回復と追悼の日

2013-06-22 20:53:50 | 日記
今朝のニュースで6月22日はハンセン病患者名誉回復と追悼の日だと知った

そして大分県中津市では第9回松下竜一忌がある事を知った

ハンセン病を知ったのは何時のことだろうか

だけどそれは漠然としたものでこれといって気になるほどのことでなかった

松下竜一氏の本を読み漁るようになって

なぜかこう心を抉られるような真実にぶつかるようだった


その松下氏から興味が広がって

衝撃を受けた小説が北條民雄の「いのちの初夜」

隔離された癩院の情景が自分の世界であるように想像でき

国のとった政策が何とも残虐なもので

そんな様も見てきた光景として思い出せるほど強烈なものだった

自分の脳裏に残っている小説から得た想像のものが

真実のものとどれだけ違っているのかはわからないけれど

とにかく

とにかくこの患者や家族に対して国はむごいことをし続けてきた

自分がこの癩院の職員だったとしたら

自分が患者だったとしたら

その家族だったとしたら

どのように行動できたかはわからない

この隔離された病院で北条民雄氏はホントに若くして亡くなっている

病気に対し創作に対し彼はどんなに悔しかったかと思う


松下氏は何十年も前から原発など反対運動をされていた

そのような運動をしてどんな価値があるのかという問いに

心の中で反対を叫んでいても黙っていれば賛成者に数えられる

何もしなければそれも賛成者にまわされる

だから行動しなければならないと




私の住む自治会である反対運動をしている

いくら反対運動をしても

市は法律を盾に強行しようとしている

いくら情で訴えても

それが近い将来余計なものとなっていくとしても

市は数年かけてきた計画を白紙にしようとはしない

白紙どころか歩み寄ろうともしない

我々住民側にも裁判をしてでも勝つという気概が無い

強靭なる有力者もいない

部課長あたりと話し合いが繰り返されるばかりで

市長の意見を問うことも出来ず

市長の回答だという文書が配られるのみ

市の職員の中にこれはおかしいやろと言う人はいないのと問うと

ある職員は粛々と仕事を進めていくことしかできないという

職員だから生活がかかっているから仕方ないと思うけれど

あとは

座り込みかハンストしか残っていない

ハンストなんて今時あんまり聞かないし

そんな勇気はないし生活がある


でもな~


このまま黙っていれば

賛成したことになってしまうのだろうか

それでは納得できない

その1になれば誰か賛同して協力してくれるだろうか

もうみんな諦めに変わってしまったのだろうか


コメント
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