孫の運動会

快晴のもと
新一年生の孫の運動会があった

全校児童60数名
過疎の村でなく

まあ昔風に言えば岬の・・・
とでもいうのか

県庁所在地の地方都市
やはり人口減少で児童も減る一方

そのうち分校とか廃校なんて・・
ことがないことを望みたい

空の青と
山の緑と
潮風に包まれた

明治9年開校の歴史ある小学校
校庭もなかなかの風情

そんな中で子供たちは
ダンスにかけっこに競技に頑張った

けれど
なにか

なにか
ひっそりとしていた

運動会に付き物の
にぎにぎしい音楽がない

入退場門を飾る花がない
運動場に巡らされる世界の旗がない

それでも
プログラムが進むうち

その静けさになれて
小さな運動会を楽しんだ

人数が少ないうえの複数学年や
全学年参加の競技があって

なかなかに
なかなかなものだった