風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

偶然なのか必然なのか

2023-04-14 07:51:25 | こころ
寺田寅彦随筆選集の金曜日を読んで
金金金の不思議に取り憑かれていた頃

100km程はなれた町に住む娘から
図書館へ行ってきたよと写メがあった

一冊の本を孫に持たせた写真は
安重根と伊藤博文(中野泰雄著)

そして中のページの写真が数枚
所々マーカーしてある

面白いから読んでみて!
『本一冊分の写メ要らんで~借りて読むから』

小さな町の小さな図書館
『あんまり本無いんよな』

彼女は本を沢山持っている
ほとんどが料理本とか心理的指南書で

全て私のところに置いていったまま
私は娘の本はほとんど読まない

『小説は嫌い、漫画も嫌い』と
小さい頃から本とは無縁の娘

小さな町で行くところがなくて
新入園のお兄ちゃんのならし保育の

ほんの1時間あまりの暇潰しに
手に取った本が娘の目に止った

たまたま私の乗っかった金金金と
不思議に合致した不思議

この不思議は寺田寅彦先生のいう確率で
色んなことが起きているなかで

たまたま合致したことを偶然の不思議と
ことさら誇張するから

へーとかはーとか同調するのだと
それが社会的な事柄だと拡散されていく

あーでも偶然
だからロト6どの数字を買おうと

当たる確率は同じ?
前回1等の数字も今回当たる確率は

他の組合せと
同じなのだろうか?
確率の計算なんかを考えたら

私の頭に
黄砂よりもひどい靄がかかる


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耶蘇の金曜日

2023-04-14 00:42:50 | こころ
地震雑感 (寺田寅彦随筆選集)のなかに
金曜日という随筆がある

そうキリストが受難した金曜日に例え
過去に総理大臣が3人襲撃されたのが金曜日で

不思議な暗合であるという話が
もてはやされたという

3人というのは
次に書いた3人+1人

寺田寅彦氏は1935年に
亡くなっているから

安倍晋三氏の襲撃されたのは知らない
その安倍氏が襲われたのも金曜日だ

早とちりの私はまんまとこの不思議に
何か神の仕業であるかのように乗っかって

氏の随筆には総理大臣とはあるが
名前はなかったが調べてみた

(☆∀☆)
首相 浜口雄幸
1930年11月14日(金)
犯人 佐郷屋留雄

首相 原敬
1921年11月04日(金)
犯人 中岡こん一

首相 伊藤博文
1909年10月26日(金)
犯人 安重根

それに
安倍晋三元首相も金曜日
2022年7月8日(金)
犯人 山上徹也
(☆∀☆)


寺田寅彦氏は物理学者で随筆家
耶蘇の金曜日といいながら

「金金金」と金3回の確率も
「木木木」と木3回の確率も

「木金土」の確率や「月水金」の確率も
343分の1だというのだ

そして事件が
「木金土」の組合せで起きていたら

誰も不思議がらないだろうとある
安倍元総理の金曜も加えると

確率はもっと低くなるが
月水金土の確率とも同じで

寺田寅彦氏は金曜日をとりわけ
不思議がる必要はないと言われるだろう

安倍氏の事件は寺田寅彦氏が亡くなって
87年後の事件である

地震等の防災について
人の心理の隙を突いて

納得させてくれて
今も変わらない心得が書かれているが

人の心は金金金のように都合のよい部分を
誇張するようであるらしいから

100年近くの周期で起きる地震も
どれを起源の100年なのか

古来から起きてきた地震の周期は
いつどこで起きても不思議はない

そしてそれは
関東 関西 四国 北海道 九州

どこまで及ぶものなのかわからない
そして

戦争は話合いによって時期を変えることも
止めることもできるが

地震には待ってくれとかいつ来るのかとも
聞けないのであると!言われる

(どうも戦争を始める輩は人ではないのか)
(話し合いなど出来ないらしいよ!先生!!)








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