風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

仙人暮らし

2023-03-24 02:49:36 | こころ
数年前に知り合った老人がいる
おそらく年上だろうと思うが

あえて年齢は聞かない
このところの個人情報のタブーではない

数歳上だろうと聞いて
歳下のことがままあるのが恐ろしい

その仙人さんから葉書が届いた
お礼と近況等がかかれている

そしてご自分の意図したい処に
カラーの下線があって横書き

私は葉書や手紙文は縦書きだ
やはり年下?

で仙人さんの住まいは同じ地区で
1、5kmほどの距離

歩いて15分自転車では5分ほどの距離
電話も車も持たない暮らし

菜園で作った野菜や花を時々
留守の折りはメモと共に置いてある

先の休日に小松菜を下さって
庭先のプランターに群生している

花のまだ苗をおすそ分けした
その花が満開だとお礼の葉書

庭の古木の花に野鳥が飛んできては
ついばんでいるとか

仙人宅はそうした花木が雑多に
咲いている

手入れはされてない風で
古い木々が生い茂っている

玄関から家の奥の庭は
ブロック塀で囲まれて見えない

木々は気ままに伸びているようで
手入れしているようには見えない

仙人さんの髪の毛も
手入れされてるようにも見えない

白く長く伸びてザンバラ風
何を私は書いてんだか

私は仙人さんの暮らしに憧れる
必要最小限の暮らし

必要なメモとペンを携行し
自然を愛でる暮らしああ憧れる

もう少しして花が咲いてきましたら
お城の方にも出かけてみたいと綴り

そして私の健康に
気遣いくださって終えた葉書

なのに私はsdgsだとか
自然環境保護だとか願いながら

仙人暮らしに憧れながら
私にはできないなどと

夜更かしして
お一人様の時間を過ごしている

一人暮らしに掛かる
エネルギー消費量は

5人暮らしの5分の1では済まない
しかし一人住まいだから

節約するもしないも自分一人の
思いのまま

その自分の心の世話が
なんとも難しい



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