ほんとはね…

ほんとはねほんとは
羨ましくて仕方ない

そばにいられる人が
そこにいるのに

お互いの我儘で
取り返しがつかないほうへ

向かわせている二人が
羨ましいのよきっと

支え合うことがどんなに
いとしいことか

それをお互いに放棄している
貴女達が悔しくて

それは叶わない自分の思いを
重ねて悲しい

寄り添うことが無理なら
せめてそんなに責めないで

責めていると心がおれる
見てる人達も心がおれる

ほんとはね
寄り添えられるのに

寄り添わない貴女達が
羨ましい

突き放すのが本心なら
さっぱり嬉しいはずで

そんなにいつまでも
腹はたたないと思うよ

ほんとうはね

ほんとうはね
逃げ出したい

毎日毎日
憎しみあいを見ると辛くなる

そうじゃないよと伝えても
伝わらないから

貴女は正しくて
余計なことなのかもしれないけれど

貴女の頑張りが伝わらないのは
ホット出来ないのかもしれないよ

そうでなくて相手はあまりにも
我儘なのかもしれないけれど

貴女はその我儘を今まで
許しすぎてきたのかもしれない

だけど
もうそんなに

周りに重い空気を
漂わせないで欲しい

みんな貴女に
話を合わせているけれど

ほんとうは聞くのは辛いよ
逃げ出したいよ

ほんとうは悪口なんて
聞きたくないよ

逃げ出したいよ
その重い空気から

近朱必赤！！

近朱?
類は友を…?

よくわからないけれど
自分の幸せをどう感じていくか

他人からの目でなく
自分の感覚として感じる幸せを

欲も幸せも
果てがない

足元に咲いている小さな草花が
壮大な草原に咲く花々にだって

負けない爽やかさと
幸せをくれるかもしれない

これでもかこれでもかという
贅沢と権力のなかにいても

感謝することも満足することも
出来ないでいるかもしれない

出来ることなら
幸せを感じていたい

小さな花を見て大きな幸せを
感じてもある日

飽きるほどの贅沢の中で
幸せでないかも知れない

幸せでいられたら
優しくなれる

近朱必赤
類は友を呼ぶ